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第19.5話  作者: こたつ
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第19.5話

第19.5話 : 休憩がてら :



メイド:半日、寝てたんですね…



〜メイドは少し背伸びをすると足早にリビングへ向った〜



お嬢様:あ、おはよう!ずいぶん長いこと寝てたわね?


メイド:申し訳ありません…イテテテ…


お嬢様:どうしたの?腰押さえて、


メイド:いえ、床で半日も寝てたので体がガチガチに…


お嬢様:いや、半日じゃないわよ?

1日と半分よ?


メイド:─え…?


お嬢様:ほら、



〜そう言いながらお嬢様はメイドにスマホのカレンダーを見せた〜



メイド:本当…です…ね…………

私が寝てる間の食事やお風呂は…?


お嬢様:メイコとなんとか協力してやったわ、まぁ…アハハ…


〜お嬢様が気まずそうに笑った〜


メイド:─後片付けは?


お嬢様:ちょっとお花摘みに行っt…


メイド:逃がしませんよ☆


お嬢様:うぁぁぁ…許してぇぇぇぇ…



〜そのままメイドはお嬢様の服を引っ張り、家中を回った〜



メイド:…汚れてますねぇ…


お嬢様:もぉお…メイドが1日半も寝てたせいでしょおお…(泣)


メイド:あ、メイコさんも忘れてまし…

まぁ、メイコさんは良いですよね


お嬢様:どうしてぇえ…



〜数十分後〜

〜メイドは効率的に掃除を終わらせた〜



メイド:ふぅ…あとはお風呂と…ご飯…


お嬢様:あっ!!


メイド:どうしました?急に声上げて、


〜お嬢様は急に走り出し、冷凍庫の前で止まった〜

〜ガチャリッ…!〜



お嬢様:ん〜〜〜…あっ!あった!!



〜お嬢様は冷蔵庫から出した球体をメイドの前に差し出した〜



メイド:えっと…これは…


お嬢様:ふふん!(ドヤ顔)

あ、レンチンするの忘れた…


メイド:えっと…お嬢様、これは、一体…?


お嬢様:爆弾おにぎり!


メイド:爆弾、おにぎりですか…?


お嬢様:そう!中にいろんな具が入ってて、それに凄く大きいから!


メイド:なるほど…



〜お嬢様は爆弾おにぎりをレンジへ投げ込み、温めを開始した〜


〜ピッ、ピッ、カチカチカチ、ピッ!!…ウォ~~~ン〜

〜数十秒後〜

〜ピー、ピー、ピー、ピー、ピー、〜


お嬢様:あ、終わったわね、


〜ガチャリッ…〜


お嬢様:アッ!熱い!んん!パス!



〜ヒョイ!〜

〜パシ!〜

~メイドは皿でおにぎりをキャッチした~



お嬢様:ナイスキャッチ!


メイド:随分、いきなりでしたね、

あ、あとこれ、保冷剤です


お嬢様:ありがとう…って!いつの間に出したのよ?!


メイド:温める時間が随分長かったので、もしかしたら、と。


お嬢様:もしかしたらって思うものなの?!普通?!


メイド:私ぐらいになると、そんなことを予知することぐらい容易です

というか、普通に考えがつくかと、


お嬢様:うっ…うるさいわね?!

まぁ、少し冷めたら食べてみてよ!


メイド:もちろんです。有り難く頂きます



〜おにぎりが適温に冷めるまでの数分間、メイドとお嬢様は雑談をして時間を過ごした〜


お嬢様:もうそろそろいいんじゃない?


メイド:そうですか?



〜メイドはそっとおにぎりに触れた〜



メイド:はい、十分冷めましたね、

では、早速……ハグッ…



〜メイドは大きくおにぎりにかぶりついた〜

〜中の具は「鮭」「ツナ」「塩昆布」「マヨネーズ」と家にあるおにぎりっぽい具を詰め込んだ可愛らしいおにぎりだった〜



メイド:なんだか…凄いですね…


お嬢様:まさか、美味しくなかった?


メイド:いえ、全然そんな事は…

その、いろいろ味がごっちゃになってますけど、美味しいですよ


お嬢様:それなら、良かったわ、



〜そのままメイドはおにぎりを食べ終え満腹状態でそのままお風呂へ向った〜

〜スゥウウウウ、〜

〜ポチャッ……ザバァアン…〜


〜翌日〜



お嬢様:快眠!素晴らしい目覚め!!!

セミの鳴き声がほぼと言うか全く聞こえないわ!流石だわ!!


メイド:お嬢様の声がセミよりよっぽどうるさいです…


メイコ:ふあぁ………おはよう…ございます…


メイドandお嬢様:

(?!メイコが、早起き…?!)



第20話に続く To be continued...

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