魔法のマンボ
「きゃ~~~~まほうなのよ~~~~~~~~~~~~~~!」
「まっほうのマンボでハ~ッウッ♪まっほうのマンボ~♪まほうのまちは~い~いな ウッ!」
セラが爪の先に火を灯しながら銀髪をふり乱し歌って踊りまわってるよ、
そんな姿を見て俺が「セラお前もついに魔法が使えるようになったんだな、あれから半年、よく頑張ったな、って言うか、何故その歌を?」
「#G・O・D__グレートなおぢさまデスヨ__#さんとマンボを踊り続けていたら覚えたの、」
「そうか、多くは聞かない、ただそれを人前でやるのはやめた方が良いかもしれない、その事だけはアドバイスとして受け取ってほしい」
「うんわかったよ なるべく声に出さないようにしておくよ~」 残念そうな顔をしてそう答えた、
私は夢を見たのです、無駄にふっくらした#袖__・__#のジャケットを着てマラカスと呼ばれる楽器を両手に持ち巻きひげをはやしたとても陽気なおじさんが現れました、
そのおじさんが言うには、私の事はおじさんではなく【おぢさま】と呼んでちょ~~だい、っとピアノ買取のおじさんっぽく言ってきました、
それから私はマンボのリズムを体に刻み陽気に楽しくレッスンをしていきました、
すると「お嬢ちゃん、貴女は基本的な所は全ておそわっているのですね、良い師がいるようだ、これなら間違った方向に向かう事は無いと信じておりますよ、あとは自分の力を信じて良き進化をして下さい、アディオースと言って消えていきました」
今度のGODさん随分手を抜いてるんだな~と思いながらもそれはスルーしておきます、
今は更なる新たな商材を探しながらの旅です、今回はセキが丁稚奉公の為俺とランとセラの3人旅です
俺たちは一度漁師町を離れてストリナチヤウオッカのイワンおじさんの所まで商材を買い付けに行ってますイワンおじさんに新鮮な魚をお土産に持って行きました、内陸のこの街は新鮮な海の魚が珍しいので刺身を作って御馳走しました、ちょっと生魚は敬遠されたようだけど、食べてもらったら喜んでもらえましたね、
それと今回の行商の旅で一つ魔法が増えました、転移魔法です、実は財布をイワンさんの家に置き忘れてしまったんです、気が付いて非常に焦ったんですよ、焦りまくって早くイワンさんの家に行かなければ、と言う思いが凄く大きくなり 気が付いたら転移していたんですけど、精神エネルギーをごっそり持って行かれました、魔力切れで失神する所まで来ましたね、動けるようになったのは翌日でしたよ、緊急以外使えないですコレ、
酒仕入れたのでジン、ラム、テキーラ、ウオッカのおじさんの店に酒を卸しに移動しました、当然カクテルはランが味と手順を確認、これは各店舗で特徴があって商材被らないから贔屓のお客さんが各店についてくれた様です、
そこで何故かテキーラの消費量が多いと思ったんだけど悪い遊びが流行っていたようです、
ショットガンってあるんだけどこれね、テキーラとジンジャェ-ルを1:1で小さめの底の厚いグラスに注ぎテ-ブルに叩き付ける様に置くんだ、すると炭酸の泡で良く混ざってテキーラの癖が抜けて一気に流し込むことが出来るんだよ、それで一気飲みでタイマン張るのが流行ったんだね、
そんな【ここじゃなきゃ飲めない美味い酒とか飲み方】ってのが当たったみたいですね、
今回ランが宿題を出していきます、「コーヒーリキュールを各店舗1本置いていく、これを使って新しいものを作ってくれ」これがランの宿題でした、そんな新しい飲み方を提案するのも卸し業者のお仕事ですからね、
そして商材を沢山持ってヅイの所へ、初見のセラとナナさんが挨拶をしランがナナさんに酒のレシピと氷結魔法の訓練してました、
ヅイはアイテムボックスがやっと使えるようになっていたのでセキからの食材を渡すことができましたよ牡蠣にアワビ、ホタテにアサリを大量に、あとは新鮮な魚、さばき方は俺がレクチャーしてアンコウのつるし切りまでやりました、それと調理法ね、
俺のアイテムボックスからヅイのアイテムボックスに入れ換えるときに移動する魚の美味しい調理法を伝えながら移動していきました、全てナナさんがメモを取っていきましたね、勉強熱心な奥さんですよ、
