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透視能力を手に入れた男子高校生の日記

作者: ネコタング

4月8日 晴れ

朝起きたらあらゆるものを透けて見えるようになってた。そのせいで距離感が掴めず、学校に向かう最中も人とか物にぶつかってばかり。なんだこれ。




4月12日 曇り

この能力?にもだんだん慣れてきた。

まだあまり上手くいかないが、凝視するような感じにしたら透視ができるような感じでコントロールできるようになってきた。何に使おうかこの能力…。




4月14日 晴れ

この能力の使い方についてひたすら考える毎日。

結論が出た。エロだ。エロいことに使おう。むしろそれ以外ない。

そうとなったらやることは一つ。クラス一の美女ゆりちゃんのおっぱいを見るしかない。



4月15日 雨

肝心なところが見えない。ブラまでは容易に見えるのだが、その中身まで見ようとすると上手く制御できない。なんでだ。ゆりちゃんの乳首が何色か気になって眠れない…。



4月16日 雨

真っ黒だった。どす黒いほどにそしてでかく、体のいたるところに。彼女の体のあちこちに黒い何かが住み着いていた。乳首を見るはずが彼女の病を発見してしまった。



4月20日 曇り

彼女の病について伝えるべきか…。ただ、なんで知ってるのと聞かれたらなんて答えたら…。透視で見ましたなんて信じてもらえるのか。



4月25日 雨

ゆりちゃんに伝えた。彼女は一瞬驚いたが、すぐに悲しい顔をしていた。どうやら既知の問題らしく、もう治らないようだ…。なんでわかったの?と聞く彼女に、素直にこの能力のことを伝えた。疑っている感じではあったが、信じると言ってくれた。



4月27日 曇り

彼女の病を知ってから、ただただ悲しい日々。なんで見るだけで何もできないんだ。



4月30日 晴れ

彼女から相談があり、主治医に話したらその透視能力を使って手術をしたいとのことだった。自分に出来ることがあるならなんでもやる、そう彼女に伝えた。始めて彼女の笑顔を見た気がする。



5月24日 晴れ

手術は成功した。こんな自分でも人の命を助けることができるなんて…。将来は医者になろうと決意した日でもあった。手術中、不可抗力で彼女の裸を見てしまった。綺麗なピンク色の乳首だった。




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