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夢と青春
浩一・真由美 許してくれ、一人の生活は、とてもやりきれない。
お前達のためと思い、一生懸命仕事をするがすぐ酒に変わってしまう。お前達が一緒に居たなら、このような事はないと思うが。
しかし、今、現在お前達が居ないから安心して仕事は出来るが、浩一・真由美の事が心配で・・・
分かってくれ、お父さんの気持ち、お父さんは一人になるのが一番 嫌なのだ。
苦しくてもいい、みんなと居られれば苦しい事を苦しいと思わない。
この頃、船の夢を良く見ていた。
広い海、大きな船、そして仲間、制服。
朝起きて夢と現実が分からなくなる時がある。お前達が居た時は、そんな夢は見なかった。
浩一・真由美 青春は二度と来ない。
たった一度の青春どのような青春を送ろうとそれはお前達の自由だ。
しかし、本当にあとで思い出しても涙が出てくるような、美しく、自分の持っている力を出して、そして綺麗な
青春を作ってほしいと思っている。
私の青春は海と船だった。
浩一・真由美の青春は何だろう?
自分の子供達に話しを聞かせられる青春時代を送ってほしい。




