覚悟の終止符
私は怠け者だ、臆病者で、弱者で、敗者で、愚か者だ。そのくせ、見栄っ張りで自己顕示欲がある。
、、、、、、、それが私だ。 認める他ない。
20歳に至る過程の中で、一体いくつの事に本気で挑んだだろう。思い浮かぶ事がない。
自分の過去に自信がない、それに伴って、現在の自分にも自信がない。
そんな私が現在大学生であるのは幸運とそんな自身に少しでも抗った私もいたからだろう。
変わりたい。自他共に認める私に。そう決意したのは中学の時だったか。
次第に決意は磨耗し、跡形も無く消え、代わりにあきらめが生まれた。
自身へのあきらめ、未来へのあきらめ。
あきらめは自身を怠惰へと引き込む。
いや、引き込まれた。
いや、引き込んだのは私自身か。
怠惰な私の目の前に広がる分かれ道。一方は弱者へ、もう一方は愚者へ、さらにもう一方は敗者へとつづく。
時間は止まらない。ただ進むだけ。ゆえに、後退を許さず。
足元を見れば私のすぐ後ろには底無しの崖。
私は来た道を戻れなかった。前進あるのみと半ば開き直り私は進む。
異なる身体で異なる世界を私は進む。この身心が死するまで。