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カトゥオール シアンティフク 10  作者: 双鶴


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エピローグ

卒業式の日。校庭の桜が、風に揺れていた。


湊斗は、制服のポケットに手を突っ込みながら、理科室の前で立ち止まった。

「ここ、俺たちの基地だったな」


「科学部っていうより、秘密結社みたいだったよね」

陽翔が笑う。


「でも、ちゃんと科学してた。トリビアも、実験も、アニメも」

大翔が静かに言う。


「全部、私たちの青春だった」

結菜が、理科室の扉にそっと手を添えた。


扉の前には、誰かが貼った小さな紙があった。

《科学部、廃部。でも、アニメは最高でした。来年、科学部復活させたいです》


4人は顔を見合わせた。


「…誰か、見てくれてたんだ」

湊斗が呟く。


「伝わったんだね。科学の面白さ」

結菜が微笑む。


「俺たちの“承認欲求全開トリビア”、まさかの後輩に刺さったか」

陽翔が肩をすくめる。


「科学は、残る。僕らがいなくても」

大翔が言った。


4人は、理科室に一礼して、校庭へと歩き出した。


春の風が、桜の花びらを舞わせる。


科学部は、もうない。

でも、科学は続いていく。

4人の青春とともに、誰かの未来へ。


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