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和音の欠落
二人が涙を流すのに、なんと声をかけるべきか
そう悩む自分に投げられた言葉
「なんで泣かないんだよ!」
「悔しいじゃん!」
その時、二人の物語の中心にいるのに、二人と同じ視点と熱量を持たない事に気付かされた
そして、二人を宥める後ろで、ザマァと言う様な視線がこちらに絡みつくのを感じた
届くはずのない挑戦と、その先のステージでの敗退
彼女らをただ観客として見ていた時とは違う
どうやら歪ませてしまったらしい彼女らの関係
ただの助っ人なら、初心者なら、それらしく失敗した方が良かったのだろうか
まともな人間なら、二人と同じ視線で同じ熱量でいられたのだろうか
答えのないままに、手にしていたスティックが地面に跳ねた
【目次】
一、貴女への誓約
二、追憶の光
三、和音の欠落 ←
四、ピエロの慟哭
五、鏡花水月の毒
六、
七、
※六、七はカクヨムにて掲載




