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ステラの箱庭  作者: Arisa
フェリシアはぶち壊す
45/57

201910060830

次の日。

私はチャットでユイシアさんの家に呼ばれました。


「来たところで悪いんだけど、早速これを聴いてもらえるかな?」

「はい?」

言われるがままに曲を聴いてみました。これは聴いたことがないけど、とてもいい曲です。

「うん。初めて聴いた曲なんですけど、いい曲ですよね!」

「フェリシアならいいと言ってくれると思ったよ」

「えっと、この曲を聴かせるためにわざわざ私を?」

「まあ、そうかな。」

それくらいSNSで送ればとも思ったけど。でもいいです。いい曲に出会えたので。


「そうそう。この曲なんですか?音階で調べても全くヒットしないんです。」

「これは僕が作ったオリジナル楽曲だからね。ヒットしなくて当然だよ。ボイスはバーチャル音声ソフトのやつ」

あの、ユイシアさん?曲作れたんですね。

「ごめん、言っていなかったね。昔僕も音楽活動をしていたことがあったんだ。」

ユイシアさんが説明してくれました。


「AIR Alliance」というグループをやっていたんですが、今はすでに解散しているようです。

その10年前の写真をユイシアさんに見せてもらいました。

「この左の小さい子。これがユイシアさんですね。今と全然変わってないです」

「そうだよ。左が(きらら)で、右がせいなだ。せいなは僕よりも背が高かったんだ」

きらら(ユイシア)さんは細くてかわいい方だけど、せいなさんもとっても細くて美しいです。



私が写真を見ている間に、ユイシアさんが何か思いついたようです。

「そうだ!あのカラオケの時に冗談めいて話していた動画撮影をしてみようか。」

「はい!」

「あ・・・そうだった。場所をどうするかを決めていなかった」

「場所なら、いいところありますよ!」


---


成り行きで動画を作ることになった私とユイシアさん。


とりあえず、適当な広い(イーストマーク)草原で動画撮影することにしました。

ユイシアさんはというと、この前(9月24日の夜)エミリアさんが着ていた感じのコーデ。

私も似たようなコーデでおそろいです。


そうそう、ユイシアさんも、私と同じ髪型の二つ結びにしていました。ここもおそろいです。


「何だよここ、ただ何もない草原だな」

「そうでしょー」

「日本にも似たようなところはあるんだけど、そこらは専ら観光地と化しているからな」


そういえば何を歌うとか何も決めていなかった。

「ここに来たのはいいんですが、そういえば何を歌うか決めていなかったです」

「あ、そうだったな・・・さっき聴いてもらった歌おうか」


では、早速ですが、その曲を歌ってみました。

撮影開始。


撮影が終わると、ユイシアさんは

「なんで一回聴いただけで僕の想定以上に歌い上げることができるんだ!?」

とびっくりしていました。


そして、テイク2。

今度はユイシアさんと一緒に撮影しました。

ちなみにドローンで私たちを空中撮影するそうですよ。


私は当然ですが、ユイシアさんも完璧に歌っていました。

「もちろん練習したよ?君みたいにすぐに完璧に歌えるわけないからね」


動画撮影は終了しました。


私は気になっていたことがあります。あくまで今回は歌ってみた動画撮影ですが、その割にはやけに本格的なんです。


----


「そういえば確認だけど、フェリシアはダンスはやったことはある?」

「ダンスはしたことないです。PVとかで結構みてはいますけど。」

(まあ見ただけで全ての動きを覚えていますので。)

「じゃあ、ちょっとダンスしてみようか。というか、したことがないからこそ一回やってみて欲しいんだ。君の知っている範囲で・・・」

そういうことですね。

動画でしかみたことがないけど、見ただけの動きだけでやってみましょうか。本当に見たままで。

「はい。じゃあ"Star Explorer"をやってみます」

「は?あれ相当難しいはずなんだけど。もっと簡単なやつでも」

「いいんです。」

やってみましょう。PVみたいな魔法らしきものじゃなくて、ライブバージョンのダンスをね。


ユイシアさんタジタジです。

「おーい、フェリシア」

「何ですか?」

「・・・やったことがないのは嘘だよね?ダンスが本家のライブバージョンとそっくりなんだけど・・・」

ダンスが全く同じだったみたいです。だって見たままのダンスですから。

「えっと、普通に見た通りに動いただけだったんですけど・・・」

「そうなの?普通練習しないとあの動きにならないんだけどな・・・」


----


とりあえずユイシアさんの家に戻りました。

「あのー、今日の撮影やけに本格的だったんですけど」

「いや、ただ動画撮影をしてみたかっただけだよ。まあもしかしたらバリバリ編集の上で公開するかもね」

「えー」

「もし公開するときは君の許可を取るから大丈夫だよ」


もうお昼の時間でした。

その時、エミリアさんからチャットが来ました。

「ちょっと残念なお知らせかも」

・・・え?

ここからしばらく時の進行がゆっくりになります。


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