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第3話 神父の客人

少しすると3人と入れ違いに一人の古いローブを纏った人間が教会に入ってきた。


そして神父を見つけると近づき軽く会釈して話しを始める。


ローブの人「システア=アルベンだ。貴方が神父殿か?」


アラン「はい、アラン=リーガルです。こちらは修道女のセシル=コルベル」


セシル「セシルです。よろしくお願いします」


そしてお互い挨拶が済んだところでシステアが口を開く。


システア「頼んでいた物は用意出来ていますか?」


アラン「こちらです」


するとアランは懐から小さな香水のビンのような容器を取り出した。中には青い液体が詰まっている。


システア「失礼」


システアはその容器を受け取り中の確認をする。


システア「素晴らしい・・・これならば・・・」


セシル「その薬の材料であるリリア草はこの近くにある森のかなり奥まで行かなければ取れません。それに強力な魔法の媒体にもなるため悪用されれば厄介です。ですから・・・」


システア「分かっている、他言はしないし使用目的も先に言ったとおりだ」


アラン「我々も貴方が悪用するとは思いません。貴方の大切な人を救えることを祈っています」


システア「感謝する」


そしてシステアはそのまま出口の扉の方へ向かって歩き出そうとしてぴたりと止まった。


システア「やはり妙な魔力を感じる」


システアの呟きにアランとセシルは首を傾げる。


アラン「妙な?」


システア「なにか特異な・・・混ざったような、なにかおかしな物は持っていませんか?」


アラン「はて・・・少々お待ちを」


そしてアランは懐を探りさっきある少女の適性検査に使用した刻石を取り出した。


アラン「これは・・・」


セシル「まあ・・・」


システア「ほお・・・おもしろいな」


その刻石は見事に黒、銀、金の順で地層のように色が分かれていた。


システア「この石を使ったのはさっきすれ違った子供の誰かだな?」


アラン「は、はい、銀色の髪の少女です」


システア「あの子か・・・どこに住んでいる?」


アラン「町を出た少し先にある森の中の小屋で一人暮らしをしています」


システア「そうか、分かった」


そしてシステアは足早に教会の扉に向かい今度こそ出て行った。


アラン「あ、行ってしまいましたね・・・」


セシル「あの子の『ペット』のことは言わなくて良かったんでしょうか?」


アラン「まあ、それほど時間も経っていませんし彼女なら追いつけるでしょう、万が一のことがあっても強力な癒しの魔法も使えるでしょうしね」


場所は変わって町の中、二人の少女と一人の少年が3人で歩いていた。


少年の方は栗色の髪に茶色の目、少しやんちゃそうな少年だ。


片方の少女も茶色の目に肩位の髪、容姿はかわいいという印象の少女である。


しかし、もう一人の少女は銀色の髪が腰の辺りまで伸びて顔立ちも大人っぽい印象の少女で町の中の人とは違った雰囲気を出していて目立っていた。ちなみに町の人々は皆髪も瞳も茶色か茶色が混ざる黒だ。そんな色々目立つ3人の中の少年が口を開いた。


リスター「あの教会の入り口の所ですれ違った奴、誰だったんだろうな?」


ティオ「ローブを深く被ってたから顔は見えなかったよね」


アリス「アラン神父の言ってたお客さんってあの人だったのかな?」


リスター「でも怪しすぎるだろあれは」


アリス「でも、もしかしたら魔法使いの人かもしれないよ~?」


と、三人で話しているとアリスが何かを思い出したように声を上げた


アリス「あ!グゥちゃんに今日門の所で待っててもらうように言ってたんだった」


ティオ「そうなの?それじゃあ早く行ってあげないと」


リスター「最近森も物騒だが、あいつがいれば安心だからな」


アリス「うん、じゃあそう言うわけで先帰るね」


そういうとアリスはパタパタと門に向かって走っていった。


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