セラは煮物、焼き物料理をセキから学んでいるので、俺もそこそこ作れるようになってるから俺と組んでやればなんとか及第点の料理が出来上がります、それがセキのレベルと比べての事だから、多分普通に美味く作れていると思いますよ、
商材の配達を終わらせまた行商の旅をして港町のゴモラの街に戻ってきました、セキを回収しに、
「セラ!明日から魔法の練習の始まりだな、ガンガン魔物倒していくぜ」ランがノリノリだ
「はい!ランさんがんばります」にっこりと微笑む、
翌朝セキの丁稚奉公している魚屋に行く、「おやっさんセキはいるかい?」
「おお、コージィじゃねえか、セキなら河岸へ行ってるぜ、もう帰ってくる頃だろう、」
「おやっさん、そろそろセキも使えるようになったかい?」
「ああ、奴は一生懸命だし覚えもいいしな、独り立ち出来るくらいまで仕込んでおいたぜ」
ちょっと驚く俺、半年やそこらで普通独り立ちは出来ないんだよ本当はね、基本を覚えていれば応用は効くだろうけど、まあ後は実践あるのみって事なんだろうね、
しばらくしてセキが帰ってくる、「いよう、セキ修行はどうだった?」
「コージィ、うん大丈夫だと思う」
「そろそろ行商の旅に出ようかと思うんだ、あと1週間したらここを離れるから準備しておいてくれ」
「うんわかった、じゃあ、おやっさんの所の料亭でお礼奉公させてもらってくる」
セキも最終仕上げか、ここの漁師さんたちと良い#縁__えにし__#を結んだ様だな、大量の商材確保出来るようになったしこの街はまたすぐ仕入れに来よう、転移魔法も使えるようになったしね、
そして6日後の晩餐だ、セキ、俺、ラン、セラの4人でおやっさんの料亭を借り切った、おやっさんと今までお世話になった漁師のおっちゃん達を呼んで俺たちの振る舞い酒と料理だ、料理はセキがどれだけの腕になったか見てもらう為でもあるんだ、品の良い小皿に乗った料理を目で見て、舌で味わい、鼻で香りを楽しむ、多めのゴマ油でサックリ上げた天ぷら、つける露も鰹節とこんぶから出汁を取ったものだ、俺が行商で見つけてきたわさびを鮫皮でおろす、汁物ははまぐりの潮汁だ、そしてランが仕入れてきた米から作った酒だ、
漁師のおっちゃんとの宴会は深夜まで続いた、セキがおやっさんと漁師のおっちゃん達挨拶をする、
「今まで沢山いろんなこと教えてくれてありがとう、手持ちの商材売りつくしたら又すぐに戻って来るからその時にまた美味しい魚わけてくださいね」
うん別れの挨拶じゃないんだよ、俺たちは行商人 また必ず商品買い付けでここに来るんだからな、
だから俺たちにはサヨウナラってのは無いんだ、あるのは必ず又来ますの意味も含めて【今後ともご贔屓に】なんだ、
翌日俺たちは次の街に移動していた、港町のゴモラから300kmくらい北に海岸沿いを上がってきました、この近辺はドワーフの国の国境ちかくです、当然酒場に直行、行商の始まりですよ、店のマスターに試飲してもらい、気に入った酒があれば樽で売ってるからと言って販売していきます、あと中古の酒樽の買取強化月間やってます、、
中古の樽でねウイスキー寝かせると樽の風味とか味が乗るんだよね、この樽を持って酒蔵に新酒を入れて寝かしてもらうんだ、コージィ商会のオリジナルウイスキーが作れる、それに付加価値をつけて売るんだよね、だからオーク樽、バーボンを作っていたバーボン樽、シェリー酒を作っていたシェリー樽の買取やってるんだ、ドワーフの国に行くのも樽の仕入れをやるからなんだ、
あとはエルフの国のヅイに酒寝かせられる所さがしてもらってます、集めた酒樽そこに持って行ってウイスキー入れたら寝かす場所としてね、それまではアイテムボックスで熟成も進まない状態で放置ですよ
それと乾物もいけるかなと思ってね、クラーケンのさきいか風に加工したのが美味いんだ、つまみでこれは売れると思いクラーケン加工してみた、かなりの量がある、ってかやりすぎた感がかなりある、あとは魚の干物と燻製ねこれも酒の肴で売れるな、そんな商材たちを携えて明日はドワーフの国に行ってきます。
続く




