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 魔導蟲  作者: 七味とうがらし
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過去の遺産

俺とシローネ、ランは朝からヴォ-レン工房の地下倉庫に来て居る、


「じゃあオレはこの店の旦那と勝負して来るぜ」


「おう、負けるんじゃねーぞ」


「ランさん頑張ってくださいね」


「おう」そう言って正面玄関に向かっていった、


「さて、俺たちは昨日の続きだ」


「はい、兄者」


「今日はミスリルの精錬法を探してみよう、それっぽいのがあったら言ってくれ、


「はい」


 ミスリルは魔鋼と不明な金属で出来ている、その不明な金属の手がかりを探すのが今回の仕事だ、鉱石サンプルと見比べて色々探しているうちに#インゴット__鋼塊__#のサンプルを見つける、

その脇にルチル鉱石と書いたサンプルがあった、どうやらこのルチル鉱石を精錬したものがこのインゴットの正体らしい、


「随分軽い金属だな、」説明書きにはチタニウムと書いてある、そして使用法も残してくれてあった、


「シローネ、これを持ってみてくれ」


「何ですか、この軽い金属は、」


これの鉱石を集めて精錬し、魔鋼をある比率で合金にするとミスリルが出来ると書いてあった、


「ミスリルの元になる金属だよ」


「失われた技術で作られたと言われるミスリルですか?」


「ああ、しかしこの文献によると失われたのではなく、ルチル鉱石と言う鉱石を掘りつくしてしまった為ミスリルを作れなくなったと書いてあるんだ、それの代替品が有ることも記してあるけどね、」


 それで注意書きの最後に、【全て魔力を使って精錬しないとミスリルにはなりません、】と書いてあった、


 コーナ一族のミスリルで出来た鎧とかクレイモア、オリハルコンにアダマンタイトの武器とかで2~3回分一生遊んで暮らせる金が手に入ると聞いて俺は商売の方向性を大幅に変えていこうと思う、

食材、酒に調理は楽しむために売り買いする、

儲けるのは魔法金属の武具で掴むぜBIG MONEY!


「シローネ、次の目的地が決まった、ここに書いてある赤道の向こうの大陸だ、でも一回テンシンのギルドに戻るぞ、」


俺はそう言うとセキとセラ、ランに夕飯時に伝える、


「明日の朝からテンシンのギルドに出かける、用があるものは言ってくれれば連れて行くよ、」


「オレもいくぜ、」「シキとサキとママにも会いたいし一緒に行きたい」「私はセキが行くなら」


あれ?今さらりと気になる事言った人がいたけど、それはスルーで


「じゃあ全員4日間のリドの街のギルドとテンシンギルド行で大丈夫かな?」


「「「はい」」」


ってことで先にクローネのいる俺の故郷であるリドの街へ転移、


「多分俺はすぐに倒れてしまうから、リドの街のギルド、ジョンさんの執務室に直接転移するから、シローネはジョンさんに訳を説明してくれないか?」


「はい、わかりました、それで姉さんは1階の受付にいるんですね」


「ああ、そうだ、では転移するから全員俺につかまってくれ、行くぞ!」


リドの街のギルド、執務室で誰かが叫んでる、


「魔法だあああああああああ]


「まっほうのマンボでハ~ッウッ♪まっほうのマンボ~♪まほうのまちは~い~いな ウッ!」


ジョンさんが爪の先に火を灯しながら尻尾をふり乱し歌って踊りまわってるよ、


「ジョンさんおひさ、」


「うわっ、コージィ何故そこにいる!」


「ああ、転移魔法で...」 そう言って眠ってしまう、


「ジョンさんですね、私シローネと言います、クローネの妹です、コージィ様は転移魔法を使うと魔力を消耗しすぎて動けなくなるんです、ここで寝かせて頂けますか?」


「ああ、そこに仮眠室があるから運ぼうか、」


「ぼくがやるよ~」セキが御姫様だっこでコージィを運ぶとセラが頬を染めてそれをハアハアしながら見ていた」


「クローネ姉さんは下にいるんですか?」


「クローネの妹さんかい?、残念だがクローネはやめてしまったんだよ、魔法が使えるようになったから冒険がしたいと言ってね、名前も家名を名乗ることにしたと言っていたよ、」


「何処へ行ったか解りませんか?」


「実家に行くって言ってたけど、とにかく強くなりたいと言ってたんだが、修行の旅みたいだからな~各ギルドに連絡入れておくよ」


「では見つかったらテンシンのギルドに連絡してくれるように伝言をお願いいたします、」


「それと、クローネ姉さんは何か武器を持っていなかったでしょうか?」


「ああ、珍しいのを持ってたな、反りの付いた片刃の黒い剣だったが」


「その剣はミケーネ・コーナの霊廟から持ち出された物です、」


「じゃあ取り返すのか?」


「いいえ、魔法が使えるようになった時点でクローネ姉さんはコーナの名を継承し、正式に剣の所有者になったので問題はありません、」


「じゃあ、何故?」


「あの剣は魔力を吸い取る魔剣との伝承があったのです、魔力量が少ない者だと技を繰り出した後倒れてしまうと言われていました、コージィ様が倒れたように、」


「確かに、そんな剣使ってたら命がいくつあっても足りねえな...」


「その忠告だけは伝えておかないととおもったのです、」


「そうか、わかった至急知らせが各ギルドに回るように伝えよう」


セキはセラと一緒に食材調達して来るようだ、ここしばらくゴブ肉の調達してなかったからな~


ランは何か考え事をしながらギルドの執務室で酒飲んでた、


俺が目覚めたのは翌日の昼前かなり寝ていたようだ、


セキはギルドにある厨房で料理をしていた、


「うめ~これ何て料理だよ~」


「ほんとだ、すげ~うめ~」


「救世主ミケーネ・コーナの食べていたワンプレートですよ」 セラが答える


「ありふれた材料だけどすげ~なこれは、こんなうまいもん食ってたらそりゃ力もでるだろうな~」


「そうだよな~ ってなんで今日はいつも調理してる奴はどうしたんだ?]


