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笑って



「・・・私、シロが好きなのかな」



表情は見えない


暗闇の中で


そっと呟く声が聞こえる



その声はむなしく反響して


応える声もないまま


闇に吸い込まれる




「シロ・・笑わないでよ


私以外に笑わないでよ」



抱きしめる手に力がこもった


何もできないまま


何も言えないまま


シロはただ今の状況に


身をゆだねるしかなかった




「っく・・・う・・・うう」



どれくらい時がたったのか


ふとシロの体から


重みが消えた



それとともに


誰かのすすり泣く声が聞こえてきた



体を起こして


周りを見渡すと



端の方にひっそり


膝を抱えて泣く


あやなが見えた




「・・・・」




シロはなにも言わず


近寄った




「う・・ごめんなさい・・・ごめんなさぁぁいいい・・・!!」




気配を察したのか


あやなは子供のように泣きじゃくりながら


必死に謝り続けた


シロに対してなのか


男の人に対してなのか


それとも自分への許しなのか


それはシロにだってわからなかった



だけど


シロは優しくあやなを


抱きしめて言った




「あやちぃは子供みたいな泣き方するんだね」




顔を上げた


あやなの目には


いつもと変わらない


シロの笑顔があった



涙が止まらないあやなを


シロは抱きしめ続けた



















「・・・・」




泣き疲れて


そのまま寝てしまった


あやなの頭を撫でるシロ



「さて、クローゼットで寝ると風邪引くから


お布団に移動させようかな・・」



小さくつぶやき立とうとするも


右手の温かい感触が


シロをつなぎとめた




スー




横で小さく寝息を立てる


あやなは


その手を離す気配はなかった




「・・・たまにはクローゼットで寝るのもありかな」



小さくほほ笑んで


隣に座りこむシロ





「明日は・・・どこ行こうかな」

















END

えと

お付き合いいただきありがとうございました!


もしかしたら後編書くかもですww



最後のENDはですね


私の友達が書いてくれた絵につなげたくて


二人でクローゼットで


寝てる描写にしました!w


若干こじつけ部分もあったかと思いますが


そこはお許しくださいww



さいごに


THANKS FOR

HIRANOCCHI

SHIRO

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