表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/31

13 手助け


 そしてイオちゃんは……



「時々、側を離れるけど、ごめんなさい」


 いいんだよ、イオちゃんのやりたいように頑張れば。


 知り合いの手助けのために、陰でこっそり『転移』で飛びまわってるんでしょ。



「バレバレ……」


 うん、優しいイオちゃんなら、きっとこうなるだろなって思ってたし。


"天使"のチカラ、無理しない範囲でバンバン使っていいんだよ、我慢しないでさ。



「この間、夜営していたイレージュナさんに、結構ヤバい魔物が近付きそうだったので、気付かれないようにこっそり瞬殺してきた」


「でも、こうやって知り合いがどんどん増えていくと、いずれ誰を助けるかを選ばなくちゃならない時が来る」


「そういうのは、なんか、困る」



 もっと家族や仲間を頼っていいんだよ。


 ナナさんも、メリシェラちゃんも、みんなだってイヤとは言わないと思う。


 俺は、こんな感じだから、荒事には役立たずだけどさ。


 それでも、なんかかんかは出来るかもしんないから、遠慮しないで頼ってね。


 もちろんこれからも今まで通り、いっぱいイオちゃんに頼っちゃうんだけど。



「家族だからこそ……」


 そゆこと。



「やっぱり、家族増量計画、急がなきゃ」


 あー、そっちは俺のペースを重視していただきたいですね。



「嫁以外でも、頼れる家族が増えるのは良いこと」

「つまりは、マシマシは正義」


 えーと、戦力重視じゃなくて、人柄重視の人選でお願いね。


 どんなに強くても、一緒にいて疲れるような人は、ご勘弁ですから。



「もちろん、心の相性も身体の相性も、両方大事」

「ナナ姉は相性抜群とお薦めした理由、お分かりいただけたかと」


 はい、その節は大変お世話になりました。


 イオタ先生の慧眼、実にお見事でした。



「良きに計らえ」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