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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

馬鹿は死ななければ理解しない、それはつまり一生理解出来ないと同じ

作者: セロリア

俺は裏リングチャンピオンだったんだ。


つえー奴と何度も戦った。


全てに勝利してきた。


最強だった。


まじで死闘も何度かやった。


警察にはもう少しで過剰防衛だから気をつけてと何度も注意されたよ。


相手は数人、ナイフ、バッド、鉄パイプ、角材、ナックルに紐、よくあいつらも用意したもんだよ。


けどまあー・・燃えたね。


逆に燃えたよ。


いつも気づいたら周りは血の海で、俺だけが立ってんだ。


爽快壮快、最強だって自分凄え!って、まじで震えたよ。


そういうの起こるたんびに、数と武器増やすんだけど、あいつら結局やる気ないんだよな。


結局気合いが足んねーんだよ、気合いが。


一発一発殺すつもりでさ、頭を思いっきり鉄パイプで前から殴るんだよ。


デコがよ。


べっこりへこむんだよ。


まじ面白い頭の形、笑。


はははははは、・・・・はは。


んでさ。


ヤクザに目をつけられてよ。


二人くらいぼこにしちゃったのよ。


弱かったなあ、あいつら。


・・。


気持ち良かったなあ、あの夜はよ。


いつもより張り切っちまったよ、コンドーム足んねー足んねー、笑。


そのホテルの部屋にカチ込まれてよ。


女友達も一緒に車に誘拐されてよー。


船の上でな?


俺の目の前でヤリながら殺されたよ。


殺されてった。


色んな殺され方を見たよ。


溺死。


目の穴を空けられてのフェラチオ。


・・。


まあまあ、とにかく、そうやって女友達5人全員俺に見せつけて殺したんだ。


俺は両手両足の腱を切られててなんにも出来ない状態だったから。


女達は俺が何にも出来ないって解った途端になんかめちゃくちゃ喚き散らしてたな、笑。


すげえ、馬鹿にされた。


何にも出来ないごみくず、呪ってやる、お前は一番残酷な死に方だ、お前なんかと知り合いになるんじゃなかった、俺は黙って聞いた、なんか泣いてたし、俺、笑。


最後の女が死んだ後、女全員の子宮を食わされた。


吐けなかった。


鼻と頭は押さえられてたし。


途中で気絶したよ。


目が覚めたら病院だった。


俺は頭がはてなだったよ。


何で生かされたのかって。


答えは直ぐに解った。


ダルマになってた。


手足が根元から無かった。


港で網の上に放置されていたらしい。


何でもっとトレーニングしなかったのか?


何でもっと残酷になれなかったのか?


何でもっとあのカチ込みの時、抵抗しなかっのか?


何でもっとスタンガン対策をしなかったのか?


何でもっと強くなれなかったのか?


何でもっと・・。


何でもっと・・。


う、うう・・。


そうだろ?


うう・・。


もっとトレーニングさえ。


もっとスタンガン対策さえ。


しておけば。


あんな奴ら楽勝だったのに。


なあ、お前もそう思うよな?


そうだろ?


そうしときゃ俺は死なずに済んだんだ、だろ?




お迎えの死神「・・お前に聞く」


あ?何だよ?


お迎えの死神「お前は風呂や便所や、温泉や、人混みを一生行かないつもりだったのか?」


あ?はあ?は?何言ってんだ?んな事いちいち聞くか?普通に考えろや!普通によ?んなもん出来る訳ねーだろが!馬鹿か?



お迎えの死神「・・さあ、行こう、時間だ」


いや、行くけどよ?さっきの話に答えろや?俺はスタンガン対策さえしときゃ負けなかった?そうだろ?なあ?そうだろ?なあって!教えろやそんくれー、なあ、なあって?


お迎えの死神「・・ああ・・答えよう」


《ズドン!》 門が出現。


お?何何?


お迎えの死神「答えには既に答えた」



はああ?何言ってひう!?《ギイイイイ》門が開く。



んだよ、おげええ!んだこの匂い!?まじうげほおええ!!



お迎えの死神「地獄の匂いだ」



はあ?っほおおげええ、はあはあ、ううえ!おおっえ!まじくっさ!じ、地獄って意味わかんねーし!意味わか《バタアアン!》



お迎えの死神「はあ、あいつの知り合いの殺された女達も同じような事を言っていたなあ」



回想中。



{女達『ねえ!そうなんでしょ?あいつとあんな関係にならなきゃ死なずに済んだんだよね?そうなんでしょ?ねえ!そうなんでしょ?』}


{お迎えの死神「答えよう、確かにあの夜、死ななかった」


{女達『ほらあ!やっぱりあの男のせいだったんだあ』}


{お迎えの死神「しかし、その半年後、お前達はやはり死ぬ運命にあった、お前達の考えが変わらない限り寿命はそう変わらん」


{女達『何で?どうやって死ぬの?』}


{「お前達はホストに借金があるだろう?その支払いの為に中国に売られるところを逃げ出し、殺され、臓器売買される運命だった」}


{女達『はあ?意味わかんない!?借金じゃねーし!信用だし!返すし!ちゃんと返すし!』}


{お迎えの死神「待って貰えなかった、というか最初からそのつもりでお前達に酒を飲ませたのだよ、あの店のホスト達はな」}


{女達『1「たっくんがそんな事する筈ないじゃん!」


2「は?ちょ!?たっくんって誰?もしかしてたくや!?」


3「あたしは違うもおん、あたしは龍ちゃんだもーん」


4「はあ?りゅ、龍ちゃんって金髪のロン毛の!?」


3「は?あんたの龍ちゃんと違うし、何とちってんの?馬鹿?」


4「お尻に女の名前彫って・・」


3「ああ!もう最悪!まじであの糞男浮気かよ!?」


4「最悪はこっちの台詞なんですけど~?この淫乱肛門女!」


3「んだとコラアア!?」


1「たくやはあたしのだっつってんだろ年増あ!!」


2「たくやとあたしのお店の為に600万借金したあたしに勝てんのかよ、アア!?こらよおお!?」}


《ギイイイイ》


女達『!?・・う、うっぷ、うっげええ、くっせえ?うわくっせええ、お、おっく、く、おごうええ』


お迎えの死神「地獄の匂いだ」


女達『え・・』


お迎えの死神「何故地獄に行くか、解るか?」


女達『全部あの糞男のせいだろうが!!』


お迎えの死神「・・はあ、駄目だこりゃ」


女達『何だよ!?じゃ何が悪かったって《バタアアアン!》


回想終わり。


お迎えの死神「悔い改めれば、地獄に行かずに済むモノを、はあ~あ、馬鹿は死んでも馬鹿なのか?・・馬鹿なんだろうなあ、可哀想に」



一人の女子高生を見る。



合コンカラオケを断り、勉強をしている、英会話、リスニングの塾、将来は通訳になりたいようだ。


お迎えの死神「・・馬鹿程言う、時間が沢山あって暇だと、賢者は言う、時よ止まれ、と、そして更に賢い者は言う」




こんなに時間をくれてありがとう、と。




《エンド》


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