異常、非日常、日常を求めて
<散りぬべき花をのみこそ尋ねつれ思ひもよらず青柳の糸>古今著聞集より
私、アイカという名前を持つ女は黒い髪ををひとつにまとめてゴムに結び、肩にかけている。涼しそうなワンピース、3000円もした長いスカート、ごく普通のスニーカーを履いている。私となりにいた賢者に尋ねた。「富士様子の古文はどんなことが書かれているんですか?」隣にいた賢者クリムゾンは答えた。
「今にも散ってしまいそうな桜だけを尋ねたのに、青柳の糸の下には尋ねる人も居ないとは、思いもよらないおさそいですよ だよお嬢ちゃん。」「へーどんな風に訳したんですの?」
「それはね。そこにある解説書の10ページを読めばわかるよ」
「アイカはね賢者様から直に教えてもらいたいの。教えてお願い。」
「ごめんな、今はできないんだ。」「どうして?」「ここの情景描写を書くから少し待って。」「そんな君には消しカスをあげよう。」アイカは賢者クリムゾンに机の上にある練りけしを投げた。
ここは服田村。人口2000人ほどの小さい村でアイカは村の隅っこの自分の家で、古典を教えてもらっていた。
「ねえねえ賢者様勉強疲れた外へ行こうよ。」 「うむ、よかろう。」アイカは麦わら帽子を被り家の玄関へと向かう。「あれ、ドアが開かない」 「引くのではない押すのだ。」「押しても開かないんだもん、何かおかしいよもしかして閉じ込められたかも」アイカは後ろにいるクリムゾンのほうを向いた。彼は{目が合う瞬間}という曲を歌い始めた。アイカはもう一度玄関のドアを見た。そこにはナイフをドアに刻んで円を描き、円の中に赤いインクで何語か分からない文字が塗られていた。
アイカと賢者がこの家に入ったときにはこんなものは見られなかった。これは誰かが仕組んだ
「魔法か、賢者様 私じゃ開けられません。代わりに開けてください。」
「な!これはハンライ語で書かれた呪文じゃないか!このにゃろうあからさまにてぬきで作っているのに協力なのが腹立つ。」
「開けられますか?」 「無理じゃなこのインクは神剣類族の血を使っておる。万物の性質を変える血をな。外に出たいならドアを開けるより壁を壊した方が早いぞ。チクショー」賢者は八つ当たりに床を思いっきり足で蹴った。「え?」床がパカッと開き、賢者は落ちた。「賢者様!?」どいうわけだか、アイカと賢者達は家に閉じ込められた挙句、落とし穴に落ちた。賢者クリムゾンの声が聞こえる。「目と目が合う瞬間好きだとああああああああああああああああああああああああああああ!」歌おうとするも失敗、アイカは賢者を救うべく割りと大きい穴へと飛び込んだ。 「賢者様!気を確かに!」
ん?なんだか蒸し暑い。ていうか苦しい体が動かせない挟まれているみたいだ
「ハッ」私は掛け布団の重力に逆らってを起こした。酸素を求めて荒い呼吸を繰り返す。私はベッドの棚にある缶コーヒーを手に取った。一口飲んであくびをする「神剣類族って私一度も会ったことないんだよなーどうしたら会えるかなー」そんなことをいいながらも夢から覚めた。顔は笑っていた今日は特別な日なのだ。待ちに待った生活が始まるのだ。「えへへ」
私は今、朝食をたべています、私の両親と一緒に。ここはダイニングルームだが結構広い中学校の教室の2個分の面積だ。そのうち半分は霧タンスによって埋められている。朝食のメニューは食パンに卵と牛乳を混ぜてフライパンで焼いたもの(名前忘れた)に私の大好物であるブドウだ。にしては量が少なく物足りないので後でおかわりするか。高宮の父である良平がブドウに練乳をかけながら
「人生最後の春休みはどうだった?」私は手で口を隠しながら「どうって言われてもねーこの2週間ずっと家に引きこもってただけだからね。あ、おとといお父さんと一緒に学校に行ったときは驚いたよ。地下にあんなにいっぱい本があったんだなんて思いもしなかったわ。」私は右腕、左腕を重ねて天井に向けてまっすぐに伸ばすと大きく左腕をひだりに右腕をみぎに広げた。ジェスチャーで何かしようとしているのだけは分かった。「だろだろすごいだろー」笑顔で嬉しがるお父さん。「なんだったらこのまま残って学校の先生をやっても良かったのに。」私は目を閉じて言う「確かにそうだけど私は」「過去に向き合いたいついでに言うと全異世界の謎を解き明かしたいって言うんでしょう。」
母、斉子が横槍を入れてきた「だからあんな馬鹿でかいところに行きたいと言いだすのよお父さん。」「もちろん」強い感情を胸そうに答える私。「いい猛火1つだけお願いしてもいい?」
