最終テーマ[ありがとう]
「なあ、佐藤・・・」
『どうしたんだ?四尾・・・』
「なんかさー・・・俺達、会ったこともない人たちから見られてるらしくてさ・・・」
『なにそれ?普通に怖いんですけど・・・。ストーカーか何かですか?』
「ストーカとかの類じゃないみたいだぞ。それに俺らのことを温かい目で見守ってくれてたらしい」
『よく分かんねーけど、有り難うございます・・・。これでいいのか?』
「いいと思うけど・・・ってか、最後くらいは屋上以外の場所にも行ってみようぜ!」
『え・・・?俺達、今日で最後なのか?それに、最後ってことは、もう高校にも通わなくていいってことか?』
「いや、それは草を通りこして大草原・・・じゃなくて、ハラッパだな」
『ハラッパ―?どっかの国の遺跡だかなんだかがある都市の名前だっけ?』
「まぁ、ともかくだ。校庭に行くぞ・・・」
『おい!!俺の言ったことは無視かよ?』
・・・・・・・・・・・・
「・・・まぁ、とりあえず校庭にやってきました~パチパチパチ・・・」
『よく分かんねーけど、来てみました?・・・で、いいのか?』
「では・・・ズボンのポケットからルーペを取り出して・・・」
『それで何すんだよ?』
「おっと、その前に・・・理科準備室から持ってきた耐熱シャーレの中に、そこら辺をほっつき歩いてる蟻を一〇匹入れます」
『おい!?いつそんなもん持ってきたんだよ?それになんで蟻なんかいれんだよ?いろいろと聞きたいことあるけど・・・後で理科教諭の佐々木に謝りに行くからな・・・』
「分かったから、後でちゃんとシャーレ返しにいけばいいんだろ。それよりこれ、何に見える?」
『えー・・・と、蟻が一〇匹だから・・・<有り難う>で合ってるだろ?』
「正解だ、佐藤・・・。ですが、ここで念のため本当にシャーレの中に蟻が一〇匹いるのか先ほど取り出したルーペで確認してみようと思います・・・」
数分後――
『・・・どうだ?ちゃんと一〇匹いたか?いるはずだが・・・ってか、なんか一匹、動くのやめてるけど大丈夫なのか?』
「それは・・・たぶん、ルーペに太陽光が当たって、うんたらかんたらあって蟻に直撃したから焼け・・・」
『あー・・・それ以上のことは言うな!とにかく、ここまで読んでくださった皆様、有り難うございました』
短い期間でしたが、ここまで読んでくださった皆様、本当に有り難うございました。
残すは番外編のみとなりました。ですので、次回が本当の最終回となります。
番外編もお読みいただけると有り難いです・・・・・・




