17-5
「ああ、タイガ……少しいいか?」
食後にカグラが話しかけてきた。
「カグラ……どうしたんだ?」
「私の鎖鉄球が壊れてしまっただろう? それで、修復できる街が私の知る限りでは、一つしかなくてだな……そこは、温泉の街と言われているのだが――」
「温泉の街?」
「ああ、お前はお風呂好きだろう? だから、傷も癒えてないだろうし……みんなで行かないか?」
「俺は構わないけど……他はどうか、わからな――」
「いいじゃないですか! 一度だけ行ったことありますが、いい街ですし!」
「ええ、私もいいと思うわ!」
「僕も賛成だなー、いつ行く?」
カシオとの修行もあるし……
「四日後……とかどうだ?」
「四日後ね! りょーかい!」
「――ま、たまにはのんびりするのも悪くないか。」
四日後、俺たちは温泉の街へと旅行に行くことになった。
――この旅行が、俺の運命を左右することになるとは……このとき誰も知らないのであった。
【あとがき】
この5人の楽しい和気あいあいとした日常に混ざりたいなあ……やまぬこもちです。
さて、次回は!
遂に!? 遂に!? タイガさんが(秘密)する……かもしれません!
では、また次回! 近日公開予定!
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