『プレスマンと馬の落とし物と庄屋』
掲載日:2026/05/20
ある村の寺に、寺男がいて、村の者から用を言いつかって、駄賃のようなものをもらって暮らしていた。庄屋から大層気に入られ、出かけるときにはいつも供に連れていたが、あるとき、祭りに行く途中、疲れた庄屋は、馬に乗ることにした。寺男は、馬に揺られて、庄屋のプレスマンが落ちそうになったのを、落ちる前に拾ったところ、庄屋は大層感心し、お前は何かが起きる先にできるのが取り柄だ、と褒めたので、寺男は、気分がよくなり、馬が歩きながらしっぽを立てたのを見て、これはと思って、手で押さえたところ、嫌がった馬が庄屋を振り落とし、庄屋が地面に落ちる前に抱きとめた。庄屋は感心したが、その前に褒めたことを後悔したという。
教訓:行動基準が常に同じだということが問題である。




