今日の予定(除霊です)
【1ページ目:導入】
• 1コマ目:朝の駅前、人混みの中。制服姿の男子高校生・**宇佐見 蓮**がボソッと。
> 蓮:「今日の予定、除霊です。」
• 2コマ目:憂鬱そうな顔で改札を抜ける。
> 蓮:「てか、時給600円。やってらんねー…」
• 3コマ目:学校の廊下。明らかに“見えてる”モノを見ないようにしている蓮。
> 女子生徒の霊:「う…あぁ……誰か、気づいて……」
> 蓮(目逸らしながら):「気づかねー…オレは何も…見えてねー…」
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【2ページ目:除霊家業の現実】
• 1コマ目:帰宅。古風な和風の家。
母(凛とした雰囲気):
> 「蓮、今夜の依頼。廃アパートの“声”。報酬は現物支給だけど行って」
• 2コマ目:部屋にこもる蓮。
> 「除霊なんてやってらんねーよ…。霊は怖いし、金は安いし…」
• 3コマ目:部屋のスマホが“勝手に”起動。バディAI『ヨミ』起動。
> AIヨミ:「本日の依頼情報、表示します」
• 4コマ目:無表情のAIが話すたびに、蓮は頭を抱える。
> 「うっせー!オレのバディ、もっと愛想いいの選ばせろよ!」
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【3~4ページ:依頼先へ】
• 1コマ目:夜。蓮とAIヨミ、チャリで廃アパートへ向かう。
> 蓮:「やっぱやめね?てか、オレ病気ってことにして…」
> ヨミ:「除霊記録ナシが3件続くと、あなたの口座が凍結されます」
• 2コマ目:アパート内部。静寂、かすかに女のすすり泣きが響く。
> 「ひ…っく……ごめんなさい……ごめんなさい……」
• 3コマ目:蓮が術式を展開。だが手が震えている。
> ヨミ:「いつものように。怖がらず“ただ話を聞く”んです」
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【5~6ページ:霊との対話】
• 1コマ目:朽ちた一室。暗がりにしゃがみ込んだ女の霊。
> 「ごめんなさい、ごめんなさい…」
• 2コマ目:蓮、話しかける。
> 「おい、あんた…ここに縛られて何してんのさ…」
• 3コマ目:霊が涙のような黒い何かを流す。
> 「……死んだのに、まだ謝らなきゃ…帰れない……」
• 4コマ目:蓮、ため息まじりに。
> 「そういうの、オレ…一番苦手なんだけどな……」
• 5コマ目:静かに語りかける蓮。「ごめん」で終わらせるなって。
> 「あんたが謝って、誰かが許して、ようやく終われるんだろ?…じゃ、誰に謝んの?」
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【7~8ページ:除霊完了・小さな変化】
• 1コマ目:霊が笑って消える。光の粒子。
> 「……ありがとう。…お兄ちゃんに…会えたら……ごめんって……」
• 2コマ目:その瞬間、部屋の空気が一変。静けさが戻る。
• 3コマ目:アパートの外、蓮とヨミが夜風に当たっている。
> ヨミ:「感情的な干渉、上出来です。除霊レート上昇を確認」
• 4コマ目:蓮「はあ…また変な記憶だけ残っちゃったよ」
> モノローグ:「怖くて嫌で、面倒で仕方ない。でも──」
• 5コマ目:帰り道、夜空を見上げる蓮。
> モノローグ:「あいつらが“人間”だったってこと、忘れちゃダメなんだよな…」
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【最終ページ:オチとフック】
• 1コマ目:自宅でカップ麺食べる蓮。
> 「この仕事、二度とやりたくねーって毎回思うのに…」
• 2コマ目:スマホが鳴る。次の依頼。
> 「明朝5時、墓地の“腕だけ霊”案件、急募です」
• 3コマ目:蓮、カップ麺片手に絶望。
> 「は!?おれ明日、漢字の小テストなんだけど!?」
• 4コマ目:ナレーション(締め)
> 「嫌々、でもやる。今日も、除霊です。」