[漫才]リア充爆破したい
ボケ(男)非モテ
ツッコミ(男)彼女持ち
ボケ→ボ「 」
ツッコミ→ツ『 』で表示します。
ボケ「どうも〜。彼女いない年数は生きた年数と同じリア充を呪う1人でーす」
ツッコミ『明るく言えばいいってもんじゃないぞ』
ボ「あ、出たな、リア充」
ツ『誰がリア充だ』
ボ「すまん、間違えた。浮気男」
ツ『誰が浮気男だ!ちゃんと彼女は1人だ!』
ボ「お前の今までの人生で何人のファムファタールがいた?」
ツ『ファムファタールって言うな。彼女って言え。今までに付き合ったのは3人だ』
ボ「トリカブトとカエンタケとエノコログサ食べさせてやろうか」
ツ『最初の2つ毒じゃねぇか!しかもエノコログサって猫じゃらしのあの草だろ。喉がいがいがするわ』
ボ「オレは今、お前にいがいがしてる」
ツ『何を可愛らしく殺害予告を言い換えてるんだ。お前が聞いてきたんだろ』
ボ「春じゃなくても年中盛ってる万年発情男が!」
ツ『何を嫉妬してるんだよ。彼女の代わりにならない相方はお前だけだよ』
ボ「…お、オレもだよ…ばかっ…。……って、あぶねえ!騙される所だった。そう言う所だぞ!お前が浮気男だって思うところ!」
ツ『何だよ、壁ドン顎クイしてやればいいんだろ?』
ボ「やめろよ!一部の腐った人たちしか喜ばないパターンだろ!」
ツ『じゃあ、何をしたいんだよ』
ボ「リア充爆破したい」
ツ『は?』
ボ「リア充爆破したい」
ツ『相方が犯行予告しはじめた。どうしよう』
ボ「いや、全てのリア充を爆破したいんじゃない。公序良俗に反するリア充を爆破したい」
ツ『例えばどんなの?』
ボ「そんなことも分からないのか。やれやれ、これだから浮気男のリア充は」
ツ『普通にしてれば公序良俗に反しないじゃないか』
ボ「じゃあ、お前のデートを査定してやるよ」
ツ『せめて審査な。なんで査定するんだよ。金払ってくれるのかよ』
ボ「あ、カズオさーん、おまたせ!今日はどこに行くの?」
ツ『急に始まったな。待ってないよ。今来たところだから。じゃあ、映画でも観ようか』
ボ「えー、ハナコ観たい映画あったの。ゾンビ映画」
ツ『完全に何かする気だな、ハナコ。いいよ、じゃあ行こうか』
ボ「映画が始まりましたっと。そんで隣に座っています。きゃー、こわーい!と、ハナコがカズオにしがみついた。さあ、どうする」
ツ『大丈夫だよ。手を握っていようか?』
ボ「はい、リア充爆破!!」
ツ『なんでだよ!ハナコ最初からそのつもりだろ。それに手を繋ぐくらい幼稚園児でもやるぞ』
ボ「破廉恥な!近頃の幼児は危ないな!いいか、見本やってやるからお前ハナコな」
ツ『キャ〜、こわーい、カズオさん!腕をぎゅっとする』
ボ「はい消毒液噴射!」
ツ『あっぶね!目に入るわ!』
ボ「コロナ禍で不要な接触はダメだろ」
ツ『それは彼女にフラれるわ』
ボ「フラれたことありません〜彼女いたことないから〜」
ツ『言ってて悲しくない?』
ボ「消毒液噴射!」
ツ『あぶね!じゃあ、お別れのキスとかどうすんだよ。キスしてと言われても断るのか!』
ボ「破廉恥!」
ツ『消毒液噴射するな!』
ボ「キスすると子どもできるんだぞ!」
ツ『今どき、幼稚園児の方が進んでるわ!』
ボ「今の日本の教育はどうなっているんだ…未就学児の破廉恥な行為を容認しているのか…?」
ツ『何のカルチャーショックだ』
ボ「ちょっとこれから幼稚園爆破してくるから。じゃ」
ツ『待て待て待て。リア充になる前に芽を摘むつもりか』
ボ「夫婦岩ですらリア充だ。園児を爆破して何が悪い」
ツ『拗らせすぎてつっこみづらいわ』
ボ「ふっ…爆破は男の美学だぜ…」
ツ『何ハードボイルド感出してんだ。ただの犯罪だからな。リア充爆破』
ボ「オレの傷ついたハートはもう爆破でしか癒せない…」
ツ『仕方ない。相方を犯罪者にするわけにはいかないんでね』
ボ「きゃっ!」
ツ『なあ、ハナコ、他のカップルなんてどうでもいいだろう?』
ボ「壁ドン!だ、だめよ!カズオ!あなたにはファムファタールが!」
ツ『ふっ…彼女の代わりはいても、相方の代わりはいない…お前だけだぜ…』
ボ「あ、顎クイまで!だ、だめよ!オレたちは男同士で…」
ツ『リア充を爆破しようなんて考えている余裕があるなら、俺だけでお前の頭をいっぱいにしてやるよ…』
ボ「あ、そんな、だめよ!薄い本があつくなっちゃう!」
ツ『俺とお前だけで世界をいっぱいにしようぜ…』
ボ「だ、だめよ、ああ!オレたちが破廉恥なことに!ど、どうすれば!
はっ!自らをリア充爆破すれば!」
檸檬爆弾『ちゅど〜〜ん!』
2人『「どうもありがとうございました〜」』
*檸檬爆弾は爽やかな香りをふりまくだけの爆弾です。安全性に考慮した檸檬爆弾を使用しております。