201909212230
この章は時間がゆっくり進みます・・・
時は遡って、私がイリオゴストから旅立つ前日の話です。
この日、私はユイシアさんの家にお邪魔していました。
その中でいろんな雑談をしていた中の話です。
最近とあるアイドルグループによる楽曲が最近人気があるらしいです。
その楽曲"Star Explorer"のプロモーションビデオなんだけど・・・まるで私たちの魔法の世界みたいなところで魔法を使いながら歌っているのだ。
「へーこういうの初めて見ました」
「このアイドルグループ、"魔法少女隊アクア・スターズ"というんだけどね。もし魔法少女たちがアイドルを組んだらというコンセプトなんだよね。この曲で急に人気が出たんだよ」
「画像の効果とかすごいです。この子たちも私みたいに空を飛んでいるんですよね」
「空を飛んでいるように見えるのは特殊効果だね。というかこれはCG、というかVFXかな?」
「CG?」
「コンピューターグラフィックスだよ。これにより、非現実的な映像を作り出すことができるんだ」
「へー全部作り物の映像、ということなんですね。ところで、そもそも魔法少女って何ですか?」
「・・・って知らないの!?君は"魔術師"なのに?」
「はい。初めて聞きました。」
「まあそうか。えっと・・・地球でいう魔法少女は"魔法が使える少女、憧れの存在"と言ってもいいかな。魔女も概略は"魔法が使える大人の女性"で、魔法使いは"性別問わず魔法が使える人"・・・。つまり」
「つまり?」
「つまりただの魔法が使える人だ。竜球では魔法は当たり前だから、竜球人は"魔法使い"」
「あの・・・イリオゴストには魔法が使えない人もたくさんいるんですよ?」
「ごめん。」
アイドルか・・・いいですよね。
「そうだ。さっきの曲歌ってみるか?はい、マイク。僕の持っているゲーム機のカラオケで」
「カラオケって簡単にいうと既存の曲を自分で歌うことだよ」
「へー歌えるんですね」
私はカラオケというものに初挑戦したんです。ところがユイシアさんの反応が変でした。
「フェリシア・・・本当にこれを歌うの初めてなんだよね?」
「はい?ただあの曲を歌っただけですよ。」
「いやこれは完コピだよ。歌詞も歌い方も完璧だったよ。」
「そうですか?聞いた曲の音階と歌詞を覚えておいて、それを知った上で歌っただけですよ」
「そうか・・・これ絶対音感だな」
ユイシアさん、考え込んでしまいました。
「そうだ。都合がいい時にでもカラオケハウス行こうか?」
「カラオケハウス・・・ですか?はい、行ってみたいです!」
(ちなみにこの時に、ユイシアさんから曲聴き放題のサブスクがあることを教えてもらったので、後でスマホを手に入れた時に契約しましたよー)
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そして、私が旅をして、タイムトリップをして、しかもそこから4000年生きる、などいろいろなことがありました。
2019年10月5日になりました。
この日は私たち三人はカラオケハウスへ行くことに。
そうそう。エミリアさんもついていきたいということで、エミリアさんも一緒に行くことになりました。
「実はね・・・カラオケ自体とっても久しぶりだから、ちょっと気になってついてきただけよ」
さてと、近くのカラオケハウスに到着です。
私とユイシアさんは最新の曲やらマイナーな曲をバリバリ歌っていました。
ユイシアさんも歌がお上手です。
「ユイシアさんもやっぱり歌上手いです!」
「ありがとう。それにしてもフェリシアはどの曲も歌がうますぎるし、何より声量が信じられないほど大きい。これで何も練習していないとか信じられない。」
「え、そうですか?私これでも全力ではないですけど。それにユイシアさんこそ」
「まあ僕は昔から歌っているからこれくらい力はあるんだけどね」
そして私もユイシアさんもカラオケ採点で100満点ばかりとってしまい・・・エミリアさんは困惑していました。
「ごめん・・・私なんて20年前の曲しか無理。フェリはなんでそんな曲歌えるの!?」
「え?私なら曲は一回聴けば普通に歌い方も歌詞も覚えますよ?」
「え?ちょっと待って?普通一回聴いただけではカラオケで歌えないはずよ。まあ私は確かにまだ昔の曲しか聴いていなかったけど・・・」
エミリアさんは何故か悔しがっていました。
「そういえばゆい、これほど若々しいから、きっとメイクしているわよね?」
「ごめんな、今はメイクしていないんだよ。すっぴんだよ」
エミリアさん興奮しかけてます。
「ゆい・・・何で”ノーメイクで”誰もが振り向くほどのとんでもないかわいさなの!?そ・れ・に、体毛がほとんどないし・・・」
「まあ体毛がないのは生まれつきなんだよね。まあ肌は色々手入れしているけど・・・」
・・・実はメイクというのは私もしていないんです。すっぴんです。
というかさっきネットで調べてメイクの意味を知りました。
「フェリはメイクは知っているよね?この前よりも可愛くて美人になっているから」
「えっと・・・知ってはいるんですが、私もメイクはしていないです」
正直に答えました。
「え・・・フェリもなの?メイクしているのこの中で私だけなの??何で私の周りはとんでもない美人ばかりなのー!」
私とユイシアさんそれぞれ80曲程度を歌い、それでも元気そのものでわいわいやっていたんですが、
時計を見てにはっと気づきました。
あまりに楽し過ぎて時間を忘れて、10時間もカラオケしてたみたいです。
「そうですね。私たちも"Star Explorer"みたいな魔法感あるみたいな、歌っている動画撮ってみませんか?」
「それはいいかもね!」
「あの、魔法を地球の方々へ見せて大丈夫なの?」
「あ・・・そうでしたね。」
「僕は別にいいと思うけど。どうせ視聴者たちはCGやVFXだと思うだろうし」
「それだったらいいんだけど・・・もし魔法の存在が知られたら大変なことになるかなと思って」
そういえばそうでしたね。
エミリアさんの心配ごとはごもっともです。
ここ地球では、過去に魔法が使えると疑われた方々がことごとく処刑になるという悲しい出来事が起こっていますからね。
しかも実際には彼女たちは魔力がなかったのでただ悲しいです。
「あ、それだったら。魔法を使わなければいいんですよ」
「そうね。それだったら問題がないと思うわ」
「でもな・・・魔法がないと迫力があるのが」
「それこそCG使えばいいんじゃないの」
「そうか・・・CGだと、結局今までと同じやり方だからな・・・」
ユイシアさん残念そうでした。
・・・結局その時は動画撮影の話はお流れになり、私たちはユイシアさんの家に戻りました。
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そうそう。ギルドパーティー「ステラの箱庭」としての活動は結成してからあまりできていないですね。
(できたとすると、私とユイシアさんの休みが合った時ぐらいでしたから。)
私が今ギルドパーティーの活動をすると、ギルドで日程的におかしいだの言われそうなので、つじつま合わせも兼ねて、活動開始は11月17日以降にすることにしました。
ノースホール村に門がないことをいいことに、あのとき本来20日かかるルートを3時間で行ったことはやりすぎたかな・・・と思いました。
でもいいです。こうして今があるんですから。
今日はただのカラオケ回でしたね。
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