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ステラの箱庭  作者: Arisa
フェリシアは旅をする
22/57

201909250600

翌朝。

私は早く起きた。

早めに馬車に乗るためだ。

今日は馬車に乗るので普通にカジュアルなやつでいいよね。

今日のコーデ・・・よく見るとほぼ地球、日本っぽいです。少なくともここで見かける衣装ではありませんね。

そもそも、その土地にコーデを合わせろとかいう人がたまにいうけど、可愛ければそれでいいんじゃないの?


あとは・・・そう、これです。

ステラの木の実。

今は赤いのしか創造できないけどね。

いっぱい作れて食べられるけど・・・とりあえず毎日一個ずつにしておきましょう。


そしてエミリアさんの宿経由でメリングーンへ。

「おはよう、フェリ!」

「おはようございます、エミリアさん」

「結局イリオゴストで寝たの?それじゃ旅どころか日帰り当然じゃないの。本当に旅するの?」

「はい。私は決めたんです。」

「わかった。決意は堅いのね。でもまた会うと思うわ。あなたは転移魔法も使えるし」

「そうでしたね。」

「そうね。なんかあったらいつでも戻ってきて。」


「あ。ランク昇格試験は?まだ先だけど」

「その時までには必ず会う思います」

そして私はエミリアさんとしばらくのお別れになった。


そして馬車の停車場へ。

正直馬車の停車場はしょぼいです。駅を見てしまった以上そう感じます。

「ごめんな嬢ちゃん。実は王都ミロアル行きの馬車はしばらく運休になりそうなんだ。道中にある近くのダンジョンでスタンピードが起きてな、冒険者らが対処中なんだよ」


どうやら馬車のルートをダンジョンが邪魔をしているのか?

詳しいことはギルマス(お父さん)に聞いてみよう。


そもそもだ、両親へ私が本格的に旅へいくことも言っていなかった。

しばらくのお別れにもなると思うし。

まずはギルド・・・いや実家に行こう。まだ朝早いし。


「はーい・・・ってフェリシアか」

「おはよう!」


「さて、大事なことを言っていなかったんだけど、私、冒険者として旅に出ます。目的地はマジック・フライデーね」

「マジック・フライデーか・・・」

シーンとなる。両親もだんまりしていたが。

「わかった。お前が決めたことだ。行ってこい。だが、無理だったら必ず戻ってくるんだ」

「はい!」


そうだ。ギルマス(お父さん)に聞いておきたいことがあった。

「えっと、王都へ行くんだけど、ダンジョンスタンピードが起きているみたいで馬車が」

「そうなんだよ。そうだ。道中ならついでにダンジョン攻略もできないか?まあダンジョンまで徒歩か早馬になるが、ちょうどギルド持ちの早馬がいなくてな」

「まあ、道中だからこれも試練ということでこれは行きましょう!ギルマス、依頼を受けます」


「よし来た。じゃあ、これにサインして」

「あなた。依頼を受けるのはギルドで」

「そうだな」

お母さんに注意されました。


そしてギルドに向かい、正式にギルドの依頼を受ける。


「では、行ってきます!」

「頑張ってこい!」


私の本当の旅、始まります。


----

SIDE:アドルフ


マジック・フライデーか。

魔王ライゼン城に近いところだ。

あそこは、魔王城近くなのもあり魔物が強いと聞いていたが、大丈夫だろうか。


そういえば今日のフェリシア、見たこともない防具だったな。

正直防御力が高いかどうかは俺にはわからなかったが、まあ大丈夫だろう。

なぜならフェリシアには鑑定というものが通用しないのだ。


その強さであればまあ大丈夫だろうか。

どちらにしろ、あの距離からすると着くには数ヶ月はかかるだろうか。

早馬などを使えばもっと早く行けるかもしれないが。


それにしてもここのダンジョンの情勢がおかしい。

ここ最近ダンジョンが減ってきているのだ。

具体的にはダンジョン攻略してコアを破壊した数が増加する一方で、新規ダンジョン発見が減ってきている。

このペースではダンジョンが無くなるのではないか?


このままではダンジョンが全く無くなったイリオゴストの二の舞になりかねない。

----

SIDE:バリー


さてと、昨日はここに一泊した。

そして今日はここを旅立ち、別の国へと向かうのだ。


どうやら、私が行く予定の街道沿いのダンジョンでスタンピードのようだな。

私はこのダンジョン攻略依頼を受けた。


そして、私と同じダンジョンの攻略依頼を受けていて、すでに出発済みの少女がいた。

フェリシア・シモンズだ。

彼女、Cランク冒険者らしいが、依頼のダンジョンはBランクの魔物がいると言われている。大丈夫か?

心配になったので先を急ごう。




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