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オーディナル~昼は女子高生、夜はヒミツのエージェント  作者: Froncs
2章:爆弾魔逃亡作戦編
134/275

No.134 空を駆ける白黒フリフリメイド

 ブルルルルル……



 またしても、上空から急接近。

 今度は4枚プロペラの、無線ドローン。

 それが同時に、複数四方向から向かって来た。



「まずい!今度はドローンが!」



 こちらの戦闘員は、露草奈留つゆくさなるを除く3人だ。


 それらを同時に撃ち壊さないと、一つでも逃せばバッドエンド。


 さすがに俺たちは、別方向のラジコンターゲットを撃ち落とす事は困難だった。


 そして情けないが、俺の持つアプリケーションに遠距離対応の攻撃手段が無い。



「こんなとき、スナイパーがいたら……!」



 『オーディナル』に掛けている要因の一つ。

 しかしそれを今嘆いても仕方が無い。



 俺がスマートフォンでも投げつけてやろうかと思っていたところで、ルビーがある事に気がついて笑みをこぼす。



「……よ、よし!ベストタイミングだ!」



 ルビーにつられて大通り交差点の方を振り向いた。

 するとそこには、猛スピードでこちらに近づいてくる黒のバンに気がついた。


 その光景は、あまりに現実離れが過ぎていた。

 


 何故ならそのバンは4つのタイヤでーービルの壁を垂直に、高速で走り抜けてきていたからだ。



「なっ!?車が壁を走ってる!?」


 

 壁を走るその黒いバンは、空中接近するドローンよりも早く、そして跳ぶように俺たちの目の前に着地する。


 荒々し過ぎる登場に、俺たちは呆気に取られていたがーー運転席の窓が開いた瞬間、俺は安堵の胸をなでおろす。



 見覚えのある女が、白と黒のフリフリメイド服衣装で、ハンドルを握って座っていた。



 窓から顔を乗り出し、震えた声で言ったのはーーJewelryのメンバー”アメシスト”だった。



「は、早く乗ってください!脱出しますですっ!」



 窓から顔を乗り出し、震えた声で言ったのはーーJewelryのメンバー”アメシスト”だった。



「は、早く乗ってください!脱出しますですっ!」

 


 ルビーを筆頭に、急いでバンの後部座席に、駆け込むように乗り込んだ。



「お前達急げ!」

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