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幸せな別れ

幸せな別れについて考えて書いたものです。


一期一会には必ず別れがある。

いや、まあ当たり前の話なんですけどね。

静かに考えてみると深い話じゃないですか?

一度の別れ。絶縁、絶交、疎遠をどう考えるのか。


まあ誰しも一度は考えるんじゃないですかね。

卒業式とか、彼女にフラれたときとか。僕もじいちゃんが胃ガンだってわかったときには考えましたし。

人との付き合いの最後ですよ。


みんなこう言うじゃないですか。

別れだからこそ。笑ってほしいって。

某曲でも私のお墓の前で泣かないでください。と言うフレーズが印象的ですよね。


泣かないでほしいって。なんですか。

考えても見てくださいよ。

涙のない卒業式。卒業を喜ぶだけ。

涙のない彼女にフラれた後の月夜。月が綺麗だなー。

涙のない葬式。惜しい人を無くした。それだけ。


だ、なんて極端なこと言ってもしかないんですけどね。

そんな無情な人は滅多にいないでしょうし。

やっぱり泣いちゃいますよ。


別れるときに相手に泣いてほしくないって考えもありますけど、僕は別れで泣いてしまうので。


卒業式。クラスの皆が一人一人涙混じりに言葉を残す中「俺は絶対に泣かないって決めてたんで、泣きません。

みんなまた会えるといいっすね」とか言おうとして言葉でなくて号泣しながら「あり……がと……。毎日がさ……すっげー楽しかっ……た。ありがとう!!」って言ってましたよ。僕は。


彼女いなくて泣いてますよ。


葬式で泣いたことはないけど、じいちゃんが死ぬかもって聞いて、人生最後を迎えようとする本人にどう向き合えばいいのかわからなかったし、考えただけで泣いてましたよ。


笑って別れを迎える条件。知ってますか?

いやむしろ、何故泣くのか。

幸せだからなんですよ。


幸せだからこそ、その幸せに依存したからこそ。

それを失った世界を想像できなくて、想像したくなくて、漠然と「不幸」だけがちらついて逃げたくなって、抑えきれなくて、泣くんですよ。


さて、次は自己紹介の時間としましょうか

筆者である僕自身、出会って過ごす時間が幸福で、それを失う事が涙を伴うことを知ってますし、仕方ないとわかってます。泣きます。

でも記しました通り、別れる時に泣いてほしくはないです。


矛盾してますよね。これについての説明。自己紹介です。


実は別れで泣かない方法ってあるんですよ。

相手を嫌うんです。あ、もちろん涙腺が頑丈な人なら普通に我慢できるかもしれないけど、僕は涙腺が華厳の滝なので相手を憎まないと泣いてしまいます。

簡単。幸せを不幸にする。

別れだからこそ笑ってほしい。

幸か不幸かそれを叶えるのは、相手を嫌うと言う道なのです。


ようやくアイツと同じ教室から抜けれる。

我慢の限界。別れる。

やっと死んだか。待ちくたびれた。


自然、笑みこぼれる別れです。

クズの考えって思われるだろうけど、嫌な人との別れは幸せですよ。だから笑うんです。


僕はそれを強要するだけですよ。

大切なあなたが僕と過ごす最後の時間に笑ってくれず、涙を流すなら、僕は嫌われ、あなたの涙なんか見たくない。と。


実際、卒業式の日にクラス全員の涙腺を止めようと考えながら嗚咽もらして、大号泣してたけど。


でも、たまーに。思うんですよ。

これが僕の幸せなのか。と。

相手の笑顔を見ることが幸せか。涙を見ることが不幸か。


確かに別れてなお「ああしておけば」等と言う後悔するくらいなら未練も残さない別れ、憎悪の離別を選択すべきかもしれない。


だけど、相手にとってそれは幸せか。

自分にとって幸せか。


自分は相手に嫌ってもらおうとする。

その後の別れがお互いの幸せだとしても、嫌ってもらおうとするその瞬間、相手を不幸にしている。



涙は幸せだったからこそ流れるもの。

別れを惜しむ行為、後悔は尊い。

想われる人はどんなに幸せだろう。


別れを幸せにすると言うことは、その前の時間を不幸にすると言うこと。


嫌って別れてほしい。そう思ってしまう僕はやはり。

別れが怖くて仕方がないなかもしれない。

後悔が怖くて怯えているのかもしれない。


とてつもない幸福者なのかもしれない。



後悔するなら、幸福な人生を歩んだ証。

涙が溢れるのは心が幸せで満たされていたから。


別れた後に幸せに気づけないなんて、そんな不幸はないでしょう。

気づくから幸せなんです。

目をそらすから幸せなんかじゃない。




ありがとう。あなたのお陰で幸せでした。


あなたは、幸せでしたか?






卒業近づく時期なので書いてみました。

別れが怖くて逃げたくなるけど。もう少し立ち向かおう。この幸せな日々が最後の最後まで続くと願って。


皆さんはいかがですか?少しは考えに変わりましたか?

僕は考えを変えたいわけでは無いんですけどね。今ある意見は大切にしてください。


僕がこの作品を書くにあたったのは卒業が近づいてるから。

今が幸せだと実感したからです。

僕がこの作品を通して読者さんに何かを求めるのだとすれば。皆さん幸せですか?幸せなことを忘れていませんか?と、問いたいのと。

幸せすらも忘れていたなら思い出してくださいね?ってくらいです。


ってかあれですよね。

彼女に嫌われてるわけでもないのにフラれたりとか。友人と卒業した程度で関係が完全に絶たれたりって。どうかと思いますよね。


文章は繰り返しで申し訳ないです。下手なもので。

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