番外編 小さくてよわかったぼく
※これはグリーがベビーグリフォンの時の話からエリアル進化までのグリー視点の話です。若干回想っぽいかな?
ぼくのまわりをみてみると、ぼくよりも大きな黒っぽい青のトカゲ、くろい剣をもったひとがたのまっくろい、そしてすごいおおきなドラゴンがいた。ぼくはこわくてすこし震えていた。
ぼくのますたーとなる方がぼくらにやくわりをわりふって、ぼくはマオさんといっしょにますたーのそばでしゅぎょーするのがやくわりらしい。大きいトカゲさんたちはもうそれぞれのばしょで任されたことがあるらしかった。そのときぼくはすこしくやしかったのをおぼえている。
ぼくらのマスターはすこし変わった方だ。まずおきたら僕やマオさんにあいさつをしてくれる。そしていろいろなことをおしえてくれたりする。ふつうのマスターではしないようなこともしたり、一層や二層にいるモンスターたちのところへいったりと自分の手下であるモンスターたちによくしているようだった。
そのおかげなのかどうかぼくにはわからないけど、一層を見にいったときにぼくはマオさんやマスターとはぐれて森にまよいこんでしまってすごくこわかった。
森はすこしくらいし、じめんがぬかるんでいたりしてぼくはそこでたちどまってしまおうかとおもったけど、すぐにここからでたかったので歩いていた。ぼくが大人なグリフォンなら空に飛んですぐにいけるのに、とおもった。
そんなこわがりながらも森をあるいていると、とつぜんいぬっぽいやつとみどりいろのちいさい人型があらわれてぼくはこわくなってにげだそうとしたのだが、じめんがぬかるんでいてこけてしまった。もうだめだ……とおもってめをつむっているたのだけど、なにもなかったのでめをあけてみるとみどりといぬっぽいのが鳴き声を上げていた。ぼくはわけがわからなくなっていた。泣きべそかいていたのをいまでもおぼえている。だけど、もっと鮮明に覚えていることがある。それはそのあとゴブリンとコボルトの鳴き声を聞いて気づいてくれたマスターが大丈夫だったか?といいながら僕を抱きしめてくれたことだ。なにがなんだかわからなくなっていたぼくはそのときマスターにだきついてずっと泣いていた。だけどその時は怖い気持ちよりも、すごく安心した気持ちがあった。このときから僕はマスターが大好きになった。
そんなマスターがそのあとすぐに名前をつけてくれた。グリーという名前でマスター自身はなんだかもっといい名前がいいんじゃないか?とか聞いてきてくれたけどぼくは大好きなマスターのつけてくれた名前なのですごくうれしくって、その日はずーっと幸せな気分だった。
森での出来事があってからすこしたってからはぼくはマオさんと二層のドラゴンさんやオオカミさんと一緒に戦う練習をしたり、三層にいるおおきなドラゴンのおじいちゃんのところへいって遊んでもらったり、一層のコボルトやぼくといっしょにマスターのところへきたくろい人型や、ゴブリンたちの仕事を少してつだったりしていた。そんな日常をおくっていたぼくはこのダンジョンのみんなが大好きになった。その時僕は、みんなを守れるくらい強くなりたい、と思っていたのをいまでも忘れていない。
そうしたことのあとぼくはマスターに呼び出されて、進化するか?といわれたのでぼくはつよくなれるなら!という気持ちをこめて元気にグォッと叫んだ。そんなぼくのきもちを理解してくれたのかわからないけど、ぼくを進化させるぞ!と言ってくれて魔力素をぼくにこめてくれた。
そのあとぼくのからだは光に包まれてなにがなんだかと思っていると光がやんで僕の目線が高くなっていた。そして羽や爪がちいさかったぼくの体とは思えない大きく鋭い爪が手についていたり、羽に風が付いていたりして僕は体中に力がみなぎっていた。そんな僕の姿を見てマスターがすごくかっこいいし、強そうだぞ!って言ってくれてすごいうれしかったなあ。
そのあとシャインドラゴンさんとかと戦ったりして、いままでの戦いよりもすごくいい戦いができた。
このマスターからもらった力で大好きなダンジョンのみんなを守れるくらい強くなれるとうれしいな。
遅くなり申し訳ないです……




