真の魔法使い(閑話)
私は シュタインベック、幼き日より魔法を渇望していたがそれが叶えられることは無かった、それがあの日より一変した、王女殿下の御力により魔法を授かったのだ、授かったのち半年後、私は夢を見たのだ、その夢の中に出てきた人物が私に問いかけてきた、
「 俺の名は#G・O・D__グレートなおっさん童貞ですよ__#だ最強の魔法使いになる覚悟はあるか?」
唐突にそのような事を問われた、勿論即答した「私に力を下さい」と
そして私の覚悟を見るかのようにこの夢の中の人は問いかける、
「お前は女体に精を注ぎ込んだことがあるか?」と
「私は忠義と剣と仲間の為に命を捧げると誓った男だ女体には一切興味がない!」断言した
「そうか、その心変る事の無い事を望むぞ、」 これは久々の素体だな、期待できそうだ
「これよりお前を真の魔法使いにしてやろう、その為の修行は厳しいものになるが、よいか?」
「はい、宜しくお願いいたします師匠」
私は宮廷騎士の任務と同時に師匠の教えに従い過酷な修行を成し遂げた、そしてある日気が付いてしまった、あまりの強大な己の魔力に、このまま私がここに残れば災いの元となるやもしれない、意を決して国王に相談した、
「王様、近頃近隣の国が軍備増強をしているのは周知の通り、その原因は私と言う事も存じ上げております、ここエルフの国が余りにも強大な軍事力をもっている為緊張感が高まりこのような事になってしまっている事に私、憤りを感じておる次第です、故に私は出奔して何処かこの国とは離れた所に行こうと思っているのですが、お許し頂けます様お願いいたします、」
私は近隣諸国との摩擦を無くすため身を引くことを決意した
「「「団長私たちもご一緒させてください」」」
王女殿下付き宮廷騎士団50名が詰め寄る
「王女殿下の為に尽くしてきた我ら、セラフィム様が城に居られなくなってしまっては我らの存在意義もありません、是非お供させてください」
「お前たちのその気持ちはうれしいが過酷な旅となるのだぞ、それと家族、婚約者がいる者は同行を許可できない」
十数名の団員が項垂れる、
シュタインベックが国王に向かって、
「この者たち38名も私に同行します」
「...わかった、ではシュタインベックと其の一党を棄民とする」
「何処へなりとも行くがよい、じゃがこれだけの人数移動も苦労するであろう、船を#一艘__いっそう__#与えよう」
「いやしかし我らはすでに棄民の身、その様なものは頂けません、」
「いやこれは棄民に与えるのではない、長い時間を共に過ごしてきたわが友に、国王としてではなく親友に送るのだ、シュタインベック、よくこんな儂に仕えてくれた、」
二人は抱き合い別れを惜しんだ、王様の下腹部に熱く堅い物が当たる気がしたが、気のせいかも知れなかった、
後日旅の支度が整い川に一艘の大きな商船があった、外洋まで行ける帆船だ、
シュタインベックは出航の準備をする、「帆を張れ、もやいを解け錨を上げろ、総員右舷甲板に整列!」
「我が祖国との別れだ 二度とこの地を踏むことは無い、総員国王陛下に敬礼!」
「出航!」その言葉と共に船がうっすらと魔力光に包まれ上昇していく、
「このような船を自在に浮かせる魔力、このような力で攻撃されたら魔法王国と呼ばれている我が国でもひとたまりもない、変な気を起こさない事を祈るだけじゃな」力なく肩を落とした、
空高く上昇しこの地より離れる、そして遠く離れた東の果てに島国を発見する、
そこはモヒカン頭に肩パットを付けた奴らがヒャッハー!していた土地で、普通の一般住民たちは虐げられ、強いものが幅を利かせる修羅の国であった、
シュタインベックはこの名を捨てる、そしてスラム街の王であった頃の名スラムキングを名乗った、
スラムキングはヒャッハーな住民たちに愛を持って改心させ自らの部下とした、そんなスラムキングを恐れた、スラムキングから離反した25名の元宮廷騎士団はレジスタンスとして活動するようになる、
スラムキングはこの国をエルドラドと名付け王として君臨する
エルドラドの首都の街の名はソドム、そこに住まう民を人はソドミーと呼んで恐れられることになる
恐るべき漢たちの国が誕生してしまった、
この東の国独特の鎧姿、焼けただれた顔を隠す為面当てを常につけている、スラムキングは城の天守閣で物思いにふけって呟いていた
「コージィー・コーナ...」
続く




