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あの惑星の旅ばかりしていて、古代竜球の各地へは全く行っていなかった私です。
まあ、惑星も結構回ったようなものなので、今度は竜球の各地へ旅をしてみることにしました。
ここ竜球の過去の歴史については学校で学んでいるのである程度はわかります。
ですが、学校では教えてくれなかった国が存在したりました。
イリオゴスト、いやサロバッド王国近辺はこの当時誰も住むことはなかったと教わっているし、実際人はいないので私は近付きませんでした。
そういえば最初に魔物が出てきたのが"3800〜4000年前から"と言われているのですが、いつ、陸地に魔物が見つかるのか気になっていたんです。
そして私がこの時代にタイムトリップしてから150年経ったごろ、下のダンジョンでダンジョンスタンピードが起こったみたいです。
私が気付くのが遅く、ダンジョンから魔物が溢れていて、一部は遠くへ行ってしまっていました。
・・・あ。やらかしましたね。陸地に魔物が見つかるきっかけになったのは私みたいです。私もあの新米魔王にはきつく言えませんね。
そういったこともあり、下のダンジョンの入り口に特殊な結界を張り、魔物が逃げないように対処しました。
そして長い期間、ずっと旅三昧な日々を過ごして、さらに100年が過ぎました。
200年も容姿は変わっていません。私いつまで生きられるの?
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さて、今いるのは竜族の国、ライゼン竜国ですね。
実はこの国の存在は知りませんでした。歴史で教えてもらってなかったです。
ここは、(現代では)絶滅しているさまざまな竜族と人に竜人が共存して住んでいます。
平和主義な国で、争い事など何もない幸せな国です。国の面積は帝都並と狭いですが。
ちなみにこの国はミノバス帝国の帝都の場所にあります。
そうなんです。この国は何かが原因で滅びるのは確実です。
君主はライゼン国王です。国王もいわば竜人です。
私、色々あり実はライゼン国王とは親交がありましたが、とても優しいです。
でも歴史上のライゼン誕生はそろそろですが、まだ魔王ライゼンが生まれたという噂も聞きません。
というかステラ・ホームの近くにライゼン城はまだありません。
もしかして、近くこの国王が魔王に変貌するのか?まさかね。
そう考えていた私ですが。
次の日。悲惨なことが起きました。
なんと真夜中のうちに軍隊がライゼン竜国を一斉攻撃したのです。
国の人々は死に絶えていました。
正直、全滅でした。
もちろん王宮も大ダメージです。
「そんな・・・」
私は「ステラ・ホーム」で休んでいたので、私自体は無事だったのですが。
ライゼン国王の元へ私は駆けつけました。
「フェリシア・・・お主は無事だったか・・・」
「国王!大丈夫ですか!?」
「ああ・・・なんとか持ち堪えたが。我はすでに命がつきようとしている」
「そんな・・・!」
「フェリシア。お主にはな、我の国の王になるのだ。これが我の最後の命令だ」
「え・・・。」
意味がわからなかった。なぜ国王?
確かにライゼン国王以外は、国の官僚はすでに生きていなかった。だからと言って私に国王を務めるのは無理です。
確かにこの国は30年前から付き合いはあったけど、それでも年2回程度だ。
それにしても、小国を滅ぼすほどの軍隊って一体・・・
無理ですと返そうとしたら、すでに国王は生き絶えていた。
でも悲しんでいる余裕はなかった。
軍隊が再度こちらに来たのだ。
おそらく国王のトドメを刺しに来たのか。
「やっぱりだ。国王は死んでいるようだが、まだ誰か生きていたようだ。」
「え・・・やっぱり殺しにきたの」
私にはエミリアさんからもらった指輪があるので、どんな古代用語だろうと言葉がわかるのだ。
「そうだ。我らはこの国を消滅させるためにきた軍隊だ」
はっきり言った。
彼らはリザードマンであった。
「え・・・一体何をしたの」
「決まっているではないか。貴様ら、我が国に危害を加えているではないか」
「そんな、この国は攻撃したことなどありません」
「やっぱりしらを切る気か。やれ!」
話す気がありませんね。まあ人間でもないですし野蛮ですしね、やりましょうか。
わずか2時間でささっと倒しました。
えっと、相手側が10万もいたんですが・・・・私一人で全滅させました。
正確には魔物を召喚して手伝ってもらったんですけどね。
もちろん私は無傷です。
しかし・・・この国はもう壊滅状態で、もう国として復興が無理な状態。
これは復讐のしがいがありますね。
隙を突いて相手の本拠地を聞き出したので、いきましょうか。
その本拠地は・・・「ゼノアート」。
私が200年前に確認した時は街すらなかったところです。
ゼノアートまで竜形態で移動し、そこで竜人となって隊長を驚かせます。
あ、魔法書に書かれていることが今になって役に立ちました。
竜形態から竜人に変化できます。もちろん竜形態は裸になるのですが、実はこの当時の竜人は裸なのです!(*竜人が服を着るようになったのは現代から1000年ほど前からだそうです)
竜人は鱗で守られていますから!
