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用語集

ばんははろ、EKAWARIです。

このコーナーは文字通り、「魔王ライナス様と僕の友情日記」略してライ僕の用語集コーナーです。

とりあえず世界観とかの詳しい内容知りたい人はどうぞ。

年表と同じく、本編に話増えるにつれてこのコーナーも追加していきます。



 レスメディアについて。

 本作の舞台となっている世界の名前。

 全部でアラニカ大陸、ファイアラオン大陸、リッカ大陸、シャラリカ大陸、マディウム大陸の5つの大陸があり、9割の国で金銀混合同一教という宗教が信仰されているらしいが、主たる宗教がこれだけというだけで、宗派自体は山ほどあって、宗派対立は珍しくない。本作の舞台であるマディウムではこれの多神教派の一種が信仰を集めている。

 基本的にマディウム以外には魔法文化はなく、紀元前500年頃には精霊や神は人間界に干渉することをやめたため、信仰心の薄い人に他の大陸で魔王とか精霊や魔法の話をすると笑われることになる。


 魔の大陸(マディウム)について。

 レスメディア南東にある、本作の舞台となっている大陸の名前。本来の大きさは日本+台湾くらいの面積がせいぜいで、とても大陸など呼べる大きさじゃないが、神歴300年代に魔界と通じて以来、地図上の大きさこそ変わらないが、実際の体感広さはオーストラリア並みとなり、大陸に数えられるようになった。

 温暖な気候で四季がはっきりしており、気候としては日本に近いが、稲作文化はない。緑が豊かで、魔界と通じてより温泉も豊富で、土壌と水に恵まれている。しかし、他の大陸と距離が離れていることと、魔界と融合して魔族が跋扈しているせいで、資源に恵まれた地でありながら、他大陸の国にその存在を狙われることはない。が、大陸内での争いは珍しくなく、主人公が生まれた神歴970年頃のマディウムにおいては国の数は18あったが、主人公が亡くなる1108年には11カ国に減っている。

 

 暦について。

 金銀混合同一教を信仰している国の例にもれず、同宗教が推している「神歴」という年号を使っている。

 因みに1年は360日と2時間11分、46秒。10年に1度閏年があり、3月が1日多い。1年は12ヶ月数えで1ヶ月につき1律30日。1日は24時間であり、1週間の長さは国や大陸によって定義が変わるが、この時代のマディウムでは10日で1週間である。


 宗教について。

 マディウムの人間は、金銀混合同一教の多神教の一つを信仰している。というか、身近なところに精霊だの悪魔だのがいるせいで寧ろ一神教を受け入れられなかったといっていい。

 宗教の概要は、きんぎんを司りし主神、両性具有神ゴーディヴァアルと、彼らが生み出した神そして、神々が更に生み出した眷属である精霊がレスメディアの大地を、海を、空を、人を生み出したのだというそういう宗教。


 食料について。

 人間の主食は、マディウム芋。山芋とジャガイモの間のような味と食感が特徴で、たくさん育てられている。気候的には日本に近いため、日本で取れる食べ物は大抵取れるが、稲作文化はないので米はない。魔族の影響で食文化の開発進化が進んだために、他の大陸よりも食文化において時代を先取りしており、基本的に料理が美味い。また魔界と魔族の影響で、砂糖大根の異名をもつテンサイもまたたくさん栽培しているため、甘味に困ることは少ない。

 あとマディウムで人間に最もよく飲まれている酒は芋で作ったウイスキーの一種であり、酒といえば普通これを差す。

 魔族の主食は、パンであり、小麦が主食。基本人間同様雑食でなんでも食べるが、外見が似ていて話通じる分あまり人間を食べる気にはならないらしい。人間よりずっと良い食事をしている。魔族の食事は西洋料理に近しく、時代を先取りしまくっており、マディウムと大地が融合して以来、マディウム大陸の人間に様々な影響を与えまくっている。

 魔族にとって酒と言えば、ワインをはじめとする果実酒。カリン酒に梅酒、リンゴ酒と色んな酒を飲んでいる。


 地殻変動と、国と民の関係について。

 マディウムは、神歴300年を過ぎた頃に魔界と次元が通じ、神歴350年を過ぎる頃には完全に魔界と融合し、境を失った。以来、住んでいる人間にも魔族にもどこまでが自分たちの土地だったのか厳密な区別がつかなくなっており、また数年~数十年に一度起きる地殻変動の度に、より魔界とマディウムは融合していく。

 地殻変動が起きる度に村や地域の配置が換わるのが常であり、民衆は己が住まう土地が移動した先の有力者の傘下にその都度入るため、自分の育った街や村以外に対する帰属意識は低い。魔法が確立した神歴400年以後はそれでも国ごとに土地が移動しすぎないよう魔法使いの魔法によって変動する位置をある程度操作しているからマシだが、魔法が確立し、精霊の協力を取り付ける前の人々の状況は悲惨そのもので、神歴300年代はマディウムで最も人口が激減した年でもある。

