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ぷろろーぐ?

 気がついてみたら爬虫類になっていた。

 何を言っているのか自分でも意味が分かりたくないのだが、

気がついたら爬虫類になっていたのであった。


<なにこれ?>


 なぜか目の前にある大きな鏡を凝視してそんな言葉を口にした。

口にしたといっても、どこぞの言葉が喋れるわけでもないので、

「ぴぎゃー」とか「ぴょげー」とかそんなかんじの奇声である。

 自分ではそんな言葉を発している気はまったくないのだが、

そんな言葉になってしまうのである。


<夢とか?>


 ざっくばらんに俺はそう呟いた。

やっぱり「ぴぎゃー」とか「ぴょげー」とかそんなかんじの奇声である。

鏡を使ってぐるぐるまわってみたりした。


 無理やり二本足で立ってみた、

尻尾を振り回してみたり、身体能力はどうなのかと

その場で足に力を入れて一回転もしてみたが

いがいにすんなりできてしまった。

これには驚きである。


 あまりに面白かったので

ぴょんぴょんと繰り返してはみたものの

何度も繰り返してると目が回るということに気がついた。

 お腹の中からこみ上げるものを感じて

これは多様すべきことではないと悟った。

 簡単に言えば、

気持ち悪くなってしまったので途中でやめた。


 とりあえずもう一度鏡を使って確認をしてみた、

 ぎょろりとでっかいお目目に硬そうな緑色の鱗。

 ペッタンペッタンと可愛らしい(?)足音がなり

大きく五本に分かれた手足に、長い胴体と愛らしい尻尾(?)。

 自分がどうしてこんな姿になっているのかまったくの謎だった。

もともと爬虫類が嫌いではない性格なので夢なら良いな程度に考えておいた。


 あたりを見回してみた。

 鏡のほかには特に何も無く、真っ暗な穴の中にいるという感じだった。

どこにいるのか全く分からないのだけれど、

それでも明かりと呼べる物がここにはないことだけが分かった。

ついでに土っぽい。


 悲しい事か、良いことなのか? これも理解に苦しいのだが、

どうやら明かりが無い暗闇の中でも、俺には不自由することはなさそうだった。

 見えないはずなのになんだかうっすらと見える。

言いえて妙なのだけど、そんな感じだ。

 どうやらこの爬虫類(?)は夜目がきくらしい。


 ペッタンペッタンと鳴る足の音とあたりを気にしながら出口を探してみた。

 状況を整理することも大事なのだろうけど

とりあえずここから出てから考えたいと思ったのだ。

むしろ歩きながら考えれば良いよな?

 そんな結論にも達したので、俺はこの洞窟なのか

地下室なのか良く分からないところから歩き始めた。

初投稿です。使い方等も覚えたいので適当にチマチマ書いてみたりします。

拙い文ですが興味を持って貰えれば幸いです。

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