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 魔導蟲  作者: 七味とうがらし
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エルフの国にて

 俺たちは第一回目の魔導蟲の移植までは立ち会うつもりだ、それと隠れ魔法使いの捜索ね、家系ごとにテストしてどの家系が魔法使いの家系なのかを探してるんだね、


 その家系の人を集めてるんだ、それで魔法が使えるように【魔法が使えない】と言う暗示を解いていってます、そして魔法が使えるようになった人(女性限定)は役所に登録すると金貨1枚がもらえるシステムにして初乳提供者には金貨5枚を報奨金として出すようにしたんだ、いい感じで進展していますよ、その中に臨月の妊婦さんいました、妊婦さんいきなり金貨6枚GETです、それで最優先でヅイ、ナナ、セラの3人に魔導蟲の移植をやっていきました、


 このシステムで国が潤っていくんですよ、実質金貨6枚を妊婦さんに払って20人の希望者から金貨一枚を徴収、更に外国から魔導蟲移植をしに来た者からは金貨5枚の徴収となっています、最低でも金貨14枚は儲かる計算ですね、様子を見て金額変更もあるようですが、いい産業になっていくようです、


 で、時間が開いたら俺たちは今ヅイのおっさんのレストランの手伝いをしてる、でもさ、本当によく似てるんだよデイのおっさんと流石双子だよな、っで奥さんのナナさんだけど人族のおねーさんなんだよなぁ・・・これがミンメイさんに凄く雰囲気が似てるんだよな、好みも一緒ってことだなこれは、そんな事を思いながらストーブ前の仕事こなしてます、


 朝から仕込みをセキとヅイのおっさんがやってる、ナナさんとランがデザート関係とアイスクリームを作ってる、俺はずん胴のアクを取り続けている、雑味のない本物を提供したいからだ、それでさっきから店内清掃と食器を磨いてるのがセラだった、何故かメイド服がこの店のユニフォームらしい、俺はアク取りの合間にオープンテラスの準備だ、イスとテーブルを出すとそこへセラが花瓶に花を活けて持ってくる


「兄ちゃんこれでいい?」俺に聞いてくるがどうやら俺は兄ちゃんのままらしい、


 ヅイさんが言う「開店準備完了今日も一日宜しくお願いします」


「「「「よろしくお願いします」」」」全員の声が店内に響く


 お客さんが次々と来店する、


「美味い」「コレ今までのと全然違う」「これ、この味でこんなに沢山入ってるよ安いね~」「これすげーうまい!」


 セキは厨房でニコニコしながらそれを聞いていいる、ヅイおじさんもだ、それを見てナナさんランとセラも微笑む、笑顔のある店はいいね、更に新しく入って来たお客さんも笑顔にさせるから、それはみんなの努力の成果なんだね、


 この間の店内破壊事件の後 少し厨房の模様替えもやったんだ、セキの指示のもと、お客さん全員を見ることが出来る厨房にね、味割をしてるんだここで、身なり年齢言葉のイントネーションでガテン系か事務系か北のひとなのか南の人なのかを見極めて味の加減してるんだよ、俺はそこまでの技が無いんだよね、もっと精進しなくては   って俺行商人だった気がするのは気のせいか?


 「セラ城には戻らないのか?」


 「城には弟がいるしあたしは兄ちゃん達といる方が楽しいから戻るつもりはないよ」


「そうか、じゃあ俺たちと行商の旅をするか?」


「ついていってもいいのかい? もっとも意地でもくっついていくって決めてたんだけどね、」


「そうか...」ちょっと嬉しかった、


「次料理出来上がったぞ12番テーブルだ」そう言って持って行くよう促した、


夜に店が引けてセキのまかないをみんなで食べているとヅイが切り出した、


「幻影レストランって知ってるか?なんでも凄く美味い料理を出してくれるんだが、探し訊ねていってもそこにはもうなくて、とんでもなく離れた場所に翌日現れたって後でそれが解るんだけどな、寝神出鬼没何処に現れるかわからないレストランらしいんだ、お前たち旅をしてるなら噂くらい聞いたことは無いのか?」


