表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/8

ステータスを測定したら明らかにバグっていました。

「ギルドにようこそ。」


おっさんに言われたとおり歩いて来た俺は、無事ギルドを見つけることができた。

そしてギルドに入ると、ちょいヒゲを生やした非常にそれっぽいこれまたおっさんに声をかけられた。


「このギルドに来るのは初めてですか?」


「はい。初心者用の装備をもらいたくて。」


「かしこまりました。冒険証はお餅ですか?」


「えっ」


「えっ」


「冒険証はお持ちですか?」


「あ、あぁ。お持ちじゃないです。」

5年間も引きこもっているとこんな些細な事でも反応してしまう。

引きこもりは別に関係ないかもしれないが。


「そしたらこのギルドで発行できますが、作られますか?」


ぜひ!と言いたいところだが

発行手数料とか年会費支払いのためにカードの登録が必要だ。なんて言われたら

恥ずかしい思いをすることになる。なんていっても一文無しだからな。俺。


「その、お金とかって必要になりますか?」


「初回は無料ですよ。ただ、無くされると再発行に5000Gギル必要になるので気をつけてくださいね。」


これは勝つる。

タダより怖いものは無いとはよく言うが、タダしかすがるものがない俺はありがたく作らせてもらうことにした。

「それでは、本人確認と能力値の測定を行いますので奥の部屋へどうぞ。」


そう言われて案内された歯医者のレントゲン室を少し広くしたような

薄暗い部屋。

そして、真ん中にデカデカと魔法陣が描かれている。


「では、この魔方陣の中心に立ってお待ち下さい。」


俺は言われたとおり魔法陣の一番小さな円の上に立った。

すると、ここまで案内してくれたおっさんが何やら唱え始め、次第に魔法陣が発光しだした。


「な、なんですかこのステータスは・・・!


光がおっさんの手の内に集まっていき、どこからか現れた紙を見ておっさんは驚く。


「ど、どうしたんですか?なにかあったんですか?」

気になったので聞いてみる。


「えっと、ミナト・キリュウさん」


恐らくおっさんの持ってる紙に書いてあるのだろう。名前で呼ばれた


「これがあなたのステータス表なのだが・・・」

そう言っておっさんは紙をこちらに渡してくれた。

その紙に書いてあった俺のステータスなのだが、たしかに不自然だ


――Minato・Kiryu――

 *STR:80

 *INT:63

 *SPD:99999

 *LUK:???

 *VIT:58

 *MEN:8200

―――――――――――


俺はこの突っ込みどころだらけのステータスを見て、これを才能だと感じたのであった。

文字数を目標ピッタリの1,000字にしたら終わり方が微妙になりました...

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