緊張しーのパパは直ぐにお腹が痛くなる!?
ぼくのパパは、凄く緊張すると何時でも何処でも関係なくお腹が痛くなるんだ!
普段から、怒らない穏やかなぼくのパパだから!
こんな時は、物凄くぼくは心配なんだよ!
ぼくの名前は、『日野屋 朝人』小学4年生の10歳だよ。
▽
ある日の日曜日、ぼくとパパの二人で水族館に行くと、、、?
そこに、パパの会社の社長が孫を連れて同じ水族館に来ていたんだ!
会社でも、あまり会わない社長に声をかけられたパパは、、、?
かなり、ぼくからしても動揺が隠しきれないほど体も小刻みに震えていたんだ!
『やーあ! 日野屋君! 偶然だな~君も子供と水族館に来てたのかい?』
『・・・あああ! あぁ、は.はい! しゃ.しゃ.社長も、ですか、、、?』
『あぁ! うちは、孫と一緒でな~! どうしても、孫がジージイに連れてて
ほしいとねだるものだから! 連れていく事にしたんだよ!』
『・・・あぁ、そそそ.そうですか、、、。』
『あれ? 日野屋君の子供なのか?』
『・・・あああぁぁぁぁ! あぁ、ははい! 朝人、僕の会社の社長さんだよ!
さあ! 挨拶して!』
『こんにちわ! ぼくのパパがいつもご迷惑をおかけてます!』
『・・・えぇ!? おいおい!』
『アハハ~よくできた子だな~! パパの事は、おじいちゃんに任せてくれ!』
『パパをよろしくお願いします!』
『・・・・・・』
『あぁ! 分かったよ! では、二人で楽しんでくれ! じゃあ、またな!』
『・・・ああああ、あぁ、ははい!』
*
社長さんと分かれた後、、、。
パパのお腹は、限界をむかえていたようで、、、。
【ギューーーグルグルーーーギューーーグルグルーーー!!!】
『・・・パパ! 大丈夫?』
『・・・いいいい.いや、パパ! トイレに行ってくるよ!』
パパは、ぼくにそう言うと、、、?
急いで、手でお尻を抑えながら、トイレに直行したんだ!
・・・10分、20分、30分しても、パパはトイレから戻ってこない!
ぼくも、トイレに行ってパパを探したんだよ!
『ねえねえ! パパ、何処に入ってるの?』
【コンコン】
『・・・うっ!? あぁぁ~! こ.ココだよ!』
『パパ! まだ、出てこれないよね、、、?』
『あぁ、朝人ごめんな、、、!』
『いいよ、パパ! じゃあ、僕1人でみに行ってくるね!』
『あぁ、 パパは、トイレから一歩も出れそうにないよ、』
『・・・そうか! 分かったよ!』
『・・・・・・朝人、悪いな、』
『いいよ!』
結局、水族館に来てほとんどぼく1人でみていたんだよ!
パパとは、、、?
帰りの10分だけ、一緒にみたかな?
ぼくは、パパのお腹が痛くなるのは慣れっこなんだ、、、!
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それとね! パパとは、、、?
こんな事もあるんだよ、、、!
ぼくとパパの二人で歩いている時に、、、。
ぼくたちに話しかけてきた若い女性に、どう対処していいのか?
戸惑っているパパが、またお腹が痛いと言い出した、、、!?
『スミマセン! 道を教えてほしいんですけど、、、?』
『えぇ!? みみみみ.道ですか? ああああ! あぁ、そう、そうですね!』
『パパ、まだ! お姉さん、何処に行きたいか? 聞いてないよ!』
『あぁ、そうだったな!』
『私が行きたいのは、、、? この辺に美味しいかき氷屋さんがあると聞いてて?
何処にあるのか? 知ってますか?』
『・・・・・・』
『パパ? あのね、お姉さん! かき氷の美味しいお店なら、、、? きっと
○○にある蜜蜜かき氷屋さんじゃないかな?』
『あぁ! そうそう! ボク、その名前よ! 何処にあるかお姉さんに教えて
くれる、、、?』
『あそこの信号をね! 右に曲がって、直ぐのところにあるよ! 人が並んでる
と思うから! 行けば、直ぐに分かるよ!』
『ボク、ありがとう! ・・・あのう、ありがとうございました。』
『・・・いい、いいえ、』
また、ぼくのパパはこの後、、、。
トイレをあちこち探しまわって、コンビニのトイレを借りる事になったんだ!
案の定、パパは、トイレに入ってから出てこない!!!
『パパ! 大丈夫?』
【ギュルルーーーギューーー!!!】
ぼく、コンビニでお菓子買って! 待ってていい?
『・・・あぁ、』
『パパ! 1000円ちょうだい!』
『・・・ちょ.ちょっと待って! ギュルルーーー!!! イタタタタッ!!!
あぁ、ああああった! はい、1000円、』
『・・・ありがとう。』
パパは、こうなって! トイレに入ると、、、?
最低でも30分以上は、トイレから出てこれないんだよ!
ぼくは、お菓子を食べながらコンビニにある椅子に座って待っていたんだ!
【ジャーーーーーー!!!】
すっきりした顔で、パパがトイレから出てきたよ!
『ただいま!』
『おかえり!』
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