生きてる価値
日曜日だと言うのに仕事に出た。
一日の仕事が終わり真っ暗な家に帰り風呂に入り、また一人で酒を飲む。
浩一・真由美の声が聞きたくて孤児院に電話をしようと受話器を取るが戻したり取ったりまた受話器を取ったりと幾度となくためらってしまう。
子供達に会いたくて、本当に会いたくて・・・
浩一・真由美、お父さんは挫けそうだよ 一人になるのがやだ!一人になるのが辛い!寂しい、もしお前達が居なかったら、お父さんは死んでしまいたい。
一生懸命 仕事をしても誰のために働いているのだろうか
浩一・真由美 一日も早く一人前の人間になってほしい。
早くそんな日が来ないかな
こんなに寂しい、悲しい毎日あと何日続くのだろうか
こんな気持ちはいつまで続くのだろか
二人の子供達のために生きなければならない。せめて、二人の子供達が自分で生活出来るまではと思っていたが、これが精一杯だ。
もう生きていても仕方がない。
このような考えを持っててもあたり前だと思う。
酒・酒・酒そして仕事、面白もなく可笑しくもない、張り合いのない生活、こんな人生、生きていても仕方ない。
最近こんな考え方をするようになってしまった。
もう女なんてこりごりだ。
浩一・真由美 お前達が大きくなって母親を思う心は分かるが、あの女は最低な女だ。
これから、沢山の、もっと多く二人の子供達に幸せが来る事を祈らずにいられない。
浩一・真由美 お前達二人を本当に心から愛している。
一生を共にする人は、心の眼を大きく開いて良く見て幸せになってほしい。
お父さんみたいな人生を送ってほしくない、心から祈る。




