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中身を作ろう:前編

ここでは、先ほど決めた目的に沿って、どのようにして中身を作っていくか、本則の部分を構成するかについてみていきましょう。


まず紹介する方法としては、何かしらの元ネタがある場合です。

ここでいう元ネタというのは、要は法令の条文があるもの、ということですね。

参考にすることができるものがあるならば、それはジャンジャン活用していきましょう。

もちろん、著作権に引っかからない程度に、ということを忘れてはいけません。


例えば。

神秘省設置法(N4707DF)というものがあります。

これは、神秘省という魔法関連の省を、内閣に置くための法律になります。

では、省をおくための法律といえば、どのようなものがあるでしょうか。

この法律を作るためには、総務省設置法(平成11年法律第91号)、防衛省設置法(昭和29年法律第164号)、法務省設置法(平成11年法律第93号)、国土交通省設置法(平成11年法律第100号)が各自の省設置法としてあります。

これらの元締めとして、国家行政組織法(昭和23年法律第120号)というものがあります。

これらの法律をみていると、類似している文言を見つけることができるでしょう。

当然、魔術というこの世界には存在しないものが関係するものなので、文言が一言一句一致するということは決してありません。

しかし、これらを集めて集めて、自分が好きなように少しずつ書き換えて、架空法令を作ることはできます。


別の例をあげましょう。

栄典法(N1493BB)というものがあります。

法律に基づいて、叙勲、叙位などの栄典を授けるための階級や基準を定めている法律です。

実は、日本国内において、栄典を授けることを目的とした法律はありません。

では、この架空法令はどうするのか。

ここで一つ思い出してほしいのは、法令は法律と命令の二つからなること、それと法律の代わりとなる勅令があるということです。

法律はなくとも、かわりのものがあるということですね。

では、今回の場合では法律がなくとも命令の類があります。

それは、勲章制定ノ件(明治8年太政官布告第54号)や勲章の授与基準(平成15年5月20日閣議決定)、褒章条例(明治14年太政官布告第63号)などです。


このようにして、法律を作るから必ず法律からとる。ということはないわけです。

特に架空法令という、実世界に関係がない法令を作ることから、ほとんど縛りなく作ることができます。

必要ならば命令の類だけではなく、閣議決定や通達といったものからも参考にすることができるでしょう。

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