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オーディナル~昼は女子高生、夜はヒミツのエージェント  作者: Froncs
2章:爆弾魔逃亡作戦編
118/275

No.118 全てを凍らせる無敵の盾


「あぁ!どけぇ!」



 俺は叫びながら、夏代を避けるようにルビーの元へ駆け寄った。



「ビースト!?」



「俺は大丈夫だ!けどこいつら……特にスノウの防御をどう崩すか……!」



 俺は横目でスノウの表情を伺った。


 何度見ても、ヤクザとは無縁そうな純白がイメージの、ごく普通の美少女。

 だからとても、俺はスノウの事が気になって仕方がなかった。



ーースノウ……この子は一体何者なんだ!?



 今でもやはり藤田組に操られているのではないかーー

 利用されているのではないかーー


 そんな救いに対しての望みを考えているが、けれど自分から力を使い、夏代と秋雨を助けているように見える。


 そんな俺のスノウを見る視線に、ルビーは心境を読んでか怒鳴り散らす。



「おい!ぼさっとすんな!お前の考えなんか、手に取るように分かる!けど諦めろ!あの女は敵だ!今は自分が助かることだけ考えろ!」

 


 ルビーはかなり厳しいセリフを吐いたが、この場合反論が出てこない。


 

 俺は打開策を考えて、思いついた案があった。



「電磁波で遠隔的に、スノウのタブレットを狙って壊すか!?」



 しかし瞬間で、ルビーは俺の案を却下する。



「いやダメだな……!確かに”マグネティックパルス”の電磁波は、覚醒者のスマホさえも無力化させるがーー奴の”クリスタルウォール”は、そんな電磁波さえも防ぎ、凍らせる……!」



 白属性の防御力ーー


 それほどまでに厄介な属性だ。



 スノウはタブレットを、いつでもアプリ発動出来るようすっと構え、真っ直ぐな眼差しでこちらを見る。



「ごめんねビースト……貴方とは、お友達になれると思ったんだけど」



 スノウと、更に俺たちを挟むように立つ2人の敵。



 そんなピンチをーー救いの一手が舞い降りた。




「オーディナルーー認証コード”ナンバー・メイジー”!飛んでけ!」

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