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11 お出迎え


 朝食・身支度諸々済ませて、


 野営の撤収作業もスムーズに終了。


 そして幌馬車旅の再開。




「本当にイレージュナさんとは何もなかったの?」


 ちょっとメリシェラちゃん、


 朝からオトナのしっぽり話しを聞きたがるなんて、


 そんなえっちっちな子に育てた覚えはありませんよ。



「うん、何もなかったって分かった」

「だって、ちょっとでもなんかしでかすと、動揺してるってひと目で分かるし」



「そうねえ、あの宿での狼狽具合といったら、ちょっと見てられないくらいだったものねえ」



「このメンタルの弱さを可愛いと思ってくれる攻略対象が現れることを祈るのみ」



 なんか朝から集中攻撃なんですけど。


 慰めてくださいな、イレージュナさん。



「はいはい、朝から見せつけてくれますこと」

「私だけで楽しむのはもったいないですから、あの人たちにも見せつけちゃってくださいね」


 へっ?



 ---



 なんか、町のみんなが出迎えてくれたよ。



 昨日から、心配してくれてたけど、


 アランさんのご家族が、逮捕は誤解だったって伝えてくれたそうで。


 そして今、町のみんなのお出迎え。



 やべっ、なんか泣きそう。



「本当にメンタル弱いね」


 ごめんね、メリシェラちゃん。


 歳取ると涙もろくなっちゃうの。


 大きくなったら分かるよ。



「まあ、そういうことにしておいてやる」

「それじゃ、あっちの方はよろしくね」


 あっち?




 この後、噂のスピーカーおばさんことレバンナさんにとっ捕まって、


 なんやかんやと、根掘り葉掘り、掘り掘りされましたよ。



 マジ泣きそう……



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