他の転生者さんと合流したら幼女に癒やされました。
予約投稿を間違えて15時のまま設定してしまっていたため、投稿遅れました。
自分の能力が分かった俺は、ひとまずもう一度さっき人がいた小屋まで戻った。
「あの~。この辺で集まってる人たちって見ませんでした?」
先程来たときは二人いたのだが、小屋の中に入ってしまったのか今は小柄な女の子一人しかいなかったので、その子に話しかけた。
「えっ、もしかして他の現実から来た方ですか??」
「あ、はい!もしかして君も?」
少女は可愛らしく頷いた。
「私、双葉撫子っていいます!ブローディアから来たです!」
花の人か。凄い日本人みたいな名前だけど・・
日本って言っても通じないだろうなぁ。
「桐生 湊です。よろしく、双葉さん。」
とりあえず簡潔に自己紹介を済ませた。
それにしても可愛い。
年はルナと同じくらいだろうか。
ルナも可愛かったが、双葉さんの可愛さはまた違って
幼女特有のフワフワ感と言うのだろうか。それがまだ抜けきってない感じだ。
おっとりしていてついつい手を出してしまいそうだ・・
って何を考えてるんだか。
「ミナトさんですか。よろしくです!」
あぁ、かわいい。
「中に他の転生者さんがいるですよ!」
ずっと双葉さんと話していたいが
とりあえず中にいる人にも挨拶をしに行くことにした。
「お邪魔します・・」
木で出来たドアは軽く押すだけで簡単に開いた。
「おー!いらっしゃい! 狭いけどまぁ、寛いでくれや。」
中に入ると、赤い髪の割りと筋肉質な人が出迎えてくれた。
もう一人、黒髪・・というより少し青っぽい髪の人が椅子に座っているが
こちらを見ただけで特に何もなかった。
ちなみに内装は部屋の真ん中に木で出来た大きなテーブルと、五人分の椅子
右を向くと、恐らく石で出来ているキッチンと階段が見える。
いかにも森の中のシェアハウスって感じだ。
「あ~っと、兄ちゃんは他の現実から来たんだよな?」
「はい!地球っていう現実から来ました。」
そういえば地球って何の現実なんだろうか。
今はそんな関係ないのでまた今度機会があったら調べてみるか。
「そうか、君が地球から来た人だな!俺はバーニング・ハート。カムイっていう現実からここに来た。長いし、バーンって呼んでくれ。」
バーンか。いかにも火を使いそうな感じの名前だな。
「で、こいつが・・」
「ヤムだ。ネレイデスから来た、よろしく頼む。」
バーンの発言に被せるようにしてヤムさんは言った。
ここは同じ転生者同士仲良くしたいので俺も挨拶しておく。
「桐生 湊です!よろしくお願いします!」
「ミナトか、よろしく!」
バーンさんはなんだか気さくで話しやすいな。
ヤムさんも悪い人じゃなさそうだし。
「あとはシトクロムの人がまだだな。」
鉄の現実のシトクロムから転生してきた人もいい人だったら良いなと思ったのであった。
双葉撫子:花の現実ブローディアから転生した身長150cm無いくらいの茶髪の女の子
ルナよりも子供っぽいくて、髪色は茶髪
[名前の由来は勇敢という花言葉を持つ撫子と人の幼少のときをもいう双葉]
バーン:正式名称は「バーニング・ハート」
業火の現実カムイから転生した二十代後半くらいの赤髪の男。
[名前の由来は心臓が燃えているような熱い男の人という感じです]
ちなみにバーンの由来は後付です。
ヤム:海底の現実ネレイデスから転生した身長170くらいの男性。
髪色は青く、年齢はバーンと同じくらい。
[名前の由来はウガリット神話に出てくる海と川を神格化した神様から]
ル○ンに出てくる五右衛門みたいな感じをイメージして書いていきます。
修正点
改行含む35行目(PC版表示)での双葉さんの発言に違和感があったので修正しました。
修正前
「中にネレイデスとカムイの人がいますよ!」
修正後
「中にも他の転生者さんがいるですよ!」