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第1話 はじまりの朝

細かい設定は後になる予定です。

初めは子供の主人公が知りうる範囲で少しづつという形にして、成長とともに世界も拡げていくつもりなので後付けの設定なども出てくるかもです。

始めて書くので分かりにくい部分もあるかと思いますが、楽しんで貰えたら嬉しいです。

「起きなさい、ユーリ」

誰だ?僕の安眠を邪魔するのは。あ、ユト姉さんか。じゃあまだいける。


「もうちょっと寝る。。」

朝のまどろみは、最高です。邪魔しないでよ。毛布を深くかぶり治して隠れる僕。


「もぅ!早く起きてよ!」

ユト姉さんは布団を剥がそうとしてきた。それを察知して僕は体を毛布に絡めて体重をのせて防いだ。


「うーん・・・」

よし、これで姉さんの力じゃはがせないぞ!もうちょっと寝よう...

「まったくもう」


姉さんは諦めたのか、寝室をでていった。


よし、これでもう少しねれ・・ん?ガシャン!


「こらっ!ユーリ、さっさと起きな!!」

さっきとは違う鋭い声に心臓だけじゃなく体まではねた。


「うわっ」

びっくりして飛び起きる。ドーラ姉さんだ。逆らわないほうがいい。どうなるかわかったもんじゃないし...


「やっと起きたね。」

もう少しぐずってりゃ拳骨くれてやったのに、運がよかったねぇ。朝飯にするからさっさとおいで、と残念そうなドーラ姉さん。自分の素早い決断に救われた。


「はーい」

素直におきるぼく。

あぶなかった・・仕方ない、起きよう。因みに初めに起こしに来たのはユト姉さんでもちろん別人である。取り敢えず顔を洗って目を覚ます僕。


「おはよう、ドーラ姉さん、ユト姉さん」

目が覚めた僕は居間にむかい、そこにいた2人に声をかけた。


「ちゃんと起きたか」

ドーラ姉さんが僕のほっぺを引っ張りながら聞いてきた。


「おはよう、ユーリ。どうして私の時は起きてくれないのかしらねぇ、この子は」

ユト姉さんが半目で睨んできたが気にせず席に着く事にした。


「あはは」

まだ睨まれてたので、一応笑っておいた。


「もうっ」

膨れっ面になるユト姉さん。

「んじゃ、たべようかね、いただきます」

ドーラ姉さんが呆れながらも待ちきれなかったのか食事を開始してくれた。助かった。


「「いただきまーす」」


いつもの朝の光景。家族は3人だけだ。ドーラ姉さんは男勝りで気が強い頼れる家長だ。13才だけどギルドで傭兵として働いている。

3年目とはいえまだ身体もできていないので、年上の傭兵仲間にお世話になっているそうだ。見た目は結構美形?かな。きりっとしててカッコいい感じだ。傭兵らしく目は鋭いけど、笑うと優しい顔になる。

後、僕達姉弟には見た目に共通点がある。顔のつくりはあまり似ていないけど3人とも髪の毛が白金色か金色でその一部が黒色なんだ。ドーラ姉さんは肩まで伸びるウェーブのかかった髪の右側の一部か黒い。その黒髪を三つ編みにしている。


ユト姉さんは、10才で、家事に育児(僕を?)などをしてくれていて、手空きで編み物なんかをつくったりしている。基本的に凄く優しい。僕だけじゃなくて他の友達たちにも優しいから人気者だ。ユト姉さんも見た目はすごく可愛いかな。ユト姉さんは前髪の一部が黒髪だ。


そして、僕はまだまだお子様だ。見た目はどうかな?姉さんたちは可愛いっていうけど。僕の黒髪はドーラ姉さんと逆側に生えている。そこだけ少し長めに伸ばして三つ編みにしてもらっている。ドーラ姉さんとおそろいなんだ。


両親は死んでしまったらしい。詳しくは聞いたことがないからわからないけどね。


ちなみに会ったことはないから寂しくはないよ。姉さん達がいるからね。


さて、今日は何をしようかな?とりあえず遊びに行こうか。楽しいことがあればいいなぁ。


こうして今日も僕(4才)の1日ははじまります。

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