「今日だけ交代だよ~」セキが言う


「セキ~腹減った~」


「コージィ、目が覚めたんだね」


「ああ、今起きた所だ、まだふらふらするがな」


「兄者おはようございます」


「ああ、おはよう、クローネは旅に出たんだって?」


「はい、各ギルドに#託__ことづけ__#をお願いしましたので、いずれ、連絡は取れると思います、」


「そうか、でも浮かない顔しているが何かあったのか?」


「クローネ姉さんはジュン・コーナ様の片刃の剣を持ち出していたのです」


「何かまずかったのか?」


「その剣で攻撃すると魔力を一気に使ってしまい気を失うらしいんです」


「ああ~俺が転移魔法使うのと同じ感じで魔力を失うのか、戦闘中にはそれじゃ使えないな、」


「はい、とっても危ないですよね、それで心配で、」


「クローネ姉さんは慎重な人だから多分大丈夫だとは思うんですけど、」


「取り敢えずその件はギルドに任せよう」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


テンシンのギルドまで転移してきます、



 「デイ、久しぶり 取り敢えず戻って来た...」


俺はいつものように倒れた、ってか寝てます、


セキは、サキ、シキ、ママに会うと「旅のなかまのセラだよ~よろしくね」


「初めましてセラと申します、セキのご飯に惹かれて一緒に旅をしています、」


 やはりそうだったんだね、セキに惚れたんじゃなくてセキの作るご飯に惚れちゃってたんだね、それでランはと言うとサリーちゃんの家に行ったみたいです、


 翌日俺は目を覚ました、ふらふらするが転移してから12時間くらいであった、何度も転移してたら休眠時間が少しづつ短くなっているようだ、これ繰り返せば倒れなくなるんじゃね?と思った、徐々にやっていくことにしよう、


全員ギルドに集まっていた、一人見慣れない少女がいたんだけど取り敢えずスルーして話を始める、


 「これからの予定なんだが...」「ちょっと待ってくれ」


そう言って言葉を被せてきたのはランであった、


「オレはしばらくテンシンのギルドに残ることにする、」ランが唐突にパーティ脱退宣言だ、


「仕事は楽しいし稼げるんだがちょっと爺さんが心配になっちまってな、オレは散々爺さんに迷惑かけてたし全然恩も返せてない事に気が付いたんだ、悪いが少しの間だけ抜けさせてくれ、」


そう言って眼帯に左腕を包帯で巻いた少女サリーちゃんを前に引っ張って来た、


「その代わりにこいつを旅につれていっちゃくれねーかな、オレの幼馴染でドワーフのハーフなんだが、思い込みが激しい所があるが、でも基本素直でいいやつなんだ、酒の味もちゃんと解る」


「初めまして救世主の御一行様、サリーと申します、なにとぞパーティーの末席に加えて頂けるようお願いいたします」


「別にいいよ、ランが認めている者なら何も問題ない、」


「ぼくはだいじょうぶだよ~」


「またすぐに合流できるんでしょ?」セラが言う


「私は兄者に従います」


「じゃあサリーちゃん宜しくね」


「デイ、近日出産予定の妊婦さんっているかな?」


「ああ、丁度いい所と言いたいんだが、乳の出る量が期待できないんだが」


「それでも頼めるかな、デイ」


「何とかしてみるよ、とりあえずシローネはこっちで移植を受けるって事でいいんだな?」


「はい、お願いします」


俺は念話でドライゼさんにシナノの街で移植をキャンセルの連絡をする、


「明日は新月だ、予定日も重なっている、生まれて来た赤ちゃんに初乳を与えたら一番で注射の手続きをするよ、コージィの頼みじゃ断れねえからな、」


「すまない、デイ」 


「いいって事よ」


「シローネ、明日魔導蟲の移植を行う、なに 心配するな、俺が付いてるんだ問題ない」


「はい、兄者」





 

翌日無事魔導蟲の移植作業は終わった、そして出発の日、


「ラン、すぐに合流できるように俺たちは他のギルドに着いたら次の行先を言っておくから、必ず追いついてくるんだぞ、」


「ああ、わかった、必ず追いつく、」


「絶対だよぉ」サリーが声をかける、どうやら身内と親しい者とは口調が違うようだ、


「必ずもどってきてね~」セキが言う、


「スイーツはランが一番だからね~必ず戻ってきてね~」 それは全員が認めている所だがセラが叫ぶ、


「一緒に旅を続けましょうランさん」シローネが言う


「おう、わかった、追いつけるように努力するよ」


「俺たちは南の大陸を目指すよ、ヴォ-レン工房の資料によるとそこでミスリルの元になる鉱石が出るらしいんだ、それを採掘したらまたヴォ-レン工房でミスリルの精錬を練習するからな、」


見送りにマレーとカイも来ていた、


「コージィ、俺にもミスリルの剣作ってくれよな」マレーが言う


「俺の弟子を頼む、思い込みが激しくて扱いずらい所もあると思うが基本素直でいい奴なんだ、宜しく頼むぜコージィ!」カイが真面目な顔して言ってきた、


そう言ったカイをうるんだ瞳で見ていたが、「師匠、必ず戻ってきますから絶対に待っていてくださいね」サリーちゃんがぽつりと言った、


カイは何を待たなければいけないのかと...




さて、南に出発だ、












続く、


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