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第1章・10 生と死の分かれ道

ここから落ちたら助からないな・・・。地面に這いつくばってエドは崖の上から今から身を投げる場所を見渡し意を決して立ち上がり大声で叫んだ!


「神様〜!!!!どうか生まれ変わったら一生裕福に暮せますように!あっ!生まれた時からだぜ?一生働かなくても良い位のお金持ちの子供になりたいです!


女にモテモテで体が1つじゃ足りないほどモテまくって!それから・・それから・・・え〜と・・うわ〜!!!!危ねえ」


先端から安全な場所に返されるように突風に煽られた。その度に、神様に言い忘れた事はないか確認をした。今度こそは絶対に飛び降りてやる!どうせ家に帰ったってオリビアに殺されちまうんだ!恐ろしい思いをして死んでしまうなら、自分で死んだ方がマシさ!後方に下がりいき良いよく走り出した!



「痛っててて・・・」


勢い良く走り出したダニーだったがまるで地面に飛び込んだかのようにチリに足を滑らせ、またも死ぬ事が出来なかった。うつ伏せになったままエドは大声で笑い始めた。


「ククククク・・・・俺って本当に不運な男だな。何て不幸な男なんだ!ア〜ハハハ」


何も難しくはない。ココから飛び降りるだけだろ?こんな事も失敗するなんて・・・。情けなくて涙が溢れてきた。ぬぐった手に血が付いた。エドに何かを言いたげにその血の存在は見えた。1回目は思い出したくもない失恋記念日。鼻血を見てエドはあの日の事を思い出してまた泣き始めた。


「本当に情けないよな〜あの時はポケットにこう手を突っ込んで・・・?」とその手はポケットの中で何かを掴んでいた。

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