「う」思わずいやな顔をしてしまった。正直お母さんのことは苦手だ。とてつもなく厳しい。
ソードアート音頭ラインに出てくるユウキの母親並みにシビア。さてどうする。ここで断ったほうがいいに決まってる。「うん、いいよ。」当分家に帰ってこないだろうし母のためにNOとはいわなかった。
「これをあなたにあげます。」斉子の右手にあるのは財布に入りそうな大きさの緑色のカードだ。(ポイントカード?)「なにそれ?」「あー知ってるぞ小切手だろ!」「ではありません。電子マネーです。母親としてのお願いは絶対に無駄遣いしないこと」「斉子、いくら入っているんだ?」「良平には内緒」「そうだよこれは母と娘の話なんだから。お母さんもし私がお願いを断っていたら?」
「あげなかっただろうね。」(あー良かった。うん断らなくて正解だった!)「お母さんおかわり、」私は皿を高く掲げた。「良平、何とかこの子をとめてください。」思わず顔が苦笑いになるお母さん「猛火、これで5回目のおかわりだぞ太るぞ。」
「それではお父さんお母さんいってきます。」玄関にて私はできるだけ可愛い笑み、声でそう伝える。「行ってらっしゃい気をつけてね。あなたは華道の誇りです。」母は手を前に重ねブサイクに
挨拶。父は「良平はここにはいないの仕事だからね。」「別れの挨拶ぐらい来たらいいのに」私はドアを開け外に出た。もうこの家に帰る機会はあるのだろうか。フンッ私は鼻で笑った。
解説 実はこのシーン主人公泣いていました。「うわーん!」とか言いながら母に抱きつくシーン描きたかったけどどうやって書けばいいのか散々悩まされました。下手で申し訳ございません。
え?なんで泣いていたかって?しらん。 小切手じゃないさっきの緑の電子マネーには200万円円入っていました。話は変わりますが。これから高宮はケイオスというところに行きます。せっかくですし高宮猛火の設定を説明しましょう。
高宮猛火、先週高校を卒業した18才身長170cm体重50キロスリーサイズB78/W47/H73
わりと細っそい体にオレンジの髪がフィットした女性です。両親の影響もあってか小学3年せいの頃から、華道という所へ毎日行き華道独自の戦闘技術主に近接戦闘を学び続けます。バリバリ運動系の女子でしたが高校一年のとき、恋人である彼氏が第6次全異世界大戦を引き起こす元凶と化すというトラウマが起こり家に引きこもってしまいました。その後何とか学校と華道には通うようになったが
少し無口になりました。
戦闘スタイルでは刀を頻繁に使っていましたが。弓矢を使うようになりました、トラウマが起きたせいだそうです。本人曰く敵に近づく?いやだよ刃物で切られたらとんでもなく痛いんだからね。だそうです。高宮の母親から一言いただきました。
斉子・まあ厳しく育ったわが娘は智慧もあるし瞬間移動もできるし火矢という直径一キロを火の海にしてしまう弓矢もあるし優しいし細かいところまで目が届くし信頼はできますね。ただあの子たまに私を睨み付けてくるのよ。やめてくれないかしら。 以上解説でした。
・ケイオス
「あ!おはよう高宮玲奈さんだね。」「高宮猛火です。」「失礼、名前を間違えてごめんね、私はサーネル・グラム・オーシャンあなたの軍曹を今日から務める者です。」私の目の前に現れたのは、背中に狙撃中を預けている女だ。黒っぽい服を着て顔にメイクを塗っているが、口紅が唇に上手く塗られていない。はみ出していない。はみ出している。
「サーネル軍曹これからしばらくの間お世話になります。よろしくお願いします。」「よろそれじゃあ高宮、合格通知と一緒に届けたバッジを持っているね?」「はいっ」私は500円玉ぐらいの大きさのバッジを投げた。サーネルがキャッチするとポケットから業務スーパーでよく見られる商品のバーコードにピッピッピッピってレジ通す際に使うあの機械(名前忘れた)を取り出してはバッジに当てた。心地よい短い音がした。「確かにあなたはケイオスに入隊することを許された人ですね。サーネルはバッジをポイッと捨て足で踏み潰した。私に向かって何か飛んできた。真っ黒いマントだ。蛍光色である緑の線が2本走っている。「任務の際着用すること。手荷物の中にでも突っ込んでね。」
タイピングの練習として書いた。どうでしたか?
ん?ん?んーーーーこれは加筆修正というよりあれですね
キーボード叩いてて楽しかった。