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第26話 大鉱虫

GW中に更新できなくて申し訳ありませんでした。とりあえず出来るだけ早くこの話の続きも投稿したいと思いますのでまたよろしくお願いしますm(_ _)m




ミネルアーリアと呼ばれた魔物は耳をつんざくような高い声を上げながら地面から体の一部を出しアリス達を見下ろしていた。


アリス「ど・・・どうしますか!?応戦したほうが!」


システア「いや、逃げるぞ!」


ミナ「異存なし!」


リック「妥当な判断です」


グゥ「フゥ~・・・」


アリスの戦うかの問いを即座に一蹴し、全員逃走体制に入る


アリス「戦わないんですか?」


システア「まだ旅を続けたいだろ?」


アリスはその一言の意味をすぐ理解し、システア達と共に一斉に森の出口へと走り出す。


しかしその瞬間、鳴き声を上げる意外それまで動きが無かったミネルアーリアが再び地面に潜り、地面を盛り上げながらアリス達を追ってきた。


システア「っち・・・大地は命育まない凍土に変わる!」


走りながらシステアが呪文を唱えると、システアたちが通った後の地面が凍りつき、追って来るミネルアーリアの速度が遅くなる。


システア「時間稼ぎだ!今のうちに振り切れ!!」


ミナ「ナイス!」


敵の動きが鈍った隙に一行はなんとか最初のポイントへと戻ってきた。


すると向こうから少女が一人走ってくる。


ルーシー「皆さん!お仕事終わったんですね!」


システア「ルーシー!走れ!!」


ルーシー「へ?」


システアがそういうと同時に、一行が走っているすぐ後ろの森から完全に地上に出たミネルアーリアが木々なぎ倒しながら追って来る。


ルーシー「ええええええええええ!?」


システアは向かってきたルーシーの手を取ると、町の方角に向かって走り出した


アリス「このままじゃ逃げ切れません!」


ミナ「ああっもう!楽な仕事のはずが何で討伐ランクS相当の危険生物に追われることになるのよ!」


リック「僕だって知りたいよ!!」


システア「文句をいう体力があるなら黙って走れ!!」


ルーシー「はぁ・・・はぁ・・・あ!」


システア「しまった!ルーシー!」


今までなんとか全員の走りについていってたルーシーだが、疲れで足がもつれ転んでしまう。


ルーシー「ごめんなさい、大丈夫です・・・」


その場に倒れこみ、すぐに起き上がろうとするルーシー、しかしこのままではすぐ追いつかれる、システアはやむなく全員に声を掛ける。


システア「っく・・・ここなら森の中よりはマシか・・・応戦する!」


ミナ「うん!」


リック「・・・了解!」


アリス「わかりました・・・!」


グゥ「ウォン!」


転んだルーシーを守るように横に並ぶ一行は各々攻撃態勢に入る、そこに凄まじい勢いで向かってくる敵に一斉に攻撃を開始する


ミナ「今回は遊び抜き、本気で行くよ、炎は浄化の証、全てを等しく焼き尽くす聖火!!」


リック「いつもそうだといいんだけど、火よ!向かい来るものをその業火で焼き払え!」


ミナの作る自身の数倍の大きさの炎の玉が向かい来る魔物の左側へ向かい、その後をリックの作り出す一回り小さな火の玉が続き魔物の右側へと飛んでいく、そしてミナの攻撃の命中とほぼ同じタイミングで魔物に着弾する。


ミネルアーリア「キシャァァァァァ!!」


魔物は巨大な炎に包まれ火達磨となり大きな声を上げ進撃を止める


アリス「やった!」


ミナ「あれでやれたらいいんだけど・・・」


リック「無理だろうね」


二人がそう言ったと同時に魔物は火達磨のまま再び動き出し地面に潜る。


システア「っち、どこに出る・・・?」


さっきまで魔物が居た所には巨大な穴だけが残り静けさを取り戻す。


ミナ「逃げた?」


システア「いや、この気配は・・・」


グゥ「グルルルルルル!」


その瞬間、今魔物が逃げた穴の中からとてつもない数の羽音が聞こえ始めてきた。


アリス「この音・・・!」


リック「やはりか!」


その時、穴の中から多数のアーベルが地上へと姿を現した、アーベルの群れは羽音を響かせながら一斉にアリス達の方へ向かって飛んでくる


アリス「どういうことですか!?なんで穴からアーベルが!?」


リック「ミネルアーリアは体内でアーベルを飼っているんです。いや、共生関係と言った方がいいかもしれない、アーベルはミネルアーリアの強靭な体内に巣を作らせてもらい、その対価に餌を取ってきたり戦闘に参加したりするんです。そこまでしか僕にはわかりませんが」


システア「要はあいつらもまとめて始末すれば良いということだ」


ミナ「シンプルかつ実に面倒だね」


アリス「じゃああの群れは私が」


そういうやいなや、アリスはすぐに魔法を発動させる


アリス「そびえ立て幻影の魔塔!」


アリスがそういうと、アリスたちのすぐ前方に巨大な塔が出現する。出現した塔はその側面に備え付けられた無数の砲台の標準をアーベルの群れに定める。そして…


アリス「撃てー!」


その一声がかかると同時に全砲塔からの一斉射撃により群れを殲滅していく、リックとミナはその光景を唖然とした様子で眺めていた。


リック「すごい、こんな魔法は見たことがない・・・」


ミナ「あの塔は魔力で作られた幻?そしてその幻を砲台として高威力の魔法弾を際限なく連続発射している・・・?恐れ入るわ、用途はわかったけど原理は全然わかんないや」


そうしている内にアーベルの大群はその圧倒的な火力で全て殲滅された。辺りはまた静かになる。


システア「ふむ、虫は消えたが本体がいないな」


リック「逃げたのでは?」


システア「だといいがな、大丈夫かルーシー?」


ルーシー「はい、少し擦り剥いただけです」


ミナ「安全が確認できたらシステアがすぐ直してくれるからね」


システア「ああ、だから少しだけ我慢してくれ」


ルーシー「はい、ありがとうございます」


グゥ「グルルルルルゥ」


アリス「皆さん!グゥが警戒してます!」


その時、再び地面からミネルアーリアが姿を現す。


ミネルアーリア「キシャアアアア」


アリス「出た!魔法塔!今現れた魔物に標準を合わせ一斉射撃!」


アリスの一声で魔法塔の砲座は全てミネルアーリアの方へ向き、そこから一斉に魔法弾が放たれる、しかし、その強靭な体は魔法弾を一切受け付けない、そして、ミネルアーリアが魔法塔に攻撃を加えた。


ミネルアーリア「キシャア!」


全身を使った突進によって魔法塔は一撃で崩れ去る


アリス「あの一斉射撃じゃだめなの・・・?」


塔が崩れ去ったと同時に大鉱虫がアリスたちの方に向かって来る


システア「全員分散しろ、ルーシーは私が運ぶ」


そういうと、システアはルーシーを抱え、ミネルアーリアから見て右に向かって走り出す。


続いてミナもリックと共に左に向かって走り出す


アリスとグゥも少し遅れて右に走りだす。


大鉱虫は一瞬迷い、アリスたちの方に向かって進んで来る


アリス「こっちに来た!」


グゥ「ウォン!」


システア「まずいな」


ルーシー「だ、大丈夫です!自分で走れますよ!」


ルーシーがシステアに言うもののシステアはその声を完全に無視している


アリス「何とかしないと!」


システア「ミナ達に期待しよう、それまではとにかく逃げ続ける」


システアは苦い表情でアリスに言った


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