 土地の移動や飛ばされる際の集落のまとまりをある程度限定し、保護するための魔法をかけることで、国は大きな混乱から民を守り、民衆は国に税を納める。とはいえ、国境にある土地などは地殻変動のさいに他国や魔族の支配地ど真ん中に飛ばされることもあるので、注意は必要。他国に飛ばされた場合、町長や村長はあっさり飛ばされた国の傘下に入ったりする。

 ちなみに物語開始時点の神歴988年におけるマディウム大陸全体の人間の人口は1200万人くらい。

 それに対し、魔族の人口は7万人がせいぜいである。


 魔族について。

 蔑称は悪魔。元々の先祖は精霊と同じであり、神々の掟を破り、禁忌とされた他属性精霊との交わりも繰り返しながら、自分たちのユートピアとして第三次元を作り出し移り住んだのが彼らの始まり。尚、今の魔族と精霊はチンパンジーとオラウータンくらいは違う種である。寿命は200~300年ほどで、持つ能力は完全ランダム。親子の絆より主従の絆を重視する奴らの集まりであり、忠誠心はわりと高めだが、元々は神に逆らい精霊界を捨てたやつらが元なので、3人に2人は無表情のほほんマイペースまったりで自分に正直な性格のやつが多い。神歴300年頃に、マディウムと次元が通じ、融合して以来、先祖伝来の土地を守るため人間と「ここは俺の土地です」争いを繰り広げているのだが、その際に人間に悪魔と命名された。そして既に精霊と違う存在になっていたにも関わらず、自分たちの種族を表す名前をもっていなかった彼らはそのままそれを受け取り、「魔族」と名乗るようになったという経緯がある。ボケた性格のやつが多い。


 魔界について。

 魔族の先祖である原初の精霊が、自分たちの持てる力を尽くして協力し合って作り上げた第三次元にある大地。動植物に恵まれ、豊かな土壌に美しい水、美しい森と、まさに彼らにとってのユートピア、理想そのものの努力の結晶である。尚、今の魔族は色んな属性の血が混じりすぎているのが原因で、再び作れと言われてももう一度作ることは不可能。彼らは自分たちの先祖が残したこの大地を誇りに思っていると共に愛しており、故に人間界と融合した後もこの土地が人間に取られることは許せない。が、人間の大地と魔界の境界が不明なのも確かなので、冷静な魔族は人間に多少は取られても仕方ないと内心思っている。


 精霊について。

 それぞれの属性の神に仕える神の眷属。寿命は500~600年ほどであり、性別もあり、人同様交わり子を成すことで子孫を紡いでいく。精霊界に住んでいるため、普段は精霊界の空気に含まれている霊力を喰うことで力としている。基本的にプライドが高く、神に仕えている己を誇りに思っているやつらの集まり。契約によりマディウムにいる適正のある人間達(魔法使い)に試練を与え、それをクリアするものと契約することによって人間界に呼ばれ、霊力をもらう代わりに力を与えることもあるが、基本的には術者を見下していることも多い。気むずかしく、エリート意識が高いやつも多い。


 魔王について。

 魔王は魔王という種族であって魔族ではない。初代魔王は天使の子でありながら双子の弟ともども異例の男という性別をもって、本来20人で生まれるところをたった2人で生まれてきた天使の子の片割れであるサデス。母であった母天使を死なせる形で、天界を追われ、当時はまだ名前のなかった後の魔界に双子の弟ジュール共々逃げてきたのが全ての始まり。

 元来男無き種に男に生まれたため、女性的、或いは中性的な美貌と、魔族が逆らえぬ赤き目、銀髪、自殺すら出来ない膨大な魔力でもって男に産まれてくるというのが特徴。子供を作るまで死ぬことが出来ず不老長寿であり、また初代であるサデス以外の魔王は、力が強ければ強いほど精神年齢は低く、力なき魔王であればあるほど精神年齢は高く固定されるという特徴もある。

 童貞喪失すると自動的に女の胎内に受精した息子(魔王の因子は長男にのみ受け継がれる&一人目は男しか生まれない)に力の半分以上を奪われ、暴走するにしろ、殺されるにしろ、大抵子供を作ってから10年以内に死ぬ。末期の魔王はかなり惨めかつ痛みに常に苛まされるので、発狂し、周囲数㎞の建造物自然動物その他を巻き込んで暴走死することもある。しかしどんなに弱ってても魔王を青き(ジュール)一族以外の魔族が殺すことは出来ない。ジュールの末裔も、子供を作ってない魔王相手は魔力障壁が邪魔して殺すことは出来ない。なので、魔王は自分が発狂死する前に自分が気に入った人間に殺してもらおうとすることもあり、人間に殺されて終わる場合、最終的に魔王を殺すのは剣士であることが多いため、魔族討伐を営む剣士のことは勇者と呼ばれるようになったなんてこともあったりする。

