Ep.5 未来の志望
Ep.5 未来の志望
俺の名はナス、竜だ。今日は幼なじみが遊びに来た。彼の肌は黄色だから、みんなバナナ君って呼んでる。バナナ君は頭がいいし、成績もいつもトップクラスだ。今、大学竜学試験の合格を目指して猛勉強しているらしい。高卒してからしばらく顔あってないから、今日来てくれてとても嬉しい。
【バナナ】「おお!ナス!元気でやとるか」
【ナス】 「バナナ君!久しぶりだな」
【バナナ】「相変わらず派手な家だなぁ、金コインばっかりで羨ましい」
【ナス】 「勉強は順調?」
【バナナ】「楽勝楽勝、ナスは?仕事順調?」
【ナス】 「まぁ、まだ慣れとは言えないが、だいぶ落ち着いた」
【バナナ】「そうか、安心した」
【ナス】 「専攻は決めた?」
【バナナ】「まぁね、一応経済学を狙ってる」
【ナス】 「そうか、バナナ君のお父さんは確かにあの大手銀行の銀行員だな、なんだっけ」
【バナナ】「うむ、みずほだ」
【ナス】 「そうそう、名前はおかしいと思った。」
【バナナ】「初代社長は水竜だからね」
【ナス】 「卒業してお父さんの後継ぎか」
【バナナ】「うん、まだわかんない」
【ナス】 「うん?銀行員いいじゃない、平和な仕事だし、給料も高いし、かっこいと思うよ」
【バナナ】「聞きつらいよ」
【ナス】 「聞きつらい?」
【バナナ】「我らは竜だぞ!銀コイン銀コインって呼ばれてたまるか!誰が銀コインが欲しいか」
【ナス】 「まぁ、そりゃそうけど。。。聞きつらいだから進路を諦めたらもったいないよ」
【バナナ】「フン!」
【ナス】 「わかった!そうすりゃどう?銀行員としてしばらく我慢してさ、一生懸命頑張って成績出して、出世したら偉い人になって、呼び方を変えてやるなら?ほら、銀行員じゃなくて金庫員とかさ」
【バナナ】「おお!すげぇ!めっちゃいい発想だ!」
【ナス】 「へへ!」
【バナナ】「ナスも頭もいいな、山に閉じ込まれてもったいないよ」
【ナス】 「そんなことないよ、どんな仕事でもやり甲斐があると思う」
【バナナ】「そうか、もう見つけたか」
【ナス】 「今は薄々だけど、やればやるほどきっと明確になれると思う。そうだなぁ、せめて我が竜に対して世間の評判を変えてほしい」
【バナナ】「どうやって?」
【ナス】 「まだわからない」