「う~んきいたことないなぁ~たべにいってみたいな~」


「おう、なんだか凄そうだなそのレストラン」


「オレも興味あるな、次の目標はその幻影レストランっての探してみようぜ」


「うわ~楽しそうですね」


「ああ~セキ、ラン、言い忘れてた、新しい旅の仲間を紹介する、セラフィムだ、」


「やっぱり一緒に行ってくれるんだね~」


「オレはいつ決めるのかとやきもきしてたぜ」


「ってことでみんな、よろしくな」俺が言う


「よろしくお願いいたします」


「コージィいつごろ出発するんだい」ヅイが訊ねる


「あと10日程お世話になります、まだ俺ってば商材集めていないんだよね 行商人が商品持ってないと話にならないでしょ」


「それもそうだな、じゃああと10日間よろしく頼むよ」


「はい任せてください、」


 俺はチーズやバターの乳製品を仕入れた、アイテムボックスは鮮度が落ちないから新鮮な物を大量に在庫でもてるんだよね特にバターなんだけど出来たものをすぐに使えわないと風味が飛んじゃうんだ、だからこれは凄く重宝してる、あとバターはこの近辺でも高品質のバターを仕入れたんだ大量にね、ケーキとか料理でバター使うでしょ?このバター一つで一段上のレベルの料理に仕上がるんだよ、俺の商材の選考基準は【鮮度が重要な美味い物】これだ、次海辺の町に行ったら魚を大量に仕入れだね、


「ヅイさんお世話になりました、今日出発しますよ、」


「セキ、お前さんのおかげでうちもかなり固定客ついたよ、更にお客さんを増やせるよう俺も精進するよ」


「おじさんこれあげる、」


「これはお前の料理のレシピノートじゃねえか、いいのか貰っちまって、」


「大丈夫ぼくの頭と口の中にレシピが入ってるんだ、それだから使って、今度来るまでにそれよりおいしいのつくってね。」


「随分厳しい課題残していくんだな」


「えへへへ」


「オレからはこれをナナさんに、バニラエッセンスだ」ランは一瓶アイテムボックスから取り出す、


「俺はこのバターとチーズこれは良いものだ」


「私はこれを」と手紙を渡した、


「何か問題が出たら王宮にこれを持って行けばどんな問題も多分解決すると思います」


「みんなありがとう、必ず近くに来たら寄ってくれよな」


皆笑顔で出発していった、




それから1時間後ヅイの店


「いらっしゃいませ」


「おう、何かこの街のお勧め料理を頼むぜ」


厨房の中からお客さんを見て味割の練習もしているヅイ


料理は決まった、モーリャ養蜂場のハチミツをたっぷりかけたパンケーキにバターをこんもりのせてある、


「ナナこれを持って行ってくれ」


「え?今日のお勧めは肉料理でしょ?」


「まあいいから」半笑いで見送る


「お待たせしました」


「出されたパンケーキにバターをたっぷりつけてハチミツもたっぷりかける」

うんそうそうバターとハチミツはたっぷり掛けるのが俺の好みなんだよな~って!


このハチミツは!!!実家のじゃね~かよ!


厨房から「いようドイどうだ久々の俺んちのハチミツは、」


「ヅイここで店やってたのか、知らなかったぜ、」


「紹介するよ、うちのカミさんだ」


「初めましてナナです」


「えっと ナナ姉さんはじめまして末弟のドイです、宜しく」


「おうドイ新しいレシピ手に入ったんだがちょっと試食してみねえか?」


「面白そうだな試しに作ってみてくれよ」


「ナナお前もアレ作ってくれ、」


「はい、アレですね」笑顔で答える、


しばらくして出てきたのは


「ゴブ肉とエリンギのバター醤油炒めにライスだ、食後にアイスクリームのブランデー掛けだ」


「うおおおおおおおお、何だこのうまさは、俺の好物のゴブ肉が別次元の仕上がりじゃね~か!!」


「しかもなんだこのアイスクリームの美味さはこんなに美味いのは初めて食ったしかもこのブランデーが風味を増してくる 凄ェぜ、ヅイこんな美味い料理は初めてだ、」


「この料理はな、ダイの倅セキのレシピだ」


「セキってあの鼻垂らしてたどんくさいあのセキか?」


「ああ あのセキだ、今じゃ超一流のシェフだよ、」


「ほ~、この料理も美味いが今噂の幻影レストランと比べるとどっちが美味いんだろうな?」


「そうだな~俺も幻影レストランで食事したことは無いから解らないが、きっと同じくらい美味いんじゃないかな」ヅイは意味ありげに微笑んだ。











続く

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