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作者: walkmachine

変な眼をした人。

青い目をした人がいた。

ドイツ人だった。

変な眼って言ったら怒られた。

日本語分かる人だったみたい。

謝った。


変な眼をした人。

黒い眼をした人がいた。

日本人だった。

変な眼って言ったら不思議そうな眼で見られた。

君も同じ目じゃないかって言われた。

適当に流した。


変な眼をした人。

濁った眼をした人がいた。

驚かれた。

変な眼って言ったら逃げられた。

近くて配ってた号外にさっきの人が大きく載ってた。

ふーんって思った。


変な眼をした人。

さっきの人と同じ目をした人がいた。

鏡だった。

変な眼って言ったら変な眼って言われた。

さっきの人が後ろにいて、首筋にナイフをあてていた。

意識が飛んだ。



へんなめをしたひと。

まわりのひとがみんなあかいめをしている。

どいつじんもにほんじんもあかいめをしていた。

へんなめっていったらしゃべったぞっていわれた。

さっきのひとがはしっていくのがみえた。

にごったあかいめがみえた。


つまりそういうことなんでしょう。



















変な眼をした人がいた。

濁った眼をした人だった。

殺されかけた。

変な眼って言ったら殺されかけた。

そのせいで僕は病院にいる。

変な眼って言わないようにしようと思った。



「ああ、意識が戻ったんですね!」



きれいな眼をした人。

輝く目をもった人だった。

白衣を着ていた。


「眼、きれいですね」


「そうですか?」


照れられた。


「この間は変な眼って言ってましたよね?」


バレタ。


「あはは」


誰か来て。


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