表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ステラの箱庭  作者: Arisa
フェリシアはぶち壊す
53/57

201910131800

もう夕方ですね。


今はユイシアさんの家にいます。

ここで現在作成中の二つの動画を確認しました。


「すごいいいですよ!これ本当にユイシアさんの編集によるものなんですね」

「そうだよ!」


「いいなあー。私もPCで編集したいんだけど」

「よければあげようか?でもスマホでも動画編集できるのは知っていた?」

「それは知っています。でももう少し本格的にやりたいなーと思っていたんです」

「なるほどね。せっかくだから秋葉原にあるたくさんのPCショップに行こうか」

「そうですね。行きましょう!」


----


と言うことで私たちは秋葉原へ。

というか、私はアキバがとっても久しぶりでした。


たくさんのPCショップに足を運び、自作PCと言うものにも興味を湧きました。

でも私が一番好きになったもの。それは超薄型で高性能のノートPCでした。

これならどこでも本格的な作業できるからいいんです。

ただデスクトップよりは壊れやすいそうで・・・それなら修復魔法でカバーできそう。

実際スマホも壊れたところは全部修復魔法で万事解決しているし。


ユイシアさん、別のところも見ていきたいと言うことで私が先に帰ることになりました。

まあヨドバシのTX入り口にあるセーブポイントを使えば私の家にも帰れますからね。


と言うことでヨドバシへ向かっていたところ。

人気のないところで。

私は絡まれました。


----


「お前・・・りゅうだろう?」

「りゅう?なんのことですか?」

「ふざけるな!お前と透のせいで田舎証券の事業は台無しになったんだ!」

田舎証券・・・そう言えば蒼村にはその証券会社があったんです。

実は一つここで勘違いをしていました。

私はあの蔓の生えた寂れた感じをもって「田舎証券はすでに営業していない会社」だと勘違いしていたんです。

実はまだ会社は存続していました。そして失敗しているどころか、むしろ繁盛していたんです。

なぜか?あそこは旧オフィスで、なんと新オフィスをはるか遠い場所・・・つまり東京に移転していたんです。

つまり「蒼村を活性化させて街を作る」計画を諦めただけなんです。

それを教えてくれたのは他でもないユイシアさんです。


「その時、俺は片付けで旧オフィスにいたんだ。そしたら"潰れている"とか言いやがる」


そんなことを知らなかった当時の私と(エミリアさん)

田舎証券など過去の存在のように扱っていました。

田舎証券の実態を知らない純粋な子供の(エミリアさん)は勘違いして、インターネット上の掲示板に悪口を書き込み。

(*当時はダイアルアップ回線でした)


「そのせいで評判はガタ落ちだよ。それを恨んで俺は透を殺した。」

え・・・

エミリアさんが生まれたきっかけがこれだったとは。

それにしてもしょうもない動機。

「そして、りゅう。お前の番だ。」

顔を完全に隠している。誰なのか。

おまけにここは偶然にも人がいなかった。


しょうがない。

私は犯人を含めた地下道全体に一時的な結界魔法をかける。

そして、私は犯人を全力で突き放した。

犯人は壁に叩きつけられて気絶した。よかった殺さなくて。


そしてヨドバシ側のセーブポイントに到着。

よかったー


あ、そこでユイシアさんとも合流しました。


----


成り行きでユイシアさんの家に行くことになりました。


「ユイシアさん・・・」

「どうした?」

「実は私殺されそうになりましたよ・・・とは言っても殺せないのは分かっていたので平気でしたけどね」

「殺されそうになった?一体誰が」

「誰かというと・・・田舎証券の元従業員さん?でしょうか。」

「やっぱりか。そう、彼は元従業員だよ。彼は被害妄想が激しいところがあって、昔トオルを殺した事件で逮捕されていたんだよ。多分もう出所したと思うけど」

「それにしてもなんで私にまで絡んできたんでしょうか・・・」

「りゅうに似ているからじゃないかな?髪の長さが同じだったと思うし、しかも今のフェリシアの瞳を赤にすればりゅうの顔にそっくり」

そうだった。

りゅうの時、髪の毛の長さを変えるのを忘れていた・・・


「フェリシア・・・もしかして君はりゅう・・・だったの?もしかしてカラーコンタクトで・・・」

「カラーコンタクト・・・ってなんですか?」

「ごめんごめん。竜球にカラーコンタクトがあるわけないからね。まあ、瞳の色が違うから君がりゅうと言うことはありえないよね。」

よかった。バレてなくて。


カラーコンタクトか・・・。

後で調べましたけど、まさしく瞳の色をかえるやつでした。


----


次の日も、朝イチでギルドに行きましたが、メリングーンの冒険者ギルドにおける"ダンジョン攻略依頼"は今日もありませんでした。

なので・・・ギルドのダンジョン攻略依頼を探しに王都ミロアルへ行ってみましょうか。

ユイシアさんは今日も休みのようでしたので一緒に出発しましょう。


実はユイシアさんの分のペガサスはすでに作ってあったんです。



もし気に入った方はブックマークや評価をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=919463169&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