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 魔導蟲  作者: 七味とうがらし
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魔導蟲の移植作業

 そんなわけであれから一週間ダイの養蜂場で厄介になってます、ダイは毛皮で覆われてるから【蜂の針ってなんですかそれっておいしいの?】状態で作業が早いんですよ、俺はなれない作業に四苦八苦で蜂を相手に少しずつやってます。


 早馬が知らせを届けに着ました 「旦那~もうじき生まれますぜ~」ギルドにお願いした早馬の連絡係の兄ちゃんだった、大至急準備をしてセキとダイとママそれにミミとムムも馬車に同乗、この際だから一家全員魔法が使える様になりたいと言う切なる願いを叶えるため俺も努力する事に、


 この位の人数なら十分初乳は足りるので希望者を募ってみる、G・O・Dさんも魔法使いを増やす事に努力しているのでなるべく多くの人に施術するように言われているしね、合計30人集まった、けどむさいおっさんは次回ってことで女性と知り合い優先で合計20人ほどを別室に集める、今回あぶれた人は次回出産があった時に・・・って言ったら、いつの間にか人数増えてました、


 「今回お集りの皆様、この手術が成功すれば貴方たちのお子さんは魔法が使えるようになります、更にあなたも魔法が使えるようになりますから」そう言うとどよめきから歓声に代わり口々に感謝の言葉を受けた、が


 「手術には失敗もあります運が悪い時は命の危険もあります」


俺がそういった説明をすると、始め戸惑っていた人達も意を決して


「この地域は魔法が使えない人たちには辛すぎるんです、ある土地では酷い差別もあります、今のままの現状で生まれてくる子供達がこの過酷な世界を生きることの辛さを考えたら生か死かの賭けに出たほうがましです、」


皆の意思は硬い様だ、もっとも俺はこの手術失敗したこと無いんだけどね、一応念のための意思確認ってことで言ってみました、


別室で赤子の無く声が、


「生まれたようです、これから手術を開始します、」


やることは簡単、胸部を軽く切開して初乳をその切り口に入れて縫合するだけ、あとは感染症に注意すれば良いという物なんだよね、G・O・Dさんから教えてもらった特別配合された薬草の汁を傷口に塗布。


これで魔法使いが20人は誕生するはずだ、俺はG・O・Dさんから与えられた使命を果たす満足感と皆の幸せを願う心の達成感を感じつつうら若き女性の乳を凝視する。


 いやあくまでも切開部だからね、凝視するのは、乳輪がでかいな~とか乳頭が小さいなとか、そんなものは見ていませんから、と思いながら作業をしていると順番待ちしている女性の目が厳しくなっていってのはご愛敬。


 全員の手術を終えて休憩です、一人当たり10分もかからないけどさすがに20人分で3時間ちょっとの作業は精神的に疲れましたよ、あとは半年間の精神修行でGODさんの夢を見る所までサポートして行きます、


 あれから1週間手術の経過も良く全員無事切開部も癒着したので今日から精神修行です、その後はイメ-ジトレーニング全員なんだけど、魔法ってイメージが出来上がっていればいる程魔法が発動しやすくなるので色々な現象を見て記憶していくって言うのも重要な事なんだ、火の魔法でもたき火しか体験したことのない人と火山の噴火を間近で体験した人の火のイメージって大きくかわるんだよね、それが魔法の大きさにも係わってくるんだ、


「これから実演するのでちょっと見てください」


そう言って俺はファイアボールを作って見せて大きな岩に向けて2発発射、一発目は岩が一瞬火に包まれてから火が消えた、そして2発目、火の塊が当たった所は岩が削れたようになっていた、


 「火の魔法と土の魔法の合わせ技で作った火山弾ファイアバレットです、噴火した火山を見たから出来るようになったんだ、イメージ一つでこれくらい威力が変わってくるからしっかりイメージトレーニングをしましょうね、」


そんな自然現象の見学も修行になってるんだ、旅をする理由の一つにもなってるんだよこれってね、 っで これから半年間毎日座禅と精神鍛錬ですね、


 それから半年後、皆さん夢を見たそうですよ今回初めて聞く名前のG・O・D(グレ-トなおねいさんデスヨ) さんがいました、モーリャ一家の魔導蟲にリンクされているようです、






続く!

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