アーバン・スイーパーズ 「ダストシューター」07
「PWプレイヤーズ」の名前の由来だけど、いじめ被害者がどれだけ凄惨な死にざま晒しても「プロレスごっこだった」で言い逃れる学校関係者がいるでしょ?それに対する皮肉ね。「プロレスならいいじゃん」ってさ。
さて「2番」。
それこそ3番をぶっかまして入院生活にしたとしても、SNSなんかで怨嗟を拡散させたり、下手すると病院のベッドからいじめ指令を出し続ける様なマフィアのボスみたいなのもいるのよ。
下手人がハッキリしてるのに尚逆恨みして恨みを持ち続ける様なのもいるのね。
どうして「自分が悪い」って思考にならないのか本当に分かんないんだけど…まあそういうのもいるわね。
こういう場合はもう一歩進んだ対処法を実施します。
病院から拉致して…そうねえ、夜の学校とかに持ってきます。
一度くらいなら経験あるよね?
夜の学校くらい怖いところ無いよ。何でかねあれって。
でもってこいつは一歩も動けずに尿瓶使うような生活してるのに目が覚めたら深夜の学校だよ。
でもってひゅーどろどろで血まみれの首つり死体みたいな特殊メイキャップの役者さんが入れ代わり立ち代わり脅かしに来るのね。
まあ、いい年こいた大人ならどうってことないだろうけど、ガキにゃあコタエるよ。うん。
何回気絶しても気付け薬で叩き起こしちゃあ、目の前で人の首をのこぎりで絶ち落とす…もちろん特撮ね…みたいな残虐ショーを延々見せ続けるワケ。
一晩中そんな調子で、朝になる頃にはすっかり精神的に真っ白になってるから。
ま、臭いものは元から絶つってことよ。これが「2番」ね。
…まさか「そこまでやる必要があるのか?」なんて言わないわよね。残念ながらいるのよ。生まれながらの「社会不適合人格」みたいなのが。「反社会性人格」でもいいけど。あんたサイコパス扱った海外ドラマとか観ないの?
分かると思うけど、中には「2番」にも全く動じない物凄いのがいるわけ。
はっきりいってこのレベルになってくると、もはや子供の肉体で制服着て学校行ってるのが悪い方向の奇跡みたいな一種の「モンスター」だね。
だって想像してごらんよ。
あんたが仮にいきなり他人の家に踏み込んで家族を惨殺した挙句、死体を適当に処理してそのまま遊びに行って、人を殺したことも忘れちゃったり出来る?
普通は出来ないよね。
それこそ不可抗力、過失致死で殺しちゃったとしても一生思い悩むし、枕元に立ちそうな気がするじゃない。
でもいるんだって。朝食のシリアル食らうみたいに当たり前に人を殺して平気な人格の人間が。たまたま年若くて学生やってるだけだからそいつ。
分かってきたと思うけど、この次が「1番」ってことになる。
(続く)
*「PWプレイヤーズ」
「アーバン・スイーパー」の実行部隊の中の下部組織で、非常に特殊な分野を請け負う。
いじめ集団などに対し、転校して編入した後に全員を痛めつけ、大けがをさせるのが目的。
名前は「プロレス・プレイヤーズ」の略称。いじめ相手が死んでしまってすら「プロレス遊びだった」と強弁する教育関係者への皮肉から命名されている。
*対処法3番
対象者に対し、「両手・両脚」を骨折させること。これによって歩いたり活動したりすることが出来ないため「物理的」にいじめや悪行を一定期間停止させることが出来る。被害者の差し迫った生命の危機を回避するために行う。後遺症の残る首筋及び脊髄を狙うことはせず、腱や神経を傷つけずに単純骨折させるのがコツ。
・対処法2番
対象者に対し、精神的な脅威を与え、正常な社会生活から隔離させる。
具体的には拉致監禁して一晩中、恐怖体験をさせるなど。精神崩壊を起こして正気を失ったり、恐慌の余り自殺したりする例もあるが、基本的には3番と同じく「対処療法」である。
【用語解説】
「アーバン・スイーパーズ」(都会の掃除屋)
非合法組織。
「皇法子」
現時点で不明。
「ダストシューター」(ゴミ捨て屋)
「アーバン・スイーパーズ」対いじめ部門。
「手紙部門」
「アーバン・スイーパーズ」の一部門。
「手紙作戦」
加害者に被害者(故人)を装った手紙を出し、精神的に追い込む。
生きている限り何十年でも続く。