おじいさんは街へ、おばあさん(幼女)は森へ食料探しに行きました。
自己紹介を終えた後、軽く話して決まった方針として
今いるこの小屋を拠点に周辺のモンスターを狩るなりしてシトクロムの人が来るのを待つ。
移動して良い範囲もこの森と俺が転生時に軽くお世話になったあの街だけ。
ひとまずそんな感じに決まった。
「じゃ、俺は周辺のモンスターを調査してくるぜ。」
「えっ、バーンさん何も装備しないんですか?」
バーンさんは、というか双葉さんもヤムさんも装備は着用してなかった。
まぁそういう俺も街で会ったあのおっさんの助言がなければ同じだったわけだが。
「あ?そういや、ミナト。装備ってどこで貰ったんだ?」
「街のギルドで無料で貰えますよ!」
「そうだったのか!じゃあ俺は先に装備を貰いに行くぜ。」
そう言い残しバーンさんは足早に小屋を出て行った。
「私は周辺で食べれそうなものを集めてくるです!」
「気をつけてね。一緒についていこうか?」
「それには及ばないです!私も才能の力を貰っているですから!」
そういえば双葉さんって結構変わった話し方してるよな。
無論それも“かわいい”の一言しか生まれないが。
双葉さんはよいしょと声を漏らし大きな籠を背負って小屋を出た。
双葉さんの才能ってなんろうか。
というか他の人の才能は自己紹介でも言わなかったしな。
まだ把握していないだけかもしれないが・・
「ヤムさんは行かないんですか?」
ヤムさんは無言のままこちらに視線をよこし
小さく頷いた。
というわけでこの小屋には俺とヤムさんがお留守番という状態になった。
無論、俺はもう外に出たくないと思っただけなのだが
しかし、やることがない。
流石にゲームもなにもないしなぁ。
ルナに頼む願い事、地球みたいにオンラインゲームが出来るようにしてください
っていうほうが案外楽できたかもしれない。
後悔先に立たずとはこのことか。
とりあえず今できることを探そう。
そう思った俺が席を立った瞬間。
「伏せろ!!」
ネムさんが突然大声でそう言ったのとほぼ同時に
小屋のドアが吹き飛んだ。
何が起きたのか把握できていない中
俺の目に飛び込んできたのは大剣をかついだ
上半身裸の筋肉質な男だった。
それ以外の特徴としてうさぎのような赤い目をしている。
俺達と目が合うと、男はキシッと不気味に笑った。