表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オーディナル~昼は女子高生、夜はヒミツのエージェント  作者: Froncs
2章:爆弾魔逃亡作戦編
133/275

No.133 私達は狙われている


『アプリケーションーー”ナノハンドガン”』



 小型拳銃を呼び出して、すぐさま向かってくるラジコン飛行機に照準を向けーー


 

「全員伏せろ!」



 それこそ全員にお構い無しに、俺たちが伏せる暇なくルビーが発砲。


 ズダン!


 銃弾がラジコン飛行機に直撃した瞬間。



 ズガーン!!!



 空中でラジコン飛行機が、激しい大爆発を巻き起こした。


 先ほどの駅爆破程の規模でないにしろーー

 まるで花火が目前で打ち上がったかのようで、俺たち全員の体制は、その爆風で地面に崩れ落ちた。



「キャッ!」



 愛菜も奈留も、その予期せぬ事態に思わず声を上げる。


 ルビーの咄嗟の対処で、何とか俺たち全員に怪我はなく、驚いただけで事は済んだ。

 しかしこれには、心臓が破裂するかと思うほど驚いた。



「な!なんだ今の!?」



「……ラジコン爆弾だな」



 ルビーが再び銃を構えながら、辺りをキョロキョロと、激しく警戒。


 そのまるで映画のような発言に、俺たち全員もすぐさま立ち上がる。



「ラジコン爆弾!?でも何で!?」



「話は後だ!現実を受け入れろ!これで敵の狙いがハッキリしたな……!私達は今狙われている!」



「でもここには『シークレットコード』になる音羽柚木はいないぞ!」



ーー音羽柚木は俺だが、素性ルビー以外誰も知らないはず。



「敵からしてみれば、私達が音羽柚木を匿っていると考えるだろうな!」



 愛菜と奈留には、音羽柚木は逃げたと伝えてあるが、実際本当に逃げた訳では無い。



ーー俺がビーストに変身したのだから。



 連中が例え駅周辺を見張っていたとして、音羽柚木が逃げた行方が見つからない以上、コチラを狙ってくるのは自然だった。




 俺たちはあらゆる音や視界に敏感になり、そしてそれはすぐに気がついた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