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だいたいこんな感じで本編進んでいきます

初めて文章を書きます。

よろしくお願いします。

今回は、目指す小説の雰囲気が伝わればと思いこのような感じにしてみました。本編は次回からになります。

いた!約600m先にビックボアを見つけた。

俺は、試作RDMを地面に下ろし、伏せ撃ち姿勢を取る。

ストックにある魔石に指を当て魔力を流し土魔法でバイポット(カメラなどの3脚的な物)を地面に固着させる。これを忘れると撃った瞬間に十数メートルは後ろに吹き飛ぶことになる。

スコープを覗く、レンズの役目をする風魔法を調整し倍率を合わせ、ボルトを操作し弾丸を装てんする。グリップを握りスコープ内の十字の中央をビックボアに合わせるとグリップに魔力を流した。

バレル内では風魔法で空気が高速回転を始たはずだ。

そして息を吐いたところで呼吸を止めると、引き金を絞るように引いた。

弾丸の後ろで最少威力、最短時間で爆裂魔法「エクスプロージョン」が発動し、弾丸が極超音速でビックボアの上半身(前半身?)を消し飛ばした。

「よし!」

俺はつぶやいた。



「なーにが「よし!」なんですか?なに格好つけてるんですか?」

地面に寝転がっている俺の足元から、おだやかな口調で声がかかる。

「え?だって、実験成功したでしょ.....アシャさん?」

振り返ると、右手に双眼鏡を持ち両手を腰にあて少し足を開いた、いわゆる仁王立ちのスッゴイ美人のお姉さんが、とーっても冷たい目で睨んでいた。

このお姉さんはアシャさん、うちの店の経理兼錬金術師だ、さらに俺がリーダーをしている冒険者パーティーのヒーラーでもある。身長170cm弱、とても綺麗な金髪に青い目、スタイルは破壊力抜群と言ったところだ。

「あれが、成功ですか、後ろ足しか残っていないビックボアになんの価値があるんです?毛皮と肉だけじゃなく、牙や魔石だって残ってるかどうかわからない状態ですよね?一般的な5人家族が2週間は暮らせるような値段で売却できる素材を、ふいにして、「よし!」ですか?そーですか」

あくまで、おだやかな口調だ。

「いや、今日は、試作ADRの実用試験だから.....成功したかなーって.....」

だんだん声が小さくなっていくのは仕方がないことだろう。

「だいたい、試作ADRってなんです?アンチ・ドラゴン・ライフルの略でしたっけ?ドラゴンを倒すための武器ってことでしたよね?ドラゴンを倒すための武器で草食動物倒してなにを喜んでるんですか?」

「いや、ビックボアって魔獣だし....、実験としてはこんなものかと....思う次第でして....」

さらに小声で答えると。

「はあ?ビックボアを消し飛ばせれば、ドラゴンが倒せるんですか?対魔法障壁、対物理障壁に加えて強靭な鱗で覆われていて、ドラゴンの中では比較的小型のレッドドラゴンでさえビックボアの2倍以上の大きさですよね?ビックボアを倒して、ドラゴン用の武器の実験なんて、意味があるんでしょうかね?実験なら、そこらへんの木でも岩でもよかったんじゃないんですか?店長はうちの店の経営状況分かってます?だいたい、それを作るのにいくらかかったと思ってるんです?オリハルコンやらミスリルやらアダマンタイトまで使ってましたよね、しかも、弾丸までオリハルコンとミスリルだなんて、それで、大猪倒して「よし!」ですか?猪なんて、AMRで倒せば素材丸ごと売却できるんですよ?私が資金繰りにどれだけ苦労してると思ってるんです?」

AMRってのは、うちのパーティーで使っているアンチ・モンスター・ライフルのことだ。

「これ作るのに、店の資金使ってないし....弾丸に使ってるオリハルコンとミスリルはちょっとしか使ってない....」

ぶつぶつ..

「そもそも店長が売れる物を作れないんですから、うちの店はクエスト報酬と私が作るポーションがないと、立ち行かなくなるような状態なんです」

「前に作った、包丁は良い出来だったと」

「高周波ブレードの包丁なんか作って、なにを切れと?」

「魔獣の解体屋のおっちゃん喜んでたし、シルビアさんだって良く切れるって」

うん、宿屋のシルビアさんはそう言ってたはずだし。

「シルビアさんの所では、まな板どころか、調理台まで切れたそうで、今は魔石を外してただの包丁として使われています」

そうだったのか!

「ゴーレムホースやAMRに高周波ブレードの剣とか売れば良いんじゃ?」

おそるおそる、言うと。

「それは、うちのパーティー専用装備として使うべきだと言ったはずですよ、AMRで狙撃されたいんですか?もっと、売っても大丈夫な物を作ってください」

あうあう。

「アシャ、もうその辺でかんべんしてあげたら?店長泣きそうだよ?」

この声は、ガーネット、身長は165cm、長い赤毛に赤い目のワイルド系の美人だ、パーティーの役割はアタッカー、筋肉質だけどゴツゴツした感じではないナイスなボディだ。

「そうだよ、兄ちゃんだって頑張ってるんだから、アシャねーちゃんゆるしてあげてよ」

こっちは、ケーナ、身長145cm、薄い茶色の髪に茶色い目の元気少年だ、俺の鍛冶の弟子兼店番だ、パーティーの役割は遊撃ってところか、俺のことを兄ちゃんと呼びアシャさんには。

「ケーナ、兄ちゃんではなく店長でしょ」

と、いつも注意されてるが、呼び方を変える気配はない。

「私は、店長が頑張ってないなんて一言も言ってないですよ、お金がかかる装備ばっかり作って、売り上げに全く貢献していないと言っているだけです」

全くってことはないと、思いたい。

「マスター、コウケンしてない」

こいつが、パーティメンバーの最後の1人?俺が作ったゴーレムのアインだタンカーをさせている。

「まーとりあえず、魔石と牙の1本くらいは残ってるかもよ、確認に行こう」

ガーネットの一言にアシャさんも頷きビックボアに向かって皆で歩き出した。



異世界転移して最初はまごついたけど、この剣と魔法の世界の技術でいつかロボを作る!





















次回は、プロローグ的な話になります。

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