 現魔王は変わり者と名高き6代目魔王のライナス。


 天使について。

 神々が己の次元を作り、精霊達を纏める際、多くの世界に別れた神々の伝達役として生まれた存在。白い羽と、愛らしい容姿で基本無性別。寿命は500年前後。子供は母天使と呼ばれる女の性別をもって産まれた天使が50年に一度くらいの頻度で、天界の清浄な霊力を吸収し性交なしで20人ほどの天使を生み次代に繋いでいる。このうち1人が母天使となり、霊力を蓄え子を産み育てる役目を担い、性別無き他の一般的な天使達が神々の間を走り回りしもべとして働くことになる。食事は天界にある神々の霊力を受けた果物。


 勇者について。

 魔王の欄でも説明したが、魔王が周囲を巻き込んで暴走死するのを防ぐため、魔王が発狂する前にトドメを差す役だった人間が、剣士であったことから、魔王やら魔族専門に戦う剣士のことをこう呼ぶようになった。


 魔法使いについて。

 正式名は魔術法式第二章精霊使い。精霊と契約し、使役する人間のことをさしていう。基本的に霊力が豊富な土地でしか精霊とコンタクトはとれないため、使える人間はマディウムにくらいしかいない。因みに第一章は、魔法剣技士であり、剣に属性付加した魔力を込める職人のことなので、第二章とはついているがこっちのが職業としてはメジャーである。ちなみに精霊使役条件の、出された試練をクリアするにしても、最初の呼び出しの際、自分と相性の良い精霊しか呼び出すことが出来ないため、大抵の魔法使いが扱える属性は1~3属性が平均である。


 リリヴァス王国について。

 神歴428年建国。公用語リリヴァス語。国花はミヤコワスレ。国歌は『我らは偉大なる剣と共に』(作詞作曲神歴895~897年)

 国土面積は王国時代は北海道くらいで、帝国に名を変えてからは北海道+九州くらい。人口は主人公が生まれた時は約230万人。主人公死亡時は約360万人。

 初代国王は、四代目魔王コーネリオスを倒した3大英雄の1人、剣聖のリヴァル。そのため、リリヴァス王国は剣の国と呼ばれており、王家の家名である「リリヴァスージ」の意味も、「剣王の裔」という意味を持ち、王族が剣を習うのは、半ば慣習化している。

 また、神歴1045年をもって、リリヴァス王国は三国を合併、リリヴァス帝国に名を変え、第45代目を冠する若き国王シルゲリア・ゲイル・ライラック・サプソン・リリヴァスージ(本作品に出てくるラディシス・アークグレイ・オルミア・リリヴァスージの孫に当たる)の代より、王という呼称も皇帝へと変わった。

 金山と銀山を有しており、海が殆どないが過ごしやすい気候で作物も豊富な恵まれた国。だが、神歴800年代後半から魔王の領地との隣接状態が続いており、魔王軍と争う可能性が最も高い国でもある。山が比較的多い土地柄で平地は少なめ。そのためか、牛よりも山羊のほうが多く飼われており、ミルクといえば、普通は牛乳ではなく山羊の乳をさす。牛はいないわけではないが、基本的に数は多くないし、農作業要員であり、食肉とは思われていない。

 基本的に綺麗な水と食料に恵まれた土地であるため、餓死者は滅多に出ないのだが、大きな川がいくつかあるせいなのか、大雨が降ると洪水が起こりやすいことが施政者にとっての悩みの種。家は木製であることが多い。

 尚、北部のほうは天然の温泉が多いらしく、その地方の人間は温泉に浸かる文化をもっているが、基本的に風呂は数日に1度川で水浴びか、沸かしたお湯で体を拭くかのどっちかである。


 貨幣について。

 貨幣は基本的に硬貨のみであり、紙幣は存在しないというのが、マディウム大陸にある国家全ての共通点である。ただ、貨幣のデザインについては、国ごとに異なり、同じ金貨といえど国が違えば価値が同じとは限らない。

 貨幣は全部で、銅貨オルヴァ銅銭オルヴェ銅判オルヴォ銀貨シルヴァ銀銭シルヴェ銀判シルヴォ金貨ゴルヴァ金銭ゴルヴェ金判ゴルヴォの9種類がある。

 とりあえず、物語の舞台となっているリリヴァス王国を基準にして、日本円で1円につき1銅貨と換算した場合、これらの貨幣価値は以下となる。

 1銅貨=1円。

 1銅銭=10円。

 1銅判=50円。

 1銀貨=500円。

 1銀銭=2000円。

 1銀判=1万円。

 1金貨=5万円。

 1金銭=25万円。

 1金判=100万円。

 ちなみに銅貨コイン、銀貨コイン、金貨コインの大きさは大体5円玉サイズ。

 銅銭コイン、銀銭コイン、金銭コインの大きさは500円玉サイズ。

 銅判コイン、銀判コイン、金判コインの大きさは100円玉6枚合わせたくらいの大きさの4:6バランスの長方形サイズな貨幣である。

 リリヴァス王国の硬貨は、全てに置いて、国花であるミヤコワスレか、剣のどちらかをモチーフにしたデザインがどこかに入っている。

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