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ステラの箱庭  作者: Arisa
フェリシアは魔王になる
38/57

201909261500

えっと、スマホの時間を見ると9/26 15:00ね。

そろそろですね。


----


私は竜に変化してアトリエの近くに隠れます。

もちろん誰にも気づかれずに。


・・・さて、冒険者たち19人が到着しましたね。

ほぼ半分に分かれて、半分はアトリエの結界の攻撃、もう半分はブラックドラゴンへの攻撃。


でもブラックドラゴンは本来なら攻撃すると即死なんです。

でも、私は冒険者が来る前にブラックドラゴンに対して指示していたんです。できるだけ殺すな、と。

(なぜかって?デモンズは倒されたとすでに世間に知らしめたいのに、ブラックドラゴンが目撃者全員殺したら意味がないじゃないですか。)

さてと、私も動きますか。


私は素早くブラックドラゴンをアイテムボックスに入れる。

そして冒険者たちの前に現れ、竜人に変化した。


----


「そして我は宣言する。魔王デモンズは我が倒した。」

よし、宣言しました。

みなさん安堵している・・・・いや、違う。

なんか一部の人たちが私に攻撃しようとしてきた。

「魔王は俺が倒す!」

「シュリック!やめろ!」

全く避けなったので私に攻撃が当たりましたね。でも私は無傷ですよ。

竜人なので人よりもさらに防御力が高いです。

なら、攻撃したのなら私も仕返ししましょう。

「ぎゃああああ!」

はい。一撃で倒しちゃいました。

「我を攻撃するもの、我も攻撃する。」

決め台詞を決めた私は、アトリエの方に向かっていった。

そしてアトリエの展望台には・・・・エミリアさんにユイシアさんがいました。


それに・・・もう一人私の知らない人がいたのだ。

でも・・・この人は日本人だと思う。


で、私は展望台に入り、また竜人になりました。


「我は邪魔者は追い払った。」

「邪魔者?冒険者のこと?」

「そうだ。冒険者らだ。そして我がデモンズを倒したと宣言した。」

「ちょっと待って。デモンズを倒したのはフェリ・・・」

「そうだ。だが我も遥か昔にデモンズを一度倒しているのだ。事実ではある。」

そうなんです。私がそのデモンズを倒したライゼン(フェリシア)ですからね。


そして私は大事なことを言わないとね。

「我がお主らに伝えたい大事なことが三つある。一つはここの領土はもうすぐ移転し、この建物ごと別の場所に移動する。もう一つは移動する先は我の領土となる。その場所はお主らに無償で貸し出す。もちろん警備は我持ちだ。」

そう、建物ごと転移させるんです。

「いい条件ではあるけど、つまり何か対価が必要ということか?」

「これ自体の対価は必要はない。ただ移動によって時差が起きることぐらいだ」

では、転移魔法、行きましょう!


すると、今まで夕方だったのが、真夜中になったけど、これは時差の影響ですね。

ここから遥か東のマジック・フライデーの近くに転移させたんですから。

これ、意外と魔力使いました。


「ねえ、よく見ると、ライゼン城が近くにあるわ。それにフェリが目指しているマジック・フライデーも」

ライゼン城・・・ふふ。私の家、ステラ・ホームですよ。でも今は言わない。

三人には10月まで私であることは黙っているつもりだ。

だって、"15際の"私は今ペーレスンへ向かって歩いてるからね。

そう、ここ15年の間私は2人いるのだ。2人いると混乱するでしょう?

そういうのもありここ数年はステラ・ホーム以外では人にはなっていないのだ。


「ところで、なぜここに移動させたんだ?」

ユイシアさんが質問した。

「それはだ、あの土地は実は国王の別荘地になる予定なのだ。お主らが国王を背くことを避けるためにこの地に移したのだ」

「なるほど・・・そうだったのね。だからあの土地に精霊様がいらっしゃったのね」

そう。デモンズ城、いやアトリエのあった場所は精霊様がいるのだ。

おそらく国王も精霊様がここにいることを知っていて、加護を受けるために元々別荘を立てていたのだと思う。

「そしてお主らのドラゴンを消したのは、単純にこちらに移すためだったのだ」

はい。ブラックドラゴンをアイテムボックスから出して元に戻しましたよ。

「あ、移転させるから消したのね・・・」

エミリアさん、妙に納得してました。


あ・・・私はあることに気づきます。


確か、アトリエとイリオゴストにある私の家を繋ぐ転移門がありますよね。

確か今夜、"15歳の"私がアトリエに来ようとしていたんです。

多分"15歳の"私なら、きっとアトリエ経由でマジック・フライデーに行くでしょう。

そのため、ノースホールの農地のダンジョン攻略をしなくなり、竜や竜人に変化しなくなるほか、そもそも天体観測をしない可能性も・・・・

そうなると、歴史が変わり、最悪の場合世界が消滅するのです・・・・


なので私から言わないといけないですね。

「三つ目だ。お主らの仲間のフェリシア・シモンズのことだ。」

「フェリシアは今ペーレスンへ向かって歩いている」

「へ?」

私は投影魔法を使い、"15歳の"私がバリーさんとペーレスンへ向かっている様子を移した。

これ?昔親交のあった竜国の魔法書を見て覚えたやつです。

「フェリと一緒にいる人・・・確か有力冒険者のバリー・ブラッドフォード氏ね。私はまだあった事はないけど」

そして私は"15歳の"私に対して、5日間アトリエに入れないように警告をします。

「彼女には旅をさせろ。」

「え・・・どういうこと?」

「だから彼女には旅に集中して欲しいのだ。」

なんか理解できていないっぽいですね・・・

「・・・我から条件を課す。この5日間、フェリシアをこの地に入れてはならぬ。」

「えっと、どういう意味なんだ?」

「具体的なことは我からは言えぬ。」

残念ですが言えません。

それだけだとエミリアさんたちは私に会いそうだったので、もう一つ。

「そして、この5日間に、お主らがフェリシアには会ってはならぬ。」

「・・・わかったわ。あとでフェリのアパートにある転移門との接続を一旦切りましょう」

とりあえず15歳の"私がここに来れなくなりましたね。。

「では我は我が城へ帰る。また会おう!」

これで私に対するタイムパラドックスは無くなりましたので、私は安心して帰りました。


----

SIDE: ゆい


ずっとびびっていたひなた。

「ひなた、大丈夫か?」

「怖かったよ。魔王の威力すごいよ。ユイは大丈夫だった?」

「本物の魔王と言うのはわかる。でもなぜかりゅうと同じ感じがしたんだ・・・」

「りゅうね・・・まさかそんなわけないでしょ。」

エミリアたちは無事でした。この茶番にお付き合いいただきありがとうございました。


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