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 魔導蟲  作者: 七味とうがらし
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閑話 ちょっと気を効かせてみたら 後戻りできなくなったようだ、

 ジョンさんがテンシンのギルドにやってきましたよ、


「いよう デイ久しぶりだな、」


「ああ、よく来てくれたなジョン、まあこれを見てくれよ」


「ファイア!」 爪の先から炎が灯る、


「デイも魔法が使えるのか...」とジョンが呟く


「ああ、コージィのおかげでな、また冒険者やりたくなっちまって冒険心が疼いてしょうがねえ、でもな」そう言うと後ろからミンメイが声をかける、


「デイきっちり今日の作業は出来てるの?次の魔導蟲の移植準備とガリ版刷り終わってるの?はやく終わらせてちょうだいよ!」


「まあそんな訳で俺動けないらしいんだ、カミさんがキツイから」


「そうか、妻帯者は大変だな」ジョンが言う


「ああ。...全くだ...」


「ドガン」 ギルドの扉を蹴破る勢いで入ってくる少女が一人


「師匠、カイ師匠はどこにおられますか!」 眼帯をして左腕に包帯を巻いた少女がデイに問いかける、


「サリーちゃんどうしたんだ?血相かいて、」


「じ、実は、師匠から託された摩道具が...」涙目になっている、


中程から折れたトンファ―を見せて


「伝説の摩道具が...」半泣き状態である、


あ~バッキリ折れてるよこれ...


カイは今依頼を受けてちょっと遠くまで行ってるんだ、


「そうですか」と言いながら絶望に打ちひしがれた状態でその場に座り込んで動かなくなる、


ちょっと気を効かせて軽い気持ちで慰めてみる、


「カイから伝言を預かっているんだが」というと顔を上げてこちらを見る 


「これを渡してくれと言われてたんだ、」と言って中禅寺湖と焼き印の押してある木刀を渡した、


「【トンファ―はまもなく耐久年数が来るので破損してしまう、】って言ってたからそろそろサリーちゃんが来る頃だと思って用意してたらしいぞ」


そうデイから聞かされるとぱあっと笑顔になり「やはりカイ師匠は全てを見通していたんですね」と言いながら感涙にむせぶサリーちゃんだった、


 なんだかサリーちゃんから話を聞いたら【岩石で出来たゴーレムをフルボッコしたらトンファーが折れてしまった】との事、カイがそんな事も有ろうかと木刀を用意していたんだ、サリーちゃんは何かに盲信するととてつもない力を発揮できるのでその力を良き方向に導くのがギルドの役目と言っていたのを思い出す


 「サリーちゃんこの木刀も耐久力と言うものがある、あの摩道具のトンファ―はエルダートレントと言う魔物で出来ていたんだよ(嘘)これは普通のトレントで作ってある(大嘘、実は普通のひのきの棒)新たなエルダートレントが捕獲されるまでこれを使っていてくれ、きっとどんな武器でも使えるようになれとの意が込められていると思うよ、」 デイはその場しのぎの嘘を言ってみる、


「カイ師匠はそこまで予言されていたのですね、有難う御座います」

そう言って中禅寺湖と焼き印の入ったひのきの木刀を握りしめて喜び勇んで出ていった、


「信じる者は救われるって言葉があったな...」デイはぽつりと呟く、


「ジョンも使うか?これはコージィからお土産で送られてきた玩具なんだけど」そう言って箱を覗いてみる、


「トンファ―、錫杖、木刀、みんな焼き印が入ってるんだな」デイが言う


「一番ましなのが錫杖ぽいな、材質は樫の木か、高尾山って焼き印が入ってる...やっぱり俺はいいや、使い慣れたロングソードがあるから、」そう言って断ってお茶を飲みながら昔話に花が咲いている所へ、


「うえええん ギルマス~~」泣きながらサリーちゃんが戻ってきました、ひのきの木刀が真っ二つに折れた状態で、


「サリーちゃんどうしたんだその木刀は、」デイが尋ねる


「そこのダンジョンで試し切りでゴーレム2体程切って3体目に切りかかったら」と言って木刀をみせる、


ヒノキの木刀であの岩石ゴーレムを切った?


「魔力で木刀を強化したのか?」ジョンが聞く


「聖剣中禅寺湖の切れ味の試験だったからこの聖剣の真の実力が知りたくて...うええええん」


おいおいこの子ってば 只の木刀で岩石ゴーレムを切ったと言うのかよ...


「いかに聖剣中禅寺湖でも魔力を流さないとダメだよ、」


「カイはそんな事もあろうかと それを見越して魔法の杖をちゃんと用意してあるよ(嘘)」


「はいコレが本来サリーちゃんに渡すべき とざんtueいや魔法の杖(笑) 【魔杖高尾山】だ、」


デイそれって登山杖って言ったよね、言っちゃったでしょとジョンは心の中で叫ぶ


「やはりカイ師匠は全てを見通してここまで用意していたのですね、」大粒の涙をためて微笑む


「あ~今度はこれで物を叩かないでね、 やるならちゃんと魔力で杖を強化してやるんだよ」


「はい、重ね重ね有難う御座います精進いたします、」走り去っていった、何処へ行くんだろ


「まだトンファ―が残ってるな、根性って焼き印があるやつと海人って焼き印が押してあるやつの2本、しかし何故トンファ―に海人と入れてあるんだ?しかも血糊がこびりついてるよこれ」


「デイそれは突っ込んだら俺たちの負けだ、あいつはそういうやつなんだ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


エルフ国 あれから半年後【レストラン ヅイ】では、


「うおおおおおおおおおおおおおお 魔法だ~」


「まっほうのマンボでハ~ッウッ♪まっほうのマンボ~♪まほうのまちは~い~いな ウッ!」


爪の先に火を灯しながらくまみみの巨漢のおっさんが歌って踊りまわってるよ、

そんな姿を見てナナさんが


「ええ~いうっとおしい!」と言いながら頭から大量の水魔法を掛けられていました


「オ-ナ-シェフなんだから どっしり構えていられないんですか?」


「怒られた、ううっナナひどいよ、でも嬉しかったんだよ、俺絶対に魔法が使えないものだと諦めていたんだけど、」


「こうやって魔法が使えるようになるなんて」爪に火を灯すと


「うおおおおおおおおおおおおおお 魔法だ~」


「まっほうのマンボでハ~ッウッ♪まっほうのマンボ~♪まほうのまちは~い~いな ウッ!」


又水魔法が頭から掛けられる、これで今日4回目らしい、


さすが双子、行動パターンが良く似てるね、








続く?


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