「何者だ」
「ライゼン国からきたといえばわかるな。これは王国を消滅させたことに対する復讐だ」
変身したんですが、ちょっと口調を変えました。声が男声なんです。
「貴様、国王のライゼンか!やれ!」
もちろん私の圧勝で、軍隊ごと壊滅させました。
後で知ったんですが、軍隊の本拠地とされた場所・・・実はれっきとした王国で、その名前は「パラドン」でした。
なので私も一つ小国を滅ぼしてしまったことになりますね。
そしてこのことが原因で、私(の竜人と竜の姿)が魔王ライゼンと呼ばれるようになり、ライゼンの恐ろしさが代々伝わっていったということになります。
・・・ということはですね。ライゼン城と言われている建物は「ステラ・ベース」ということですね。
実は・・・当初は「頂上がステラ・ホームの庭となるなど土台として機能している」ので「ステラ・ベース」という名前にしていたんです。
・・・なんだけど、時が経つにつれて私も自然に「ライゼン城」と呼ぶようになったので公式にライゼン城にしたほうがいいですね。
あとで気づいたことですが、魔王城はデモンズ城が特殊なだけで、魔王城は基本的に下層がダンジョン、上層が屋敷・・・といった構成らしいんです。
気付かぬ間に魔王の道を歩んでいた私です。
(デモンズ城は本当にダンジョンがなくとても大きな屋敷一棟だけでした。そこに魔物や魔族たちが多数いた・・・と言っていた方がわかりやすいですかね)
そして、私はあの惑星へ行きながら、竜球で竜で旅をして迷惑ごとを解決したり、はたまた悪者を倒したり、などなど・・・
ということを繰り返していきました。
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竜や竜人になることをずっと繰り返していくと、なんだか外で裸になることに対する抵抗が薄くなっていき・・・その結果、普通に外で全裸になっても、特に何も気にしなくなりました。(まあ竜や竜人は裸というのもあるかもしれない。)
それどころか裸になると自然体になれるため、私は裸でいることが好きになりました。
実際、少なくともステラ・ホームの最上階にいるときは私は常に全裸ですからね。("私以外の人がいることがありえない"からね。)
それでも私は、基本的には服を着るようにしています。私は"コーデを選んで服を着る"ことも好きなのです。
それに・・・裸だったら相手が驚くでしょう?
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そうそう、"私の当初の目的地であったマジック・フライデーについて。
そこに稀にあるステラの木の実を私は集めることは・・・しませんでした。結局私は創造で事足りてしまいます。
ここを観察していましたが、ここにある赤い木の実も相当レアでした。だって1年に一回、大体100個くらいしか出てこないです。黄色い実に至っては50年に一個!
私がタイムトリップしたばかりの頃はステラの木の実は放置され・・・1ヶ月後ぐらいに地面に吸収され消滅していきました。
私がタイムトリップして1000年後くらいから、魔物や魔族たちが続々と木の実を採取していきました。時には奪い合いもありました。
(だからノアくん持っていたのね)
ただ、木の実は実際どうやって作られたのかはまだ分かっていません。
作られる瞬間を目撃しようと張り込んでいたんですが、まだその瞬間を見ることができていません。
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そんなこんなで結局3000年も生きることができました。
“3000歳”を祝える私。本当に私はいくつまで生きられるの?
あ、もちろん容姿は一切変わっていないですよ。髪の毛が伸びただけです。
そうそう。これだけ髪の毛が長いと、稀に髪の毛で遊ぶ時があります。
例えば、三つ折り。二つ結びを基本として、髪留めから髪の毛を10ft程度出してツインリングにした上で髪を後ろに流します。
これを応用して、髪留めから髪の毛をさらに10ftずつ出すことで五つ折りとか七つ折り、九つ折りとかもできてしまいます。
九つ折りとか後ろ姿がかなり迫力がありました。
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そして・・・あの惑星の旅を繰り返して気づいたことがあります。
あの惑星の名は地球でした。
(なぜ気づいたかって?たまたま"15歳の"時の私が調べていた地球の歴史とそっくりだったからです)
つまり地球への転移は異世界転移なんかじゃなく、ただとても遠い宇宙の星へ転移していたんです。
そしてエミリアさんは異世界転生ではなく、ただの転生ですし、私から見るとユイシアさんは異世界人ではなく宇宙人になりますね。
そうなると、ユイシアさんも、「私のここでの旅」を知るかもしれない。
すると、そのままだと「フェリシアって確か歴史上に登場する人物の名前で〜」と言われ・・・それで歴史が変わりそう。
なので、地球では私は「りゅう」と名乗ることにしています。
ちょっと口調も変えてね。
名前の由来?それは私は竜に変化できるんです。
(最初にあった人たちに"りゅう"と名乗っていた、みたいなのもあります)
そして魔法書にある見た目を変える魔法で赤目にするんです。
そうそう、あのエミリアさんにもらった翻訳してくれる指輪。
実はスティールスキルのおかげか、あの指輪の翻訳機能を私が取り込んでいるようでした。
つまり、あの指輪はなくても全ての言語を理解できるようになっているんです。
なのでりゅうの時は外しています。その特徴的な細い指輪でも私だと気づかれるかもしれないから。
でもりゅうのとき以外は常につけてますよ。エミリアさんの形見ですから。
(あれ?エミリアさん・・・もしかして将来私が殺すの・・・?)
このフェリシアの古代竜球探検物語もどこかで書きたいです。でも最終的にこの物語のジャンルどうなるんだろう。
これからしばらくの間、時間をだいぶ早く進めます。
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