表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ステラの箱庭  作者: Arisa
フェリシアは魔法が使える
3/57

3

そして、殲滅依頼を出したその日のうちに有力パーティーが訪れたのだ。

その名も“黒き誓い”。

なんでもたまたまこの街を通過しようとしていたのだ。


そして主宰のSランク冒険者が受付へ近づく。

Sランク冒険者の名はアラン・スミス。

当然ながらSランクとなれば国中で知らない人はいない。


ギルド内はざわついている。当然だ。

Sランクの冒険者なんて世界中に数十人しかないのだから。


実はSランクはランク昇格試験では手に入れられない。

国からの認定が必要になる。認定される行動の例としては、例えば魔王を倒したり、魔族や国賊から国を救ったりするなどの英雄的行動などだ。


彼が私に近づいてくる。

「はい、冒険者ギルドです。どのようなご用件でしょうか」

「ああ、例のオークの殲滅の件だが」

「はい。依頼を受けてくださるということでよろしいでしょうか。」

「そうだ。」

「では、まずパーティーを確認させていただくので」

「そうだな」



しばらくして。

「・・・おい、あいつがいないのか!?」

「はい、すぐに探してきます。」

「俺も行く」

“黒き誓い”が騒がしい。何かあったのだろうか。

「すまない、ちょっとしたトラブルがあってな。また来る。」


そう言い残し、何やら急いだ様子で“黒き誓い”は去っていった。

なんかパーティーから誰かが離脱したようだけど。


一時間後、“黒き誓い”はまたこのギルドを訪れた。


「すまない、用がある。」

「はい。どのような」

「いや、実は収納持ちが離脱してしまってな。急ぎで収納持ちをパーティーに入れることは可能か?Cランクでもかまわない」

「はい。収納持ち、つまりアイテムボックスを持った方でしょうか。確認します。」


とは言っても、実は今、アイテムボックスを持った冒険者がちょうどギルドにいなかったのだ。

エミリアさん?タイミングが悪くてちょうど泊まりこみの依頼を受けている最中だ。


「ギルドマスター、アイテムボックス所持者に対して緊急依頼をかけますがいいですか?」

「その必要なないと思う。別に職員が冒険者になってはいけないというルールはないし、わずかだが職員と冒険者を兼任している者もいる。」

「はあ。つまり」

「つまるところ君が冒険者登録すればアイテムボックス保有者はいることになるな」

「なんで私がアイテムボックス使えるのを知っているんですか?」

「いやデスクで普通に使っていただろ」

「あっ...」


ということで私自身がCランク冒険者になることになった。

(アイテムボックスで冒険者・・・)


「で、どうだった。」

「はい、私がパーティーに加入しても構いません。宜しければ。」

「は?君は受付嬢だろうが。」

「えっと、今日になってアイテムボックスを身につけました。」

「・・・はあ。まあ、こちらは翌日の早朝に出発する。今日は出かけるには遅いからな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=919463169&